心の風景 認知的体験

癌闘病記
認知的体験
わかりやすい表現
ヒューマンエラー、安全
ポジティブマインド
大学教育
老人心理

アメリカにおけるイノベーション

2008-01-08 | 心の体験的日記
町山さんと前にお会いしたときに、アメリカで文化的なイノベーションを担っているのはつねにマイノリティであるという話を伺った。
音楽もファッションはほとんどが黒人かヒスパニック起源のものだし、現在のコンピュータ業界は中国系とインド系で持っている。
WASPは何もクリエイトしていない。
でも、この人たちは全員が「アメリカ人」なのである。
あの国は「後から来た人」がイノベーションを担うように構造化されているのである。(内田ブログより)

男の裸

2008-01-08 | 心の体験的日記
女の裸は美しい(ということになっている)
男の裸は醜悪(ということになっている)
でも、温泉などでひそかに観察していると
男の裸も、美しいと思わされることもある
その条件は、
30代、40代で若いこと、
鍛えられていること、
そして自信に溢れていることである。
男性の裸市場はびびたるものだが、
これからはもしかすると、成長産業になるかも。
いや、ならないねー。
裸を美しく見させるのは、背景に性欲、生殖生理があるから。

ヒューマンエラーを事故につなげないために ---心理安全工学序説

2008-01-08 | ヒューマンエラー
リレー連載;第2回 筑波大学「心理学系」 海保博之 ヒューマンエラーを事故につなげないために ---心理安全工学序説

第2回 知覚管理不全

はじめに  5感(視聴嗅触味)情報に基ずく知覚は、外界の「正確な」コピーではない。それは、まぎれもなくエラーに満ち満ちた世界であるが、見方によっては、生き残りのために人が作り出した見事な適応的世界とも言える。  その世界はメタ認知がほとんで機能しない。無意識的かつ自動的な認知活動だからである。それだけに、知覚管理不全による事故は、自己管理の不全よりも、人の知覚特性を無視した外部環境の設計不備にもっぱらその責を負わされることになる。  なお、本稿では、紙幅の関係で、視覚に話を限定するが、他の感覚モダリティでも基本的な考えは変わらない。

●見えるようにする---視認性支援  見せたいものが、暗がりにあったり、小さかったりすれば、見落とされる。こんな当然のことが忘れられてしまうことがある。  たとえば、昼夜間で作業が行なわれるとき、昼間はよく見える危険表示も、夜間になると見えにくくなり、事故というような例。  あるいは、文字の大きさも、見る距離(視角)によって、その心理的な大きさが変わることを無視して、見落しエラーによる事故というような例。  いずれについても、その対策は、自明のことなので、省略するが、こうしたごく当たり前のことも、きちんと安全管理のチェック項目として入れておく必要がある。

●見えの予測をガイドする---予測支援  知覚は、静止した状態よりも、動きながら行われていることのほうが多い。そこでは、普段はほとんど意識できないが、次の適切な動きの予測を支援するための情報の取り込みが行なわれている。暗がりを歩くとそのことがよくわかる。  自然の環境ではその予測がはずれることはあまりないが、人工的な環境では、突然、段差が出てきたり、急カーブになったりすることがある。これも、事故につながる。  道路の予告信号のように、表示によって知覚の予測を支援することが多いが、表示などなくとも自然に適切な予測ができるように人工的な環境を設計することが、人の知覚特性に配慮した環境設計の王道である。

●見た目の自然なまとまりを利用する---ゲシュタルト効果支援  似たもの(類似)、近くにあるもの(近接)、囲まれているもの(閉合)、対称なもの(対称)、連続したもの(よい連続)は、一つのまとまり(ゲシュタルト)として知覚される。  掲示板などでは、このゲシュタルト効果を活用すると、伝達効果があがる。 図1 ゲシュタルト効果を活用した掲示例

●違いを際立たせる---弁別支援  文字形の「右」と「左」は、字の概形が似ているので、弁別には不適である。  男女のトイレの場所の指示も実にいろいろある。あごひげの絵と口の絵、スカートとズボン、ピンクと青などなど。それだけを単独で見せられたら何のことがわからないが、しかるべき場所で両者を同時に見ることができれば、弁別はできる。  選択枝が2つしかない状況では、とりあえずは違いだけがすぐにわかるようにする。その上で、いずれがいずれかがわかる(識別)ように工夫することになる。  図2 違いを強調した例

●概形情報と特徴情報だけを際立たせる---識別支援  人はすべての外部情報を取り込んで処理しているわけではない。特に瞬間的に取り込むのは、概形情報と特徴情報だけである。  道路の行き先表示では、簡略文字を使うことが多いが、簡略の仕方が、概形と特徴をうまく際立たせて成功している。  文字だけでなく、似顔絵にみられるように、絵などによる表示でも概形と特徴が大事である。  こうした知覚特性を忘れて、たくさんの情報を提供してかえってそれがノイズ(情報ノイズ)になって、肝心の情報を見落とさせてしまう。 図3 イラストは概形と特徴をうまく強調する

●刺激が存在する周囲の環境に配慮する---文脈効果支援  ある対象を知覚するとき、その対象だけを知覚するわけではない。対象をとりまく環境も同時に知覚する。それが、対象そのものの知覚を「歪める」。  よく知られている例は、対比である。色で言うなら、青地に黒、白地に青は文字の読み取り精度を高める対比である。  錯覚もよく知られている。道路などでは、錯覚をうまく利用すると、心理的な速度感を狂わせて安全速度に誘導することもできる。   図4 塀の高さは同じに見える?

