心の風景 認知的体験

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今日の一言

2009-05-13 | 心の体験的日記
「競争」ではなく「共生」の原理が支配する場である。
パイの拡大よりもパイのフェアな分配が優先的に配慮される場である(19世紀のある政治思想家の言葉を借りれば、「全員が飢え死にする日まで一人も飢え死にするもののいない社会」である
(内田樹ブログより)

赤字1000億円

2009-05-13 | 心の体験的日記
企業決算で
1000億単位の赤字が続々
しかも、来期もなんてのもある
おいおい大丈夫?

しかも、その面倒をみるであろう
銀行も赤字
しかも、赤字なら税金だって払わなくともよいのだから
国だって赤字
そうか、それで、赤字国債かー
ようするにお札をどんどん刷っているんだ
あとは、選挙負け覚悟の増税だー
それにしても、企業も国も
倒産の話までは出ないところをみると
蓄積(預金)埋蔵金があるのかなー

素人経済談義でした
おそまつでした


わかる力をつけるための7つの原則

2009-05-13 | わかりやすい表現
わかる力をつけるための7つの原則
2.1 わかりたいと思う
2.2 関係づける
2.3 たとえてみる
2.4 例を見つける
2.5 使ってみる
2.6 わからないものを常に頭に抱えておく
2.7 わかるための道具を有効活用する

写真
かわいそうな指です
サポータが非常に効果的です

;朝倉心理学講座

2009-05-13 | 認知心理学
08・3・21海保
 講座完結にあたっての監修者からのご挨拶

「感覚知覚心理学」(第6巻)をもちまして、朝倉心理学講座全19巻が完結しました。
おかげさまで、累計2万部突破を果たすことができました。
編集に携われた18名の先生方、執筆者していただきました***名の先生方、
それぞれの方々のご協力とご苦労に対して、衷心より感謝申しあげます。

全19巻のうち最初に刊行されたのが、唐沢かおり先生の「社会心理学」と越智啓太先生の「犯罪心理学」でした、ちなみに、私の編集した「認知心理学」は、残念ながら?3番目でした。その奥付をみますと、2005年11月15日となっております。したがいまして、完結までほぼ2年半を要したことになります。

大規模すぎてやや冒険的な企画でしたが、安直なポップ心理学の隆盛の流れに一石も2石も投じたいとの朝倉書店と監修者の強い思いが、ここに完遂され、おかげさまで心理学界からも広く支持を得ることができました。
この講座の監修者としては、うれしい限りです。誇りにも思います。
また、編集者、執筆者として名前を連ねることができた皆様方にとりましても、今後の研究活動においても重要な業績のひとつとして数えることができるものと確信しております。

この間、監修者の役割はほとんど忘れてしまうくらい順調に編集作業が進捗したのは、朝倉書店編集部のおかげでした。これも、末筆になりますが、感謝申し上げます。

2008年5月

マニュアル的サービスとホスピタリティ

2009-05-13 | わかりやすい表現
サービスがマニュアルから生まれるとしたら、
ホスピタリティは頭を使い、心をこめることで生まれる
(松田公太著「仕事は5年でやめなさい。」(サンマーク出版)

■東京成徳大学・海保先生

(コーナータイトル)
消費者の目線と視点

(タイトル)
広告クリエイティブ、パッケージの勘違い
効果的なのは“指針”を融合・可視化したデザイン

(リード)
語り過ぎても、言葉足らずでも情報は正しく伝わらないが、それが製品マニュアルやパッケージ、広告となると、法規制も手伝って「適度な按配の情報提供」をどうするか。難易度は一段と高まる。どこまで説明すればよいのか、しなくてもよいのか、その線引き、判断は難しいところである。良かれと思って懇切丁寧に解説することが、説明過多、情報過多につながり、消費者を混乱させることにもなりかねない。消費者側が受け入れやすく、企業側の意図が伝わりやすい表示やデザインについて、それぞれの視点から探ってみる。

