失敗から学ぶ----失敗力その4
失敗したことから将来役に立つことを学べる力としての失敗力が、失敗力その4です。
一体何を失敗から学ぶのでしょうか。
一つは、同じ失敗を繰り返さない方策を学びます。はじめての失敗は許されても、2度、3度となると、ひどい自己嫌悪に陥ります。 周囲のあなたへの評価も下がってしまいます。
実は、筆者はワープロ入力で何度も同じミスを繰り返しています。「毛人」は「原因」の誤り、「狂句」は「教育」の誤りです。こんな入力ミスを繰り返しています。ミスの自覚がありますし、最終の確認もきちんとやっていますので、このミスがそのまま表にでることはあまりありませんので、そのままにしています。
しかし、試験最中にこんなことが起こるようなら大変ですね。普段の勉強や試験での失敗を点検して同じ失敗を繰り返さないようにすることです。
2つは、失敗を経験することで、失敗への認識を深め、そのときの自分なりの対処の仕方や心構えを学ぶことです。
たとえば、失敗すると心が乱れる。それをどう治めるかは、失敗体験を通してしか学べません。
3つは、失敗を体験することで失敗に強くなることです。失敗すれば、恥ずかしいし、自尊心も汚されるし、有能感も低下します。 失敗体験に伴うこうしたネガティブ感情も、体験しながら克服していく力を付けなければなりません。
最近は、失敗体験が極端に少ないまま成長してしまう子どもが多いようです。彼らが青年期になって社会の厳しさに直面しちょっと失敗すると、すぐにめげてしまいます。もっとたくさん失敗して、失敗にめげない強さ(「失敗耐性」)を付けて欲しいものです。