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とうとう11回目の更新

2008-01-16 | 心の体験的日記
今日は午後から東京
午前中、医者で薬をもらい
あと2時間、何で時間をつぶすかという状態
Macにあるファイルから古い内容のものを次々とアップしていたら、
とうとう、11回めの更新になった次第
古いものでごめなさい。
でも忘れほど古いものですから、
多分、それなりに新鮮かも
と勝手に思い、アップしてます

認知心理学シラバス

2008-01-16 | 認知心理学
03/11/18kaiho
学類 シラバス
16年度1,2学期
人間学類
認知心理学シラバス(仮)

1学期 認知心理学の潮流
 コンピュータの開発に触発されてはじまった知の研究は、認知科学/認知心理学として、20世紀の後半の心理学をリードしてきた。その潮流をたどりながら、知の科学の全体像を講義する。
 行動主義 認知主義 人工知能 情報処理モデル 状況論 認知的徒弟性 並列分散処理 社会的構築主義

2学期 認知工学の展開
 半世紀の間、認知の科学は膨大な知見を積み上げてきた。それをベースにした応用研究も活発に行われるようになってきた。その中から、「わかりやすさ」をキーワードに、ヒューマンエラー、わかりやすい表現、インタフェース設計などについて、事例や実習を交えて講義する。
 思い込みエラー メンタルモデル うっかりミス 
 注意管理 確認ミス 取り扱い説明書 グラスボックス化
 ブラックボックス化 直接操作性 ユーザビリティテスト
 

因果関係

2008-01-16 | 認知心理学
03/8/12海保


「因果関係」
 因果関係は、次の3つの要件を満たす必要がある。
1)影響力である。原因(独立変数)が結果(従属変数)を引き起こす力がなければらない。
 言葉は原因たりうるのか
 動機は原因たりうるのか

2)時間的順序性である。原因が結果より時間的に先行しなければならない。
 意図は結果より先行するか

3)十分条件である。原因があれば結果が起こらなければならない。
 確率的な事象はどう考えるか

学力低下 高校生へ向けて

2008-01-16 | 教育
03/12/4 kaiho
付属 冬休み前 あいさつ
「勉強の心構え」

●日本の最近の若者の「3低」
 昔、結婚の条件に「3高」というのがありました。「学歴が高いこと」「年収が高いこと」「背が高いこと」を女性にとっての結婚の条件に、というものでした。
 それにならって言うなら、「3低」というのが、若者について言われれるようになってきました。
 ・学力低下
 ・意欲低下
 ・規範(モラル)低下
 今日は、3低の一つである、学力低下について、少し話しをしてみます。

●若者がだんだん勉強しなくなった!!
 NHK放送文化研究所編「中学生・高校生の生活と意識調査」(NHK出版)によると、学校外での1日の勉強時間は、
 1982年時点で、中学生113分、高校生99分
 2002年時点で、中学生 73分、高校生55分
となり、20年間で序々に減少しここまで短くなってきました。
 また、別の調査(内閣府「第2回青少年の生活と意識に関する基本調査」2000年)では、1995年と2000年とを比較すると、小学生から大学生まで、「ほとんど勉強していない」と答えた割合が、増え、さらに、
 その割合は、小中高大となるにつれて増加し、
 高校生では39・7%、大学では、なんと47.5  %が「ほとんど勉強していない」と答えています。

 勉強時間が長ければよいというものではありませんが、どこまで短くなってしまうか、やや心配です。
 
●勉強することは良いこと
 勉強時間の長短はともかくとして、若者にとって勉強することが「良いこと」であるのは、間違いありません。
・長い人生で役に立つ知識をたくさん仕込むことができます。
・集中力、記憶力、思考力などの能力も陶冶(とうや)できます。人生で何回かは 挑戦しなければならない、知識競争、能力競争に打ち勝つための強力な武器を身につけることにもなります。

