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いいんだけど、おもしろくない「名言の心理学

2011-11-04 | 名言の心理学
「いいんだけど、面白くない」
(糸井重里)
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「いいんだけど」は知性ベースの判断
「おもしろくない」は感性ベースの判断

いずれも妥当な判断には必須。
いずれかに偏るのが問題。
好きな人を選ぶ。
おしいものを食べる。
これは、感性ベースでよい。

数学の解の正誤。
文章を書く。
これは、知性ベースでよい

しかし、複雑な状況での判断には、
いいか悪いか、
おもしろいかおもしろくないか

混然一体でおこなわれるほうが質のよい
判断になるかもしれない。
表道の意識的判断と
裏道の無意識的判断とが一体になるのである

最後に私の名言
「おもしろいんだけど、よくない」
学生の卒論のテーマなどでは、
こういうことがよくある



聴衆分析「名言の心理学

2011-11-04 | 名言の心理学
3-「聴衆分析
 演説家は反対者を転向させようと格闘するうちに、
次第に宣伝の心理的な機微について鋭い感覚を得るが、
文章を書くだけの人々はほとんど例外なくこの点において欠けている。
アドルフ・ヒトラー

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演説やプレセンは聴衆を目の前にして行う。
いやがおうでも、聴衆の反応が見える。
(もっとも、あえて聴衆を見ないで原稿の棒読みをする「演説」も、とりわけ日本では多いが。)
だから、事前の聴衆分析が欠かせない。
喜んで聞いてくれるのか、それとも、いやいや聞くのか。
話す内容についての知識はどの程度かなどなど
ましてや、単なる説明ではなく、相手を説得したいとなると、聴衆の求めているものは何かにまで思いをはせる必要がある。
さらに、どうすれば自説を受け入れてもらえるかに趣向を凝らすことになる。
演説、説得の名手・ヒットラーならではの名言である。
文章の書き手も、読者意識がないわけではない。しかし、極めて間接的である。
それが書き手に自分の思い優先とさせてしまう。独りよがりの内容になりがちである。
苦労して書いて文章、したがって、それなりの効果があって当然という錯覚に陥りやすい。





がんばる「心を元気に

2011-11-04 | ポジティブ心理学
がんばる

「がんばれば何でもできる」

● ガンバリスム
こんな言葉があったのを思い出しました。たぶん、高度成長期あたり、がんばればそれだけのものが手に入った時代ではなかったかと思います。
成熟社会の今の日本では、まったくといっていいくらいにこんな言葉を聞きません。たぶん、これとセットになってしたのではないかと思いますが、スパルタ主義もなくなりました。
それでも、がんばることは、日本の精神文化のなかに根づよく存在しつづけているようです。友人と別れる時にも、つい「がんばってね!」となります。病人にさえも、「がんばってね!」と言ってしまうこともあります。
鍛える、がんばるが死語になる社会、そう悪いことではないかもしれませんが、一人の個人として、自分を鍛える、自分でがんばることは、絶対にあってよいことですし、人生のどこかでそうせざるをえないこともあります。
   
● がんばらせるもの
がんばるとは、目標をめざして一心不乱に全力で何かをすることです。
一心不乱とは、注意を一つに集中することです。注意を集中すれば、いつも以上に力を発揮できます。ですから、がんばれば、いつも以上のことが達成できます。
そうさせるものは一体何なのでしょうか。
ガンバリズムの時代には、お金と地位でした。
貧乏から抜け出て豊かになる、そして、出世して世間に認められることががんばりの推進力でした。
それが死語になった今の日本の社会では、もうお金や地位のためにがんばることはなくなったのでしょうか。
 確かに、企業で、10年前頃からでしょうか。業績主義が取り入れられましたが、うまくいったところはあまりなかったようです。
では、どうしたら、がんばれるようになれるのでしょうか。

●がんばりをもたらすコツ
① 使命感をもつ
がんばるには、目標を達成することが、自分だけのためではない意義があることが大事です。そして、それをするのは自分しかいないという気概が必要です。
これががんばりの質を決めます。つまり、使命感に支えられた良質のがんばりか、お金と地位だけをめざしたやや質のよくないがんばりかを分けます。
   
② 目標が見える
 目標に近づいているという実感が必要です。10年、20年先の漠然たる目標を目指してがんばるというもありかもしれませんが、凡人には無理です。せいぜい1年先、それも達成する目標が具体的でなければ、どうにもがんばりようがありません。
 目標の可視化ですね。

③がんばりすぎには要注意
 能力一杯を使って何かをするのですから、自分がどんな状態になっているのかをモニターする機能も働きません。ついつい頑張りすぎの状態になってしまいます。したがって、強制的な休息の取り方を考えておかないと、心身の健康を害するリスクが高まります。
 長期間にわたるがんばりなら、そこまではがんばるという期限を決めておくこと。先の見えないがんばりは疲弊します。
そして、一日2,3回、週に1日はリラックスすることをスケジュール化しておくことが必須です。


知識管理不全とエラー

2011-11-04 | ヒューマンエラー
人は膨大な知識を記憶している。その知識の取り込み、記銘、保持、運用の不全がエラー、事故につながることがある。
さらに、外からの知識管理の支援も忘れてはならない。頭の内外で知識が適切に管理されていないと、エラー、事故が発生する。