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周囲に惑わされない集中術その3

2012-05-25 | 健康・スポーツ心理学
3 人間関係を良好にしておく

 我々をとりまく環境として、色々な意味で人的環境も、物理的環境に負けず劣らず大切である。集中できる環境作りということに限定しても、人的環境は極めて重要なのである。
 人的環境とは、あなたとあなたの周りにいる人々とが織りなす人間関係である。家でも、学校でも、職場でも、さまざまな人間関係が営まれている。人的環境が悪ければ、物理的環境が悪いのと同じ、あるいはそれ以上にあなたの生活に悪い影響が出てくる。
 何かの仕事を始めるとしよう。まったく一人だけでその仕事ができるわけではない。間接的にも直接的にも、上司、同僚や部下の助けを借りているはずである。
 ところが、人間関係がもし悪くなっていたらどうであろうか。ものをたずねてもまじめに答えてもらえず、大事な情報も教えてもらえない。こんな環境で、果たして集中して仕事ができるだろうか。
 人間関係が悪ければ、会議の時においても、ふだんのちょっとした会話においても、あなたを不快にすることばや態度にぶつかる機会が増える。普通の神経を持っている人なら、「なぜ課長はあんなことを自分に言ったのか」「山田はなぜあんな態度を見せたのだろうか」などに注意をとられてしまい、仕事に集中できなくなってしまうはずである。
 では、どのようにしたら良好な人間関係を作り出すことができるのだろうか。それを考える大事な視点を3つだけあげてみよう。
 まず、人間関係もルールのもとに動いていることを認識することである。
 ただ面倒なのは、そのルールが文化、集団、組織、そして人によって異なるということ、さらに、その多くが目に見えないことである。しかし、その気になれば、次第にそのルールもみえてくるはずである。
 次は、人間関係の基本がコミュニケーションにあることを知ることである。
 コミュニケーションは、日常的なあいさつから仕事上のやりとりまで含めて多彩である。人間関係の善し悪しは、コミュニケーションに反映されてくる。コミュニケーションの量の多少、その深さ、さらにその方向の偏りに注意してみることをすすめる。
 最後が、人間関係の修復の問題である。
 人間関係はひとたび悪化すると、元に戻すのが非常にむずかしくなる。しかし、どのルールが犯されたのかを、じっくりと見極められる冷静さがあれば修復への道はある。諦めたり、ひがんだりせずに、ルールに則った解決策を考えることである。


日記をつけるメリットとは?

2012-05-24 | 認知心理学
第1章 だめパターンに陥るあなた

1-1)誰でもが陥るだめパターン
「知」
その1「ミスをして会社に損害を与えてしまった」
その2「締め切りまでに出来上がらなくて、周りに迷惑をかけた」
「情」
その3「気持ちが落ち込んでうつうつとしている」
その4「気分が変わりやすい」
「意」
その5「やる気が起こらない」
その6「意欲はあるが、どうすればよいかがわからない」
「周り」
その7「上司とうまがあわない」
その8「周りから浮いている」

1-2)4つの力が問題
① PDCA意識力  「知」
・ 目標を意識できる
・ 目標の観点から現在を評価できる
・ 仕事を調整できる
② 気持ちの自己コントロール力 「情」
・ 自分の気持ちを知る
・ 自分の気持ちをコントロールできる
③ 意志・意欲の発揮力 「意」
・ やる気がある
・ 思ったようにできる
「解説」
心の基本構成要素は、古くから知情意とされてきました。
心理学の言葉では、認知と感情と意志・意欲となります。
これは、具体的には、動機づけです。
動機づけには、
外部(社会)からの報酬を求めての働き(外発的動機づけ)
自らの内から突き動かされるかのような働き(内発的動機づけ)
とがあります。
外発的動機だけでは、いずれ破綻してしまいます。仕事そのものへの興味、さらには使命感に突き動かされる力がないと長続きしません。
外発的動機と内発的動機とが適度のバランスをもって仕事ができるようであれば、それが、あなたの適職です。

