心の風景 認知的体験

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●目撃の特徴

2008-12-14 | 安全、安心、
●目撃の特徴
 我々は、犯行や災害や事故の「後」を見ること/聞くことは多いが、事件、災害、事故が発生した瞬間、ましてやそれが起こるまでの過程をみずから目撃することはほとんどない。**注1**
それだけに、その現場での人による目撃は貴重である。これには、当事者による直接目撃と周辺者による間接目撃とがある。いずれの目撃にも共通しているのは、その時その場でのごく短時間の、しかも、恐怖の感情にとらわれた出来事を見聞きしてそれを一定時間後に想起することである。ところが、人の想起能力は思いの外、脆弱なので、本人は真実を述べているつもりでも、そこにはさまざまな歪曲が忍び込んでくるので、扱いがなかなか難しい。**注2**
直接目撃は、当人が出来事に巻き込まれてしまっているだけに、その証言には、フラッシュブルブ記憶的な要素が入りがちである。つまり、その時その場での一瞬の光景をあたかもフラッシュバルブをたいてとった写真のごとく鮮明に思い出せるが、まさにその一瞬だけの想起、ということがある。出来事の流れを正確に想起できることはあまり期待できない。
これに対して、間接目撃は、出来事を第三者的に観察できる立場にはいるが、やはりフラッシュバルブ的な記憶になってしまうケースも多い。したがって、事の一部始終を見聞きしていることはまれである。事が起こった後から、そう言えば、こんな事があった、という証言になる。後づけ想起である。**注3  これには、次のような想起に特有の歪曲、編集のあることが知られている。***注3 
①調和的編集 現在の自分の考えや感情と調和するように編集する
②変化編集 自分が変化した方向にふさわしいように思い出す
③後知恵編集 結果が分かった現在にふさわしいように想起する
④利己的編集 自分の都合のいいように思い出す
⑤ステレオタイプ編集 世間一般の考えに合わせて思い出す
したがって、断片的ではあるが、その出来事にとって意味があるとその人が解釈した「編集された」情報ばかりが出てくることになる。これに拍車をかけるのが、マスコミ報道である。自分の目撃とマスコミ報道との整合性がとれるような方向への変化さえ起こってしまうことがある。
不審者情報がその典型である。警察による意図的なリークもあるのだと思うが、事件、事故の報道内容をみていると、いわゆる不審者に関する情報が実に多く報道される。ところが、犯人がつかまってみると、それらの不審者情報はほとんど無関係ということがわかることが多い。


◆健康心理学

2008-12-14 | 心理学辞典
◆健康心理学(health psychology)〔1993年版 心理学〕現代用語の基礎知識

心の障害や病気からの回復を手助けするのが、臨床心理学である。健康心理学は、心の不健康を予防し(精神衛生)、さらにはより健康な心をつくるにはどうしたらよいかを研究しようとする分野である。
自分の能力、状態を自分で知ることができる手立てを提供したり、さらには自分の感情を制御したり、緊張した状態からの脱出を支援する方法の開発が、研究上の主要な関心となる。心理学、医学、さらには教育学、社会福祉学などからのアプローチも期待されている。

すべてを使い切って死ぬのが理想

2008-12-14 | 心の体験的日記
テニス仲間のたかざわさん
足腰をいためているが、いたって
元気にテニスをしている
そして、いわく、
お金だって、死ぬとき使いきって死ぬのが理想
からだだって同じ
まだ使える部分があるのに、残して死ぬのはもったいない

なるほどねー
多少の痛みに負けてはいけない
つかえるところは使いってしまおう