心の風景 認知的体験

癌闘病記
認知的体験
わかりやすい表現
ヒューマンエラー、安全
ポジティブマインド
大学教育
老人心理

アラフォー

2008-12-03 | 心の体験的日記
今年の流行語大賞のこの言葉
まったく知らなかった
around 40の省略語
恐れ入ったなー
一度も聞いたことも見たこともない言葉が流行語大賞とはねー
この流行おくれ
なんと解釈すればよいのか
まいった
こうやって次第に世の中から孤立していくのかなー
さみしいねー

漫画で学ぶ統計学

2008-12-03 | 教育
漫画で学ぶ統計学


後期の授業で使うテキスト

なかなかのできで、内容的にもしっかりしている

それでも、限界はある

たとえば、自由度

どういう説明で「逃げているか」チェックしたら、

自由度は、理論分布の形を変える

とあるだけ。まーしかたがないね。

すべてを漫画に期待するのもねー

自分でもうまく説明でいないのだから


学力を支える生活習慣

2008-12-03 | 教育
08-5-19
111112222233333444445555566666
400文字 15枚 6000文字 30文字 200行 
1ページ40行で5枚
東京成徳大学応用心理学部福祉心理学科 海保博之
学力を支える生活習慣 児童心理2008年5月

●朝食をとる子どもは成績が良いーーはじめに代えて
見出しは、最近ではもはや定説のごとくなった言説であるし、それなりにデータの裏付もある。
本稿のねらいも、こうした類の事実を発掘し、その心理学的な論拠のようなものを書けばよいことになるのだが、個別的な言説やデータは、インターネットを検索すれば続々と見つけることができる。ちなみに、「子ども」「生活習慣」「成績」とで検索すると、ヒット数は。17万件にもなる。そのいくつか。
・ TV視聴時間とゲーム時間が長いほど、成績が悪い
・ 本を読まない子どもは、成績が悪い
・ 睡眠時間が短い子どもは、成績が悪い
・ 寝る時間が決まっていない子どもは、成績が悪い
というわけで、本稿では、こうした個別的な事実を紹介することには重きを置かないで学力を支える生活習慣とは一体何なのか、どうすればそうした生活習慣を付けることができるのかを考えてみたい。

● 風が吹けば桶屋がもうかるーー生活習慣から学力まで
本題に入る前に一つ述べておかなくてはならないことがある。それは、因果的な事態の捉え方に対する警鐘である。
さすがに、ある生活習慣がつけば、ただちに成績があがるとは誰しも考えてはいない(と思う)。生活習慣と学力との間に、何かが介在しているはずとの思いはある。こう考えるのが科学的な因果思考である。
では、何を介在させるか。最近は脳であるが、これもただ説明のための方便程度のものが多い。心理学的な枠組で考えるなら、有力な介在変数の一つは、学習習慣であろう。つまり、生活習慣が良ければ、それに随伴して学習習慣が良くなり、結果として成績もあがる、とするものである。
 もっともそれ以外にも、考えなければならない要因はたくさんある。図には、当面思いつくそうしたものを因果的関連図にしてみたものを示してみた。事は単純ではないこと、短絡的な因果思考は事の本質を見えにくくしてしまうことをあえて前提にした上で、本論に入りたい。


          生活習慣   性格
         
          学習習慣  動機づけ
   家族              
   学校      学力
   仲間
   社会        目標

図1 生活習慣と学力との関係に影響すると思われる要因関連図

● 習慣とは
 「第二の天性」とも言われている習慣とは何なのかをあらためて考えてみる。
 天性とは言うものの、習慣は、生まれてから後に形成された学習である。しかし、学習の完成までの間は、かなり意識的な努力を必要とするし、技能が伴う時には、その訓練も必要となる。どれほどつらく長くかかった学習でも、ひとたび獲得されてしまえば(習慣化されてしまえば)、行動的にも認知的にもコストがかからない。だからこそ天性のごとくみえるのである。したがって、その習慣が好ましいならーー好ましくない習慣も山ほどある ーー身につけて、あるいは身につけさせてしまうに越したことはない。
そのようにして形成された習慣の行動的なレベルでの特徴を挙げてみると、次の2つになる。
 1つは、その時その場でいつも同じ行為をする。
 2つは、その行為は最初のきっかけ(トリガー刺激)によって自動的に要素行為が進行していく。多くは、時間がトリガー刺激になるが、場(状況)や声掛けなどによっても自動的に進行する。
 さらに、行動は認知によってガイドされている。習慣的な行動も同じである。その認知レベルでの習慣の特徴は、3つある。
 1つは、認知的な努力はほとんど払われることはないことである。あたかも、状況の刺激にガイドされて動く自動機械のようなものである。
2つは、したがって、行為全体は意識的であっても、要素行為は無意識的なことである。いつもと同じ状況であれば、何も考えずにいつもの行動をする。
3つは、行為も自動的に進行するが、それをガイドする認知過程も運動スキーマ(行動をガイドする知識のまとまり)に従って自動的に進行することである。