ただ、適職は、どこか外にある、今している仕事とは違ったところにあるはず、という考えは危ないと思います。「幸福の青い鳥を求めて三千里」なんて話になりがちだからです。

まずは、今の仕事を頑張ってみてください。石の上にも3年です。
仕事は、一定期間我慢して一生懸命にやると、不思議なことに、だんだんそれがあなたの適職になっていくようなところがあります。
やる気がどんどん出てきます
さらに、思ったようにできるようになってきます。
これこそが、意志の発揮力となります。




④ 人とうまくやっていく力(対人関係力) 「社会性」
・ 相手の意図を見抜く
・ 相手の気持ちに配慮できる
・ 相手との関係を調整できる

1-3)メタ認知力を高める
① メタ認知力とは、自分の頭の中にいる小人(ホムンクスス)が、自分の心を監視できて、さらに、心をコントロールできる力
② メタ認知力をつけるのは、内省の習慣と、心についての知識(体験的知識、心理学的知識など)とが必要
③ 具体的な行動の一つとしては、「日記を書くこと」である。

1-4)心についての「日記を書くこと」の効果
① 心についての認識が深まる
② 知的な機能(言葉の運用力)が高まる
③ 感情の平穏化ができる
④ その感情をもたらした原因についての理解が深まる
⑤ 気持ちが前向きになる
⑥ 謙虚になれる
⑦ 自分の弱さ、強さを自覚できる

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反省し、それを消化することで、人は自律神経が安定する。だから一日の終わりに、7行前後の日記を書こう(3年日記)。ただし順番は、最初は一日で一番失敗したこと、最後は一番感動したことにする。こうすれば暗い気持ちにならず、安眠できる。そして、必ず手書きにすること。書くことは、実は人間の本能。人間は頭でいくら思っても学習しない。手で書いて、目で見て、はじめてインプットされるのだ。だから外国では文書に必ずサインをする。
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自分の心への関心は悪いことではない。身体でもそうだが、心について何も考えずの生活は、心の貧しさに、ひいては、突然の心の不具合や病気につながってしまうからである。  

さらに、心への関心は、自分を越えて周囲の人々の心にも向かう。これが、精神文化を作り出す。豊潤な哲学、芸術、道徳、宗教が生み出されることになる。  

しかし、一方では、過度の心への関心は要注意である。悲しいときに、それをじっくりと受け止めるのはよい。「悲しみよこんちわ」である。ただし、それに自閉してしまうと、そこから抜け出られなくなる。ほどほどで、「悲しみよさらば」ができないと日常生活ができなくなる。  

このあたりのバランスが難しい。  
気持ちコントロール力


 気持ち(感情)を自在に自分でコントロールできたら良いのにと誰しもが思ったことがあるはずです。
 友達のちょっとした一言で傷ついてしまう自分
 相手に拒絶されてくやしい思いをしてしまう自分
 ちょっとお世辞を言われて舞い上がってしまう自分
 いつまでの気持ちを立ちなおさすことのできない自分
いくらでも、挙げることができます。
 そして、さらに、しゃくにさわるのは、同じことに直面しても、しれっとしていられる人が周りにいることです。鈍感なのか、気持ちが強いのか、わからないところが不気味です。





日記をつけることで
①気持ちコントロール力をつける
気持ちがぶれたときのことを記録する
・高ぶったとき
・落ち込んだとき
・ポジティブ、ネガティブになったとき
それぞれ、その原因を、自分と外に見つける

②対人関係力をつける(相手の意図を読む力と相手の気持ちがわかる力と適切に対処する力)
・相手の意図を読みとる力
 相手がなぜ自分に対してそのような言動をするのかをきちんと読み取る
・相手の気持ちを理解する力
 相手はどんな気持ちなのかを知る
・相手との関係を調整する力
 とりわけ、ネガティブな関係を修復する
 さらに、ポジティブな関係を作り出す
普通の関係にする
ポジティブな関係にする
スキルを知る
スキルを使う


