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ヒヤリハットの心理(2) 事例 「安全具なしでの仕事は危険」 1

2013-03-06 | ヒューマンエラー
ヒヤリハットの心理(2) 事例
「安全具なしでの仕事は危険」
1
2事例「電動ノコを使用中、誤って手を巻き込まれそうになった!」
3 絵と文章 データベースからそのままを使う
4 (中災防HPデータベースN0.100029より)
5
「解説」
 このケースの問題点は、作業環境が、補助木片を使用しなくとも仕事ができてしまうようになっていたことです。
 人は横着です。一つ手順や安全具を省略しても仕事ができることがわかればそのほうが楽ですし、もし作業能率を厳しく査定される職場ならそのほうが能率がよいので、折りあらば---とりわけ、補助木片がそこになかったり、破損していたりすれば---それを使わないで仕事をしてしまいたくなります。これが人の性(さが)です。
 そして、作業に慣れてくると、こんどは横着からではなく、自分なりの工夫をしてみたくなります。安全具なしでの作業や別の手順を試したくなります。これもまた人の性(さが)かもしれません。「一人前になる直前が危ない」との経験則もうなずけるところがあります。
 いずれにしても、ここでは、補助木片を使わなければ本体の木材が丸ノコに当てられないような仕掛け(インターロックやチェック体制)を作り込むことが安全対策の王道です。
 それが無理なら、最低限するべきことは、注意書きを、その場に書いておくことです。ただ、これは、常時そこにあると、表示効果が薄れてしまいますので、手を変え品を変えて表示するような工夫が必要です。
「類似ケース」
○シートベルトをしないで運転して、急ブレーキをかけて、ハンドルに胸をぶつけてしまった。
○保護手袋をしないで、硫酸をビンから移していたら、危うく手に垂れそうになった。
****本文 23行 イラストを除く
02/10/28海保
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30字 23行 700字 海保博之
第2回「徹底追及;ヒヤリハットの心理」背景解説
タイトル「安全具を省略したくなるのは、なぜなのですか」

 あなたがはじめての職場で仕事をすることを考えてみてください。
その仕事をするための手順や、どこにどんな危険があるかを教えてもらったら、その通りに一つ一つ仕事をこなしていくはずです。時にはちょっとしたミスや失敗をしたりしながら、緊張感をもって仕事をするはずです。
 このような仕事の仕方をルールベースの仕事と言うことがあります。こんなときには、安全具なしや手順の省略はまず起こりません。
 ところが、次第に仕事に慣れてくると、どんなことが起こるでしょうか。
 まず、手順を意識しなくなります。手順の透明化が起こります。
仕事をするのが楽になり、無理、無駄、ムラ(3つのム)がなくなります。そして、自分なら「もっと楽に」「効率的にできそう」と思うようになります。
 また、安全具についても、これくらいならなくとも大丈夫となります。付けないほうが、身のこなしが楽になります。安全具をつけないで仕事ができる自分に有能感さえ感じてしまいます。
チェック「あなたの有能感はどれくらい?」*******************
自分へのあてはまりの程度を3段階で答えてください。
1)なぜ、こんな手順に従わう必要があるのか疑問に思うことが多い( )
2)もっと効率的な手順はないかを考えるほうだ( )
3)決められた手順を意識することは、あまりない( )
4)もっと楽に仕事ができないかを考えることが多い( )
5)自分はどんな仕事もこなせる( )
*******本文22行  




花粉症、それほどでもないのは薬のおかげ?年のおかげ?