● 学力を支える生活習慣を形成するための6つの勘所
ここでは、保護者が小学生の低学年の子どもに学力を支える生活習慣(一部、学習習慣も含む)を形成させることを想定したときの勘所を6つ提案してみたい。
「勘所その1」時間ベースの習慣が基本
 起きるべき時に起き、食べるべき時に食べることが生活の基本である。これが習慣化されないと、ほかの習慣形成もおぼつかない。
大事なことが3つある。ひとつは自然な時間の流れにそった習慣になっているかどうか、もう一つは、いつもの時間でいつものことをする習慣になっているかどうかである。この両者は、子どもでは一致しているのが望ましい。
 自然な時間の流れとは、たとえば、起床時間。日の出と一緒に起きるのは農耕社会ならいざ知らず、学校へ行く子どもでは早すぎて不自然である。子どもが学校に行くために家を出るまでゆとりを持ってあれこれできる時間あたりが自然な時間になる。
 時間には、時計時間、脳(体内)時間、気象(太陽)時間、そして心理的時間の4つがある。その間にあまりに齟齬があるのは自然ではない。たとえば、睡眠時間をたっぷり10時間とっても、気象時間を極端に無視すれば、無理が生じてしまう。あるいは、一心不乱の遊びを15分しか許さないのは、心理的時間を無視していることになる。
 もう一つの、規則正しい習慣とは、時間とすることとが決まっていることである。要するに、定常的なスケジュールに従って生活していることである。低学年は小刻み、高学年になるほど大まかスケジュールが基本である。
 なお、自然で規則正しい時間ベースの習慣作りに際して大事なのだが忘れられがちなのは、心理的時間への配慮である。たとえば、つらいこと、いやなことは、心理的時間が長く感じられるので、習慣づけの最初の頃は、時計時間は短くしなければならないといった配慮である。
 時間ベースの習慣形成に関して大事なこととして挙げておかなくてはならない3つ目は、タイムリミット感覚とワークリミット感覚の問題である。言うまでもなく、時間ベースの習慣形成は、いついつまでに何をする(タイムリミット)感覚に依存する。この感覚が養成されないと、習慣形成はおぼつかない。
そのことは大事なのだが、生活すべてにわたってのタイムリミット感覚の養成をめざすのは危ない。生活領域によっては、むしろ時間を忘れてやりたいだけやる、満足できる水準までやる、というワークリミットの体験も入れる必要がある。そこには、子どもの創造性を発揮させる場が用意されるからである。たとえば、本を読む、工作をする、絵を描く、スポーツをするなどなどの領域では、ワークリミット、あるいは大まかなタイムリミットでいくべきである。
「勘所その2」状況を活用する
 家庭生活のように、状況が比較的安定しているところでは、状況を活用した習慣形成ができる。その状況になったらするべきことが自然にできるようにすることである。
たとえば、勉強する場所である。かならずしも、静かな個室である必要はない。しかし、勉強場所だけは、いつものところに決めておく。そこに座ったら、勉強する行為が自然に出てくるように習慣化しておく。最初は、勉強しない時はその場所を使わせないくらいまでしてもよい。
状況には、場所以外にも、家族メンバーが作り出す雰囲気のようなものもある。団らんでのTVを消すことや全員が知的活動をするとかといったことである。ごく自然にその雰囲気作りに参加することで好ましい生活習慣を身につけさせることができる。
「勘所その3」手順化する(シェーピング)
 習慣形成は一気にはできない。時間をかけて徐々にしていくことになる。とりわけ、スキルの上達が必要な習慣形成では、この点は大事である。
入学したての子どもが、朝起きて、きちんと準備をととのえ時間になって家を出るまでを考えてほしい。それが習慣化してしまった大人にとってはどうということのない(あたかも一つ行為であるかのごとき)膨大な数の要素行為をこなさなければならない。それに対する配慮を欠いて「早く、きちんと」を繰り返して無駄である。
 これができるようにするには、子どもがするべき課題を要素に分割して(鈴木ら、1998)、それを系列化しておくことが必要である。つまり、何をどの順序でするかを決めることである。
「朝の起床」「着衣」「身だしなみを整える」―――といった課題に分割し、それを系列化するのである。
そうすることによって、どこで子どもが習慣形成につまずくのかを見極めることができるし、どこを手助けすればよいかもわかる。
なお、課題分割は、学習の進捗に伴って、次第におおまかに(マクロ化)していくことも大事である。微に細にわたっての介入をいつまでも続けるのは、子どもの自発性という点から好ましくない。