周りとの関係が気になったときのことを記録する
・うれしかったとき
・うまくいかなかったとき
それぞれ、その原因を、自分と外に見つける
その社員といえば、上司が、調べてほしいという期待を込めて、顧客の名前のよみ方を聞いたが、何て読むんですかねぇーと言ったきり。一本電話をして確認すれば良いだけではないか!
彼には対人理解力と徹底確認力が足りないらしい。
周りの人は、諸悪の根源でもあり
しかし、元気の源でもある

③目標意識(PDCAサイクルがまわして仕事や生活をしていることを意識しているかどうか)
仕事を振り返ったときに、目標をどれくらい
どんなときに意識したかを記録する
・PDCAサイクルのチェック
・明日はどうする


ひやり!!

2012-05-23 | 安全、安心、
考えごとをしていた
気がつくと赤信号
最近ややこういうことが多くなったようだ
かといって、考えごとをやめるのも難しい
ラジオや音楽くらいが一番よいのだが、
それ以上にあれこれ考えるほうに注意をとられる
これも、高齢ゆえの注意力低下かも
解決策は、運転を止めるしかない
でも、困る
歌でも歌うのがよいのかも
あるいは、運転の実況中継もよいかも
○状況中継
「今、信号が青です
「前からダンプがきます
「スピートが出すぎてます
○心の中継
「注意力が散漫です
「考えごとをしています


音の類似によるエラー

2012-05-23 | ヒューマンエラー
 短期記憶は、音韻主導の処理をする。したがって、音の類似したものどうしのエラーが発生しやすい。しかも、日本語は同音語が多いので、さらに音によるコミュニケーション・エラーは深刻である。混同エラーが行いように、冗長な表現をすることにある。
例 「あがるーさがる」を比較されたい。ラジオによる株価ニュースや、高度の上げ下げの管制指示が、たった一音での弁別になっている。

周囲の刺激と親しむ「集中術その2」

2012-05-23 | 健康・スポーツ心理学
2 周囲の刺激と親しむ

 感覚遮断実験というのがある。これは、ふだん、人間に与えられている刺激、たとえば音・光はもとより、場合によっては皮膚感覚・重力までを極端に制限した状態に人間を隔離したら、一体何が起こるかを調べようという実験である。
 大学生に実験内容を説明して協力してもらう。学生の方は、軽い気持ちで実験室に入ってくれる。ベッドに横になって、時々簡単なテストに答えていればアルバイト代がもらえるのだから、何日でも部屋に入っていられそうに思う。
 ところが結果は、一二名の学生全員が三日以内にギブアップしてしまったのである。
 これは、退屈さに耐えられないということもあるが、それ以上に、刺激のない状態に我慢がならなかったようである。数時間すると、もう自分で歌を口ずさんだり、からだの一部を叩いたりして自分から刺激を発生させ始める。やがて幻覚のようなものがが出てくる。頭の中で、みずから刺激を作り出しているのである。
 周囲から邪魔されないので集中してものを考えることができるだろうという学生の期待は見事に裏切られて、頭の働きは支離滅裂になってしまったのである。
 人間は環境の中で生きている、というより生かされている。おおげさに言えば、環境からのもろもろの刺激が人間の生存を保証しているのである。飛行機の音から、台所の生活音、子供の泣き声、ネオン照明のチラツキまで、すべてが生きていく上での貴重な支えとなっているのである。
 これがまず、この実験からの教訓の一つである。たしかに、いずれの刺激も過剰になれば、うるさく感じるかもしれない。しかし、それでも、それがわれわれの生存を助けていると考えれば、寛大な気持ちになれる。
 感覚遮断実験の第二の教訓は集中力に関係する。
 集中しているときは、周囲のことはまったくと言っていいほど気にならない。あたかも、まわりからの刺激が突然まったくかき消えたかのように感ずる。
 しかし、実はこんな時でも、周囲の刺激の入力はたえまなく続いているのである。ただ意識にのぼらないだけなのである。もしこれらの刺激がなくなったら、とたんに、集中できなくなる。
 要は、あなたの身の回りの環境をむやみに拒絶せずに、それにともかく親しむことであり、友達になってしまうことである。


