スポーツ
「心身一如はスポーツから」
●スポーツと芸能
新聞、TVニュースでは、必ず、スポーツと芸能があります。それも、かなりのススポーツ「心を元気にする文化
ペースと時間が割かれています。
もちろん、スキャンダル、ゴシップねたも多いですが、多くは、元気づけ内容になっています。ファンならずとも、何かと元気になります。
今回は、スポーツを心の元気づくりに活用する話です。
ところで、あなたは、どんなスポーツをしていますか、あるいはしたことがありますか?
自分のスポーツ歴は、子どもの頃は、草野球、中学校では卓球、高校では体操部でインディアンクラブ(2本の短い棒を振り回す技能を競う孤独な種目)でした。大学時代は、アルバイトと通学に時間を取られて、まったくスポーツとは無縁でした。徳島大学に就職してからは、これまでずっとテニスです。
スポーツ嫌い、運動嫌いも、それほど数は多くはないと思いますが、世の中にはいます。そういう方は、また別のところで、心の元気づくりをしていただくことにして、ここでは、なんらかのスポーツをする方を想定した話になります。
ただ、もし子どもがいるような方には、ぜひ、自分の子どもには、何かスポーツをさせるようお願いしておきます。スポーツができることは、心身の健康、元気づけにはとても効果的からです。
● スポーツはどうして心を元気にしてくれるのか
心身一如の項でも、からだと心の元気との関係についてかなり詳しく述べました。
要約すると、次の2点になります。
・ 心(意志)を心でコントロールすることはできますが、かなり難しいところがある
・ 心と心の間にからだを仲介させるとコントロールがより楽にかつ効果的にできる
これが基本ですが、もう少し、スポーツが心の元気をもたらす理由を考えてみると、次のようなことがあります。
① 自己コントロール感 意志の力で心と体がコントロールできたという感覚
例 相手の動きとは逆の場所にボールを打とうとして打てた
② 有能感 自分で自分がコントロールできた自分はたいしたものという感覚
例 ミスではなく、攻撃でポイントを奪えた自分はすごい
③ 進歩感 前よりはうまくできるようになったという感覚
例 前は、力んでしまって、攻撃がミスに直結だったが、そういうことがなくなった
④ 優越感 相手に勝つことができたという感覚
例 負けてばかりのペアーに勝てた
⑤一体感 仲間と一緒に目標を達成したという感覚
例 優勝までできたのは仲間と監督のおかげ
●スポーツを心の元気づくりに活かすコツ
①なにか一つ見つけて上達しておく
スポーツはレパートリーが豊富です。早く自分にあったスポーツを見つけることです。なんといっても、時間のたっぷりある学生時代に見つけで、一定のレベルにまで上達しておくことです。
自分は、中学時代にたっぷりとやった卓球が、今でも楽しむことができます。からだで覚えたものは、一生覚えているものです。
②仲間と一緒に楽しむ
スポーツは一人でやれるもの、楽しめるものもありますが、できれば、仲間と一緒のほうが、なにかとプラスです。スポーツを一緒にした仲間は、仕事仲間とはまた一味ちがって、親密さも格別です。
とりわけ、高齢者は、ともすると孤立しがちですので、地域でのスポーツ仲間を作ることが大事になります。行政の支援も結構ありますので、公民館あたりに出かけてみるとよいと思います。
③スケジュール化する
自分は、週末にテニスをします。「いつも時間にいつもの場所でいつものように」がスポーツをするための余計なコストを低減してくれます。おかげで長続きします。1週間の楽しみ目標にもなります。