図2 学習の進行に伴う要素課題のマクロ化
***編集者の方へ、2個の白枠□そのものは、無視してください。学習という文字はいきです
図全体は、小さくしてください

「勘所その4」学習習慣作りは保護者の介入が必要 
 低学年の子どもにとっては、生活習慣と学習習慣とは別物くらいの認識が必要だと思う。基本的な生活習慣は、幼稚園あたりでほぼ形成されるが、学習習慣となると、保護者の側からのかなり強力な介入がどうしても必要となる。
 まずは、学習の時間ベースの習慣作り、さらに学習の仕方にかかわる習慣作りも、手取り足取りの介入が、少なくとも最初の段階では必要である。
「勘所その5」習慣形成の意義を意識する
 小学校低学年の子どもに、ひとつ一つの生活習慣を形成することの意義を説くことは無用であるが、保護者側には、意義の自覚は必要である。そうすることが、子どもにとってどうして良いことなのかきちんと自覚しておくことは、習慣形成への介入の度合いを左右するからである。
 その点で、「学力は生活習慣が支えている」との言説や事実がこれほど流布されるようになったこの時期、子どもに習慣形成をつけようとする保護者にとって、その意義をあらためて自覚してほしいものである。
「勘所その6」悪習慣を除去する
 ここまで、学力を支える生活習慣を意図的に形成する勘所を述べてみたが、それを壊す生活習慣も形成されていることにも注意が必要である。こちらのほうは、保護者にも子ども本人さえも気がつかないうちに形成されてしまうことが多い。しかも、子どもの楽しみにかかわっているものが多いので始末が悪い。
 たとえば、コンピュータ・ゲーム。ゲームそのものが学力形成にとって悪かどうかはさておくとして、その習慣が学力形成を支える生活習慣、学習習慣を破壊してしまうところに問題がある。とりわけ、中毒性を帯びてしまうと、始末におえない。場合によって、徹底的な排除や隔離といった荒療治も必要となる。

*****編集者の方へ
もし次の「終わりに」を入れるとページがオーバーするなら、「勘所その6」を
「終わりにーー悪習慣を除去する」
にして以下の「終わりに」をとってください。
文献は入れます
********************

●終りに
 学力を支えるインフラとなっている生活習慣について考えてみた。そのインフラの形成は、もっぱら家庭に任されているところが、教師にとってははがゆいところでもある。ある調査では、教師の約7割が、「食習慣の指導」をしているとのことだが、できることは限られている。
 しかし、それでも、子どもの学びには、学校まかせにしないで家庭もこうした面でかかわってほしい(かかわるべきだ)というメッセージを学校から出し続けることは大事だと思う。
編集者の方へ、行数が多い時は、以下は削除でも結構です。ただし、末尾の文献は、入ります

4月17日付朝日新聞「青鉛筆欄」で、「秋田に学べ」と題して、2007年実施の全国学力調査で小6全科目日本一になった秋田県の教育標語「朝食をしっかりとる」「早寝早起き」を進学塾がコピーとして使用している話が紹介されている。そして、落ちは、県教委のコメント「都会では、家庭のことまで進学塾がやらねばならないのですか」。

文献
鈴木宏昭・植田一博・堤江美子 (1998) 日常的な機器の操作の理解と学習における課題分割プラン。認知科学, 5, 14 - 25




お空が電気を消しちゃった!

2008-12-03 | 心の体験的日記
お空が電気を消しちゃった! ~りりちゃん/1才6カ月 暗い所を怖がる娘。

夕方買い物から帰る時、外が暗くなっている事に気づいて、
「ママァ、お空が電気を消しちゃったょぉ。付けてぇ」と涙目で訴えたのです。
(gooベビーより)

5年前の昨日

2008-12-03 | 心の体験的日記
●認知的体験 03/12/1海保
「4時間の仕事がパー」
朝2時半から6時半まで、ようやく突破できた原稿だった。一文字をコード入力しようとあれこれやっていたらハング。気がついたら、今朝の仕事がすべてパー。こんなことをやっている暇はないのだが、回復の気力がわかない!!どうしようといったて、しょうがない。気力をふりしぼってやるか。やっぱりやめた!!朝飯にしよう。
***
++
5年前から何度、同じ事を繰り返していることか。
「失敗は失敗するほど失敗しなくなる」
「失敗は失敗しないほど失敗する」

◆暗黙知

2008-12-03 | 心理学辞典
◆暗黙知(tacit knowledge)〔1992年版 心理学〕
自動車の構造や運転の仕方をいくらことばで説明されても、実際に運転できるようにはならない。何度も自ら運転してみて、どのように運転すればよいかを意識しなくなったとき(知識の手続き化)、はじめて熟達した運転手になったといえる。
哲学者(かつては化学者)M・ポラニーは、このように、人間は語ることができるより多くのことを知ることができる、という事実から出発して、暗黙知という概念を提唱した。この概念によって、「語ることのできない」非言語的な知識は、意味を求めて現実に対して働きかける個人的で、能動的な活動の結果として形成されることを、主張した。