●見たものが現実と対応するようにする---同型性効果支援  知覚の世界は外界とアナログ的な同型対応をしている。右にあるものは右に、大きいものは大きく見えている。  ときおり、案内表示などで、この知覚特性を無視したものを見かける。表示の前で首を傾けたりして、地図を傾けてなんとか外と内との同型性を作りだそうしている。   図5 どうちらが大きい? 

●見た目をよくする---感性効果支援  そこには自分を貶めるリスクがあることを本能的に知っているからであろうか、汚いものは見たくないし、近づきたくないと思うのが人のさがである。知覚にも感性的な要素が微妙に影響している。  たとえば、危険表示でもそれが汚れていたり、下手な文字で書かれていれば、見るのもいやとなる。  作業現場などは黙っていれば汚れる。汚れの中にエラーや事故の種が隠蔽されてしまい、何かのときにそれが顕在化して事故が起こってしまう。

ホーム の意味が2通り

2008-01-08 | Weblog
サイトによって、「ホーム」の意味が違う
あるサイトでは、ホームをクリックすると
ログアウトしてしまうが、あるサイトでは、
ログイン後のトップへ戻る
統一してほしいね。
ログアウトが別にあるのだから、
ログイン後のトップへ戻るのが正解だと思う。

やりました。2度目のランク入り

2008-01-08 | 心の体験的日記
1/07(月) 1000 pv 318 ip 950位(931109 BLOG中

予想通り、正月あけ、一気にアップ
2度目のランク入りーー1000番以内が表示されるーー

愛読、感謝

このあたりが最終目標なのだが、様子をみて
目標アップするかどうか決めたい

認知の対称性

2008-01-08 | 認知心理学
「認知科学」特集論文募集のお知らせ  より引用 これは、おもしろそう!!

特集タイトル: 対称性:思考・言語・コミュニケーションの基盤を求めて(仮題)
掲載巻号: 第15巻第3号(2008年9月発行)(予定)

担当編集者: 服部 雅史(立命館大学)・山崎 由美子(理化学研究所)


■ 企画趣旨

 本特集は,これまで思考や言語に関して異なる分野で得られてきた知見を,
対称性という観点から関連付けて考えることにより,高次認知機能の基盤につ
いて深い洞察を得て,今後の認知研究の方向を示唆することを目的とする.

 ここでいう対称性とは,弁別学習における刺激等価性 (e.g., Sidman & Tailby, 1982) を構成する概念としての対称性を想定している.すなわち,
「A(見本刺激)→B(比較刺激)」の学習により,その逆の「B→A」の関係が
獲得されたとき,対称性が成立したとされる.対称性の獲得は,人間では幼児
でも容易であるが,人間以外の動物では極めて難しいことが明らかにされてい
る.ここで重要なのは,一般に,2項関係の対称関係は真とは限らないという点
である.つまり,対称性推論は論理的には誤謬である.

 これまでの研究により,対称性が,人間の推論・判断や問題解決,言語運用,
言語獲得など,高次認知の多くの側面と関係していることが示唆されている.
たとえば,効率的な推論,創造的思考,語彙の獲得,相手の意図の理解などに,
対称性が深く関与している可能性がある.そう考えると,対称性推論は,外界
の情報の効率よい認知や,高度に知的な処理を可能にするための基本的要件の
1つなのかもしれない.しかし,対称性が高次認知機能に広く関わるとしても,
その関係領域の広範さゆえに,研究成果やアイデアなどの学問的知識が共有さ
れにくいという難点がある.そこで,本特集では,この問題に関心を持つ異な
る分野の専門家の知見を集約して,この問題に対する洞察を深めたい.

 本特集で取り上げられる可能性のある話題をリストアップすることは不可能
であるが,たとえば以下のような論点が関係すると考えられる.対称性と思考
の関係は,精神分析学や哲学における示唆に富む指摘はあるものの,体系的・
実証的にはこれまでほとんど研究されてこなかった.そこで,個別の領域にお
ける実証的研究を,対称性という観点から吟味し議論することは意義深いであ
ろう.また,対称性と言語の関係についても,これまで示唆されたことはある
ものの,明確な関係はまだわかっていない.対称性の学習に言語が必要なのか,
あるいは逆に,言語の獲得に対称性が必要とされるのかという議論も重要であ
る.さらには,各領域で議論されている対称性が,本質的に同じものなのかど
うかすら明らかではないため,領域横断的な展望や論考も極めて有用と考えら
れる.

 以上のように,本特集では,対称性とその周辺の問題について,学際的観点
から再検討したい.そのことが,さまざまな高次認知機能の本質に迫るための
契機になると期待される.


■ 特集で扱う論文の範囲

 対称性に関係する研究領域としては,たとえば,ヒト(健常成人,子ども,
精神障害者)や動物に関する次のような領域が考えられる.ただし,これらに
限定するものではない.

・推論
・判断と意思決定
・問題解決と創造的認知
・カテゴリーと概念
・シンボルの使用
・言語(語意・語彙)獲得
・言語能力
・言語運用
・比喩やユーモアの理解
・コミュニケーション(意図の理解,相互信念の形成,メタ表象など)