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発想支援の心理学 培風館

2008-12-22 | 認知心理学
●頭脳を有効活用する  

ビジネスマンを取り巻く環境が厳しさを増している。  
今まで以上に、頭を有効に活用して、競争に打ち勝つことが求められている。  発想管理とは、「みずからの発想を状況にあわせて最適なものにすること」である。発想することは誰にでもそれなりにできる。しかし、その質は、発想管理のコツを知っているかどうかで著しく異なるはずとの思いで、考えてみたものである。  頭を目一杯使っているようであっても、実は使い残しや稚拙な使い方をしているということが多い。  本書では、ビジネスマンの仕事のさまざまな場面を想定して、どのように頭を使うと効果的かを、認知心理学の立場から提案してみる。  認知心理学とは、頭の働きを研究している心理学の1分野である、そこには、頭脳資源の有効活用を考えるヒントが豊富にある。  

●本書の構成と読み方  
ビジネスマンの生活を、仕事を中心に、「企画」「会議・プレセンテーション」「知的実務(デスクワーク)」「対人関係」「休息・遊び」をもっぱら想定してみた。  それぞれの分野で鍵となるキーワードを数個程度、合計40個を抽出して、次の3部に分けて、発想の自己管理のヒントを提案してみた。  1部 発想のくせを知る   2部 発想を豊かにする   3部 発想を表現する   どの部、どの項目から読んでいただいても良い。  まずは、自分の気になる用語を見つけて拾い読みをしていただく。  あとは、本棚から時折引き出してその時々に気になる用語を見つけていただき、10分間読書をしていただくことになる。  各キーワードの解説の最後のページ(4ページ目)は、そのキーワードにかかわる図解、実習、クイズ、コラムなど、バラエティに富んだ内容を盛り込んでみた。そこだけ見てもそれなりに理解し、楽しめるようになっている。

●読んでほしい方々  
読者のターゲットとしては、30代後半から40代のビジネスマンである。  やや特異な年代に絞ったのは、30代後半は、現場離れの時期である。それまでは、仕事をしゃにむにやってきたが、それを部下にまかせて自分は管理的な仕事に軸足を移す時期である。  管理的とはいっても、人事管理などのどろどろしたものだけではない。  部下をも巻き込んだ発想管理も大事な仕事になってくる。  自分の頭の使い方も変えざるをえない。それまでの頭の使い方を振り返り、新たな仕事に立ち向かえるように、頭脳の使い方の切り替えが必要になっている。  本書は、そんな方々を支援することをねらったものであ

発想支援

2008-12-22 | 教育
04/10/17海保 講演要旨 11/18博多
 キャリアアップのための発想支援の心理学  培風館

    海保 博之(筑波大学心理学系)
概要*********************************
 ビジネスの場でより一層の豊かな発想が求められる時代になってきた。本講演では、認知心理学の立場から、発想にはどんなくせ(特性)があるかを紹介し、さらに発想をより豊かなものにするための工夫のいくつかを提案してみる。
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1部 発想のくせを知る
1-1)
思い込み-----思い込みながら納得的に生きる
■ポイント
1)人は何が何やらわけのわからない事態では、見立てをする。
2)見立てはうまくいけば納得的な理解ができるが、妥当でない見立ては、思い込みエラーとなる。
3)思い込みは、情報爆発の今、有効な知識の仕入れには効果的であるが、リスク管理には意を配る必要がある。

1ー2)
知識の活性化----眠った知識を揺り起こす
■ポイント
1)頭も準備体操が必要
2)情報を見えるようにしておく
3)人に話したり連想を活発にして、知識を記憶の底から引き出す

1ー3)
理系と文系ーーーー柔らかく考えて硬く実行する
■ポイント
1)理系は文系の、文系は理系の良いところを利用しあう。
2)与えられた前提や制約を疑ってみる。
3)理系的な仕事でも、文系を少しまぜると質の高い仕事ができる。
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2部 発想を豊かにする

2ー1)
連想ーーーー正解のない世界を楽しむ
■ポイント
1)「正解」ばかりにとらわれない
2)ときには連想を楽しんで頭を柔らかくする
3)連想は数多く、多彩に

2-2)
失敗文化ーーーー失敗しながら生き生き生きる
■ポイント
1)失敗から学ぶ姿勢が大事
2)失敗しながら創造的に生きる
3)失敗を憎んで、失敗した人を憎まず

2-3)
マクロとミクローーーー大きく考えて細かくつめる
■ポイント
1)ミクロ最適化の罠に要注意
2)マクロを絶えず意識する
3)「中長期の目標から」「より上位から」「他との関係から」も考えてみる

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引用は、海保・松尾「キャリアアップのための発想支援」培風館より

5年前の明日

2008-12-22 | 心の体験的日記

●認知的体験 03/12/23海保
「書き手として大尊敬している人がTVのコメンテターをしているのをみてがっかり」
はっきりいって不適切な役割である。あれほど凄いことを書いている人が、ぼそぼそという感じでコメントする姿はみたくない。ニュース番組のコメンテータの資格は、顔が明るい、話にメリハリがある、話しが短い、視聴者が言って欲しいことをずばり言ってくれる、少しだけ知らないことを教えてくれる、といったところか。
●今日の箴言、名言集 03/12/23
「ほとんどのユーザは、初心者でもなかればエキスパートでもない。かれらは永遠の中級者なのだ」(アラン・クーパー「コンピュータはむずかしすぎて使えない!」翔泳社、p337)
●認知的体験 03/12/23海保
「今年の自分を表現する4字熟語」
ひがき氏にならってと思って見出しだけは書いてみたが、語彙不足でいっこうに出てこない。
「平々凡々」「一撃瓦解」「暖衣飽食」「東奔西走」「感謝感激」
その日垣氏「ガッキファイター」からの一部、許可なし引用。
落選した山拓はどう見ても「酒池肉林」。
 田原総一朗は最近「粗製濫造」。
 引退した野中広務は「海千山千」。
 土井たか子は「二束三文」。
 継いだ福島瑞穂は鈍感的「四面楚歌」。
 小沢一郎は「起死回生」。
 田中真紀子は「針小棒大」。
 菅直人は「千載一遇」。