 そこで、今日は、勉強するときに心がけてほしい原則のようなもの3つ、話しをしてみます。

●その1「勉強の目標を時折、点検する」
 「今、勉強するのは、なんのため」ということを時折、点検してみることです。
 目標には、長期的な目標、短期的目標があります。あまり先の目標を想定すると、目の前の勉強に力が入りません。また、あまり短期的な目標にこだわると、勉強が狭くつまらないものになります。
 長期目標と短期目標との間で行ったり来たりしてするような気持ちで、今している勉強はなんのためかを点検してみるのです。 
 明日の不得意科目の試験のための勉強が、将来つきたいと思っているパイロットの仕事に役立つと考えれば、勉強への動機づけが高まります。
 

●その2「全体-部分関係、部分-部分間関係を考えながら勉強する」
 今している勉強内容を孤立させないで、より大きな内容と、あるいは、他の内容と関係づけるようにすることです。
 孤立した知識はすぐに忘れてしまいます。生きた知識になりません。
 豊かな関係のネットワークを作っている知識ほど、あなたを支える知力となります。
 たとえば、3角関数は、音楽の周波数分析にも使えます。
 徳川家康は、織田信長、豊臣秀吉とどういう関係にあるかがわかると、もっと面白くなります。
 **
 ここで、クイズ。これはなに。これだけみれば、そうですね。ところが、こうした文脈でみれば、どうですか。
さらにこれならどうですか。
 これが、関係づけということです。

●その3「大事なこととそうでないところのメリハリをつけて勉強する」
 若者にとって勉強しなければならないことは山程あります。そのすべてを同じように力を注いで勉強するには時間が足りません。
 そこで、勉強にメリハリをつけます。大事なところにより多くの精力を集中します。
 何が大事かは、一つには、勉強の目標によります。だからこその目標の点検です。
 さらに、たとえば、三角関数の勉強では何が大事かといったこともあります。これは、授業で先生が随所でメッセージを諸君に伝えているはずです。それを逃さずにとらえることです。
 ただ、大事でない部分も、実は、大事なものと微妙に関係しています。無視すると、大事なものが死んでしまいます。人間にとって大事なのは、心臓と脳ですが、それだけでは生きられませんね。

 「知識は、われわれが天に飛翔する翼である。」というシェークスピアの言葉を、最後に紹介して、冬休み前の校長あいさつとします。

*************************
●知識は、われわれが天に飛翔する翼である。(シェークスピア)
●デカルトは、記憶がだめ。それが、「方法序説」で、確実な前提から出発し、論理的な連鎖によって物事を原因から演繹的にとらえる方法を打ち立てた。(中村雄二郎)

電源を入れたら画面に英文がずらり

2008-01-16 | 心の体験的日記
ウイドウスの電源スイッチを入れた
上から下へ英文がスクロール
こういうとき、Macだと電源を切ってやり直せば
たいていは、もとに戻る
ところが、ウインドウスは、電源が切れない
しかたなく、電池切れまでほっとおくことになる。
何時間になるのか検討がつかないので、久しぶりにMacを使っている
困ったものだが、前にもこんなことがあってような気がする

事例の効果

2008-01-16 | わかりやすい表現
本研究は,以上の知見を踏まえて,読解事態における事例の理解支援効果と動機づけ支援効果とを検討するために行なわれた。
 ねらいの一つは,事例と本文の内容的な関連度である。谷口の研究にもあるように,両者の類似度(関連度)が高ければ,事例は認知的興味を駆動して理解支援の効果はもたらすであろうことは期待できるが,あえて関連度の低い事例を使った時,それはどのような効果をもたらすのであろうか。図1に示すように(詳細は実験の目的の項で述べる),事例内容と本文内容との概念的葛藤が両者の整合性をとるような読みを発生させ,それが理解になんらかの効果を及ぼすことが想定される。
 もう一つのねらいは,麻柄らの効果検証の技法を踏まえて,本研究では,図に示す読解のプロセスモデルを直接反映するような工夫をすることで,効果査定,さらには,モデル評価をより精緻かつ直接的なものにする試みを行なってみた。