(本文)
消費者は“情報の森”の中で迷子状態
「適切な思い込み」に誘導する指針を示すことこそ、真のホスピタアリティある広告

 インターネットやモバイルの普及がもたらした、情報が氾濫する社会。情報量の多さに加え、CGMの登場がインターネット情報の玉石混交度に一段と拍車をかけている。正しい情報と誤った情報、必要な情報と不必要な情報の識別が非常に難しくなっているのが現状だ。
 また、こうした社会の変化に伴い、消費者の情報入手経路や商品購入方法も多様化。さらに、どのメディアをベースに商品情報を得ているかによっても、情報の取り込み方や判断軸にある種のくせがあると思われる。
東京成徳大学 応用心理学部福祉心理学科教授・海保博之氏は「企業が製品マニュアルやパッケージの表示、広告表現などを考える際に、平均的な消費者像を想定しにくい状況にある」と指摘する。
 特に製品マニュアルに関しては、こうした状況に加え、製造物責任法(PL法)、さらには昨今盛んに言われている企業のコンプライアンスという側面も絡んだ結果、「誰もが知っていて、わざわざ言う必要のないような当たり前のことまですべて記載。たとえば、随所に“警告”“危険”“注意”といったアイコンや注意書きが出てくるため、。それが、製品の組み立てや使用方法の説明の流れを中断させてしまっている。また、あまりに細かく書かれていることにより、本当に大事な部分を埋もれさせて見えなくさせってしまっている。という意味でいわば、情報ノイズがあちこちに発生してしまっているのである。安全面ばかりに目がいって、読みやすさや分かりやすさといった快適使用の部分がおざなりになるなど、ユーザー視点に欠けたマニュアルが跋扈することになっている」として、「あれこれ書く、あるいは書かざるをえないにしても、内容と表記にメリハリを付けることで、ある程度、こうした問題点を解決できる」としている。を求めている。
 他方、消費者について海保氏は「ユーザーは“情報の森”の中をさまよい歩きまわりながら、どうしよう、どうしようと迷っている不安な状況にあり、そこから早く脱け出そうとするあまり、“思い込み”という蜘蛛の糸にみずからとらえられて不安を解消しようとするしがみつこうとする傾向がある」と指摘。昨今ランク付けが流行、1位の人なり商品なりに多くの人が飛びついてしまうくのも、この“情報の森”から抜け出るひとつの蜘蛛の糸(出口)ではないかとの思いから出る希望的観測に基づく思い込みによる行動であるというのだ。
 思い込みには、その場で使えそうな知識を持っているがゆえに起こる「知識」に基づくもの、究極の飢餓状態で見るものすべてが食べ物に見えるといったなになにをしたいという「欲求」に基づくもの、お化けは絶対にいると信じているがゆえに枯れ木を幽霊と見間違えるといった世の中こうあるべしという「信念」に基づくもの、の3タイプがあるという。
 こうした消費者の置かれている状況、社会的事情・背景を踏まえた上で、海保氏は「ホスピタリティあふれる広告表現とは、抽象的だが、“情報の森”の中にいる不安一杯の消費者に「適切な」思い込みへとガイドして不安を解消してあげるもの」と指摘する。‘なお、「適切」でないと、詐欺行為になる。)
 自社の商品・サービスのお客さまが何に基づいた、どのような「思い込み」をしているのか、したがっているのかを把握すること。
たとえばダイエット商品でやせたいという「欲求」の強い人には成功体験者の実例を、「知識」ベースの思い込みタイプには学者など権威による科学的根拠を提示といった具合である。「適切な」思い込みへと導く情報の提供は、消費者の不安を解消するだけでなく、「なるほど」という納得感も持ってもらえることになります。
ターゲットが求めている情報を過不足なく的確に提示。同時に、その商品があることによってどれだけ自分の生活が快適になるか、納得できるものになるかというストーリー(思い込みの世界)を提供できれば、まさにそれこそが「真のホスピタリティ」を持った広告であるというわけだ。