自分を知らないと失敗する
前章で、頭の中のもう一人の自分(ホムンクルス)の働きをメタ認知と呼ぶこと、メタ認知は、大きく、自分の頭の働きを洞察することと、自分の心と行為をコントロールすることとがあることを述べました。
内なる失敗原因は、この自己コントロール不全によるものです。自己洞察がきちん
とできて、それにもとづいて自分の心と行為をコントロールできれば、失敗は起こりません。
だからがんばってください、といって、おしまいにしても良いのですが、それでは、竹槍戦法と同じになってしまいます。知りたいのは、どうやって頑張れば良いのかですね。
まず、失敗しないための自己洞察から。
1)知識不足は失敗をもたらしやすい
知識が不足していると、足らない部分は、既存の知識にもとづいて推測をすることになります。推測は、覚えている知識を思い出すときの失敗よりもずっと失敗する可能性が高くなります。
思い込みエラーが起こるのも、知識不足で問題や状況がよく理解できないような時に、勝手に自分なりの推論(解釈)をしてしまうからです。
知識不足による失敗を防ぐには、平凡なことですが、普段から、自分は何を知っていて何を知らないのかの洞察力を高めておくことです。既有の知識を探索するだけで解けるのか、あるいは、推測が必要なのかの仕分けができるだけでも、かなり失敗する可能性を下げることができるはずです。
2)能力不足は失敗をもたらしやすい
問題を解く能力がないのに解こうとしても、無駄です。失敗することにもなります。
試験では、100点をめざす必要はありませんから、これは自分の力では解けそうもないと判断できたら、手をつけないに越したことはありません。 とはいっても、この判断は、かなり難しいところがあります。普段の勉強のときに、安易にこの判断を乱用して、すぐに解答を見てしまうようでは、だめです。艱難辛苦して問題を解く体験を積み重ねる中で身に付いてきます。
さらに、自己洞察不足による失敗があります。節をあらためて考えてみます。
前章で、頭の中のもう一人の自分(ホムンクルス)の働きをメタ認知と呼ぶこと、メタ認知は、大きく、自分の頭の働きを洞察することと、自分の心と行為をコントロールすることとがあることを述べました。
内なる失敗原因は、この自己コントロール不全によるものです。自己洞察がきちん
とできて、それにもとづいて自分の心と行為をコントロールできれば、失敗は起こりません。
だからがんばってください、といって、おしまいにしても良いのですが、それでは、竹槍戦法と同じになってしまいます。知りたいのは、どうやって頑張れば良いのかですね。
まず、失敗しないための自己洞察から。
1)知識不足は失敗をもたらしやすい
知識が不足していると、足らない部分は、既存の知識にもとづいて推測をすることになります。推測は、覚えている知識を思い出すときの失敗よりもずっと失敗する可能性が高くなります。
思い込みエラーが起こるのも、知識不足で問題や状況がよく理解できないような時に、勝手に自分なりの推論(解釈)をしてしまうからです。
知識不足による失敗を防ぐには、平凡なことですが、普段から、自分は何を知っていて何を知らないのかの洞察力を高めておくことです。既有の知識を探索するだけで解けるのか、あるいは、推測が必要なのかの仕分けができるだけでも、かなり失敗する可能性を下げることができるはずです。
2)能力不足は失敗をもたらしやすい
問題を解く能力がないのに解こうとしても、無駄です。失敗することにもなります。
試験では、100点をめざす必要はありませんから、これは自分の力では解けそうもないと判断できたら、手をつけないに越したことはありません。 とはいっても、この判断は、かなり難しいところがあります。普段の勉強のときに、安易にこの判断を乱用して、すぐに解答を見てしまうようでは、だめです。艱難辛苦して問題を解く体験を積み重ねる中で身に付いてきます。
さらに、自己洞察不足による失敗があります。節をあらためて考えてみます。