注意の自己管理を最適化する

2008-01-16 | ヒューマンエラー
注意の自己管理を最適化する

 注意は、ある程度までは自己管理できる。集中しようと思えば集中することができる。注意力が落ちてきたら、「がんばって」注意力を高めることができる。注意にはこうした能動的な側面があるので、注意の自己管理の話が出てくることになるし、事故が起こると、自己管理不全が個人の過失責任として法律的な罪にも問われることになる。
 なお、最近は犯罪多発傾向のあおりを受けてか、この業務上の過失責任を問う声が厳しくなっている傾向がある。被害者からすれば、それで溜飲は下がるかもしれないが、「誰がしたかよりも、何がそうさせたか」を追及しないと、また誰かが同じ「過失」を繰り返すことに終ってしまうので、社会的には好ましいこととは言えない。
 それはさておくとして、注意の自己管理力の向上によって、うっかりミスを少しでも減らす方策とはどんなものがあるのであろうか。
 実は、そのための有効な方策がそれほどあるわけではない。また限界もある。この点の認識をしっかり持たないと、「安易な」精神論か「カルト的な」自己鍛錬の話しになってしまう危険性がある。
 ごく当たり前の方策の一つは、注意の特性についての知識を豊富にすることである。たとえば、「易しい課題をするときより難しい課題をするときのほうが、注意レベルは低めにする(ヤーキーズ・ドドソンの法則)」ということを知っていれば、そうした場に遭遇すればそれなりの対策を自ら工夫することができる。
 特定の場に固有の体験的な知識もあるし、心理学の研究から得られた普遍的な知識もある。心理学者の啓蒙的な活動が求められるところである。注意に関してどんな知識があるかについては、次節で述べる。
 なお、これに関連してさらに、こうした知識を実践できる形にする方策も身につける必要がある。知識は使えてこそ有効性を発揮する。そのためには、一定の訓練プログラムで教育を受けるのが一番であるが---とはいっても、注意管理に特化したプログラムの存在は寡聞にして知らないのだが---、誰もがいつでもそんな機会をもてるわけではない。日常の場で意識的な試みをすることで、知識を手続き化していくしかない。
 そのときのポイントは、今自分の注意状態がどのようになっているかをきちんととらえること(モニタリングすること)、そして、それに応じた注意資源のコントロールをすることである。
 たとえば、次のように頭を働かせれば、エラーも減るはずである。
1)スピード負荷がかかっていて、「あわてている」ので---これがモニタリング
2)必要な要素動作を省略してしまう恐れがあるので、指差呼称をきちんとしながらやっていこう---これがコントロール
 なお、ここで、省略エラーや指差呼称は、知識として持っている/知っていることが前提になることに注意されたい。こうした知識の有無、そしてそのタイミングよい運用が、注意の自己管理にいかに大事かがわかる。
 これについて、筆者は、車の運転時の活用を提案している。車の運転ほど、注意の自己管理の実践の場としてふさわしいものはない。運転そのものが安全になるだけだけでなく、仕事の場での活用に転移する自己訓練ができる。車の運転をしない人なら、家事の場も使える。
 いずれも、日常的に頻繁に、ちょっとした努力でできることが肝要である。


2008-01-16 | 心の体験的日記
近所にクリニックができた
つくばまでもらいに行っている薬を
ここでもらえれば、助かる
あす、行ってみる。
それにしても、つくばの医院から
カルテなどがもらえるとうれしいのだが、
無理だなー
また初診から始まるのかなー

ヒューマンエラーを理解するための心理学キーワード

2008-01-16 | ヒューマンエラー
ヒューマンエラーを理解するための心理学キーワード」

情報処理容量/固執/危険感受性/エラー日誌/違反行動/ヒヤリ・ハット事例/m-SHEL/展望的記憶/ビジランス作業/知覚エラー/うっかりミス/ダブルチェック/認知スタイル/協調性/原因帰属

情報化社会とマニュアル

2008-01-16 | わかりやすい表現

筑波大学心理学系
海保 博之
目次ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●第1 知的革命
●第2 コンピュータがもたらした知的革命
●第3 電子的コミュニケーションの特徴
●第4 コミュニケーションとは
●第5 マニュアル研究から見えてくる
    情報化社会とコミュニケーションの諸問題
○5ー1)コンピュータが「不自然な」操作を要求する
○5ー2)よき書き手がいない
○5ー3)必要な教育がなされていない−
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