心理学研究法 (放送大学教材) | |
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「スポーツ、健康、心理学」 解説のポイント 760文字
●物質的に豊かな社会は、人々を飢えからは解放してくれたが、心身の病気はむしろ増加させてしまったようである。このことを象徴的に示しているのは、「身」のほうでは、どうみても食の贅沢に起因するとしか思えないメタボリック症候群の「特定健診・保健指導」の開始、「心」のほうでは、100万人にも及ぶとされるうつ病患者、自殺者3万人越えの恒常化がある。
●豊かさもほどほどがよいのだが、その調整は社会としても個人としてもなかなか難しい。
いずれにも、からだと心の問題が密接不可分にかかわっているからである。その認識がないと、問題の解決の方向は見えてこない。
● こうした背景もあってか、今、スポーツと健康への関心が富みに高まっている。最近、
日本の多くの大学で、スポーツ科学、健康科学関連の学部や学科が開設されるようになってきているし、健康・スポーツビジネスも隆盛を極めていている。そこには、「身」の問題を医学、生理学、さらに栄養学などのハードサイエンスの問題としてとらえようとする傾向が強くある。しかし、「心身一如」であるとの認識に立つと、スポーツと健康の問題も、心というソフトサイエンスの問題としても考えてみる必要がある。
フォントサイズは、書き言葉のパラ言語の一つ
音声言葉の強度と似た役割を果たす
つまり、大きいほど大事な内容
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認知活動は最終的には行為として実現される。
しかし、認知と行為の間には微妙なズレがある。そのズレがエラー、事故につながる。
また、行為そのものも、機械ほどの信頼性はないので、思わぬエラー、事故が起こってしまう。
行為は目に見えるので、認知活動よりも管理が容易に思えるが、それを支えている認知活動と一体である。
行為だけでなく認知活動にも思いをはせ最適管理が必要である。
1-「怖がる
ものを怖がらな過ぎたり、怖がり過ぎたりすることはやさしいが、正当に怖がることは
なかなか難しい。
(寺田虎彦878-1935)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
怖がることは、命を守るための防衛的な感情反応である。
だから、怖がらないと、逃げ遅れて命を落とす。
怖がり過ぎても、固まってしまって命を落とす。
「正当に怖がる」ことが大事。
しかし、「正当に」が難しい。
名言はそこをついている。
放射能のように、見えないものへの怖がり方は、とりわけ、難しい。
そこに、風評被害のようなうわさや流言飛語が発生し、人々を惑わす。
リスクコミュニケーションは、正当な怖がり方ができる知識を提供することが求められることになる。それには、
情報隠しをしない
リスク情報も出す
事実と意見、予想とを分けて出す
などの配慮が必要。
ものを怖がらな過ぎたり、怖がり過ぎたりすることはやさしいが、正当に怖がることは
なかなか難しい。
(寺田虎彦878-1935)
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怖がることは、命を守るための防衛的な感情反応である。
だから、怖がらないと、逃げ遅れて命を落とす。
怖がり過ぎても、固まってしまって命を落とす。
「正当に怖がる」ことが大事。
しかし、「正当に」が難しい。
名言はそこをついている。
放射能のように、見えないものへの怖がり方は、とりわけ、難しい。
そこに、風評被害のようなうわさや流言飛語が発生し、人々を惑わす。
リスクコミュニケーションは、正当な怖がり方ができる知識を提供することが求められることになる。それには、
情報隠しをしない
リスク情報も出す
事実と意見、予想とを分けて出す
などの配慮が必要。