階段足

2012-05-22 | 健康・スポーツ心理学
最近、階段を避けるようになってきた
駅では、エレベータ、エスカレータ<<ほとんどの駅で完備
しかし、階段を使わざるえないとき
いかに、階段のぼり下りの足になっていないかが
わかった
これはまずい
反省

階段のぼりおりほどいい運動はないのに
もったいない
活用することにする

外づけHD,使えるようになりました

2012-05-22 | 心の体験的日記
あれこれいじっているうちに
マニュアルがあることを発見
開いてみる
半信半疑でやってみた
なんのことはない
普通のUSBと同じでよい
あまりに当たり前なので、
説明するまでもない
ということかも

恥ずかしい限り
これですこしは、画面がきれいになった
速度はどうか

出てきました!

2012-05-22 | 心の体験的日記
エラー関係の原稿依頼
最近は、ほとんど書いていない
でも、最近は、あまり原稿依頼もない
ことわるのもおしい
引き受けた
でも、よくよく考えると資料をほとんど処分してしまった
ところが、それが出てきたのだ
セレンディピティである
目のまえの本棚にあった
昨日あちこち探していたのが
こうして実現したのだ
無駄なことは、この世にない

周囲に気をとられない集中術その1

2012-05-22 | 教育
1  環境に馴れれば気も散らない

 人間は、暑さも寒さも、痛みも快楽も、美しさも醜さも、貧しさも豊かさも、ほとんどありとあらゆることに馴れることができる。馴れることは人間の特技のようなものである。
「馴れる」とは、同じことに何度もふれているうちに、初めは色々とそれに対して反応が生じていたのに、次第に何も起こらなくなることである。
馴れるというこの人間の特技は、集中力を発揮したい人にとっては見逃せない。集中力を妨げていると思い込んでいる環境にも馴れてしまえば、それが気になって集中できないということはなくなるからである。
 よくぞこんなところで仕事ができるもの、というような環境があるが、多分、慣れてしまって気にならなくなっているのであろう。もちろん、最初はそれになり苦労はしたと思うが。
 そこで、たとえば、音に馴れるコツ。
 まずは、徹底してその音の意味を考えてみることである。そして、それが結局は自分とどこかでつながっていないか、もしかして自分もそのような音の発生源になってはいないかを徹底して考えてみる。
 カラオケを自分でも楽しんだ経験はなかったか、騒音のうるさいあの工場で作っているものは何か、それは自分にとってもなくてはならないものではないかなど。
 もし、それによって何かが見つかれば、きっとそれらの騒音に寛容になれるはずである。
 さらに、どうしてもダメという人には、耳栓や厚手のカーテン、あるいはバックグラウンド・ミュージックという手もあるが、そうしたことにあまり意をくだき過ぎると、騒音にとらわれてしまって、馴れるわけにはいかなくなる。
 他人が作り出す環境を自分の都合のいいように変えさせることができるなど、ごく一部の場合を除いて、無理というものである。これを自分を鍛える試練と達観し、とりあえずがんばってみるのも、あなたにとっては悪い結果をもたらさないはずである。
 逃げずに、その中に自分をどっぷりと浸し込んでみたり、あるがままに受け入れてみると、必ずよい結果が生み出されるはずである。
 ただし、馴れには気をつけなくてはならない側面もある。批判精神や「なにくそ」という向上心を削ぐ恐れがあるからである。「生活上の不便、不満のあらゆることに馴れよ」ではなく、本質的ではないこと、どうでもいいことにまで肩ひじをはらずに、ともかく馴れてしまったらどうかというのが、ここでの話である。

やりました、還付金ゲット

2012-05-21 | 心の体験的日記
54円
税金が還付
はがきで通知
計算ミスがあったのであろう
自分ほうがとておもひどいミスのある
申告書を出したのだが、ちょっぴり税務署のほうも
ミスがあったのかも


日本の税務署の信頼
たかが54円で、絶大なものに
ありがとうございました。

ギリシャにノウハウを輸出したらよい 笑い