2013-03-06 | 心の体験的日記
去年あたりからか
症状が軽い
マスクをしてではあるが、テニスもできる
鼻詰まりもそれほどでもない
くすりをほぼ1年中飲んでいるのが奏功しているのかも
ありがたい
ただ、40年つきあってきたので、
そろそろ終わりに近づいたのかも 笑い

高校生男女の身長差

2013-03-06 | 教育
高校の卒業式
名前を呼ばれて起立
いま、名簿は男女別ではないから(だと思う)
男子と女子がランダムに並ぶ
それで気が付いた
男女の身長差
歴然としている
ネットでしらべたら
高3男子で170センチ
 女子で158センチ
うーん、これほど違うとは?
スポーツでの女子の活躍が目立つ昨今ではあるが、
この差は大きい

あたりまえのことに気が付いて驚いた自分に驚いた わらい
そういえば、成人女性はハイヒールを履いているのでその差があまり顕著でないのだ 





神田明神、湯島聖堂かいわい

2013-03-06 | 心の体験的日記
御茶ノ水駅は、大学時代、365日乗り換えていた駅
その界隈に、こんな有名なところがあったなんて
まったく知らなかった
世の中の認識は、知識と興味関心によって決まるを実感
そのかいわいの映像です
なんと、筑波大学芸術学群の彫塑展にまで遭遇
東京高等師範の発祥の地でもあるらしい
これにもびっくり

ヒヤリハットの心理」(1)「誰もが聖徳太子のようになれるのでしょうか」

2013-03-05 | ヒューマンエラー
02/10/22海保
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30字 23行 700字
1回「徹底追及;ヒヤリハットの心理」(1)事例の背景解説
「誰もが聖徳太子のようになれるのでしょうか」

 聖徳太子は、同時に7つの訴えを聞くことができたそうです。「チェック」欄であなたの聖徳太子度を診断してみてください。
 まったく同時に同じように注意を配分して7つを処理することはできません。聖徳太子がやっていたのは、高速の注意切り替えによる、「見かけ」上の同時処理---時分割方式---です。
 7つの訴えが軽い内容ならこうしたことも可能かもしれませんが、一つ一つが面倒な処理を要求されるときには、頭の処理容量を越えてしまいますので、エラーが起こります。
チェック「あなたの聖徳太子度をチェックする」***************
自分が「もっともあてはまるとき”5”」、「まったくあてはまらないとき”1”」の5段階で判定してください。
1)2つ以上のことを同時に並行してできる( )
2)作業の手を休めることなく人の話を聞ける( )
3)騒がしい状況でも、相手の話を聞き取ることができる( )
4)作業に集中しながら、同時に他のことも考えられる( )
5)途中で中断しても作業にすぐ戻れる( )
6)複数の人の話を同時に聞いても混乱しない( )
7)周りが騒がしくとも気にせず作業できる( )
8)うまく気持ちの切り替えができるほうだ( )
「得点化」
8項目の判定値を合計してください。大学生・専門学校生389人の平均値は、23点(標準偏差は5.7点)ですので、それと比較して自己診断をしてみてください。(鈴木大輔ら「注意機能尺度の作成の試み(2)」日本応用心理学会第69回大会発表論文集、p59。「注意の能動性」尺度の転用)
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「成熟社会における教育の光と影」

2013-03-04 | 教育

2800文字 20x140文字 
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「成熟社会における教育の光と影」

●成長社会から成熟社会へ
 最近、日本の社会を「成熟」社会と呼ぶ人が多い。厳密な定義はないと思うが、「成長」社会、それも「高度」が頭につく社会の成長とともに70年間を生き延びてきた老人の実感として、確かに今の日本は、物質的にも制度的にも、そして心理的(心情的)にも成熟の極みにあると思う。
たとえば、「成長」社会では、
 ・勉強すればよりよい生活ができるとの確信を持ちながら勉強ができた
 ・満足な食事と安全確保の不安が次第に解消される
 ・ほしいものが徐々に手に入る
 ・どんどん満足感が高まる
ところが、今の社会は、勉強の苦労も、食事と安全の確保も、物質的な欲求も、さらに満足感の向上も、少なくとも生きていくための主要な目標にはなりえないのだ。なぜなら、すべて目の前にあるのだから。これを成熟社会と呼ばずしてなんと呼べばよいのか。
では、成熟社会で生きていく上での目標はなんであろうか。たぶん、それは、自分が生きたいように生きる、なりたい自分になることではないかと思う。いわゆる自己実現である。そして、学校では、そのように教えられる。
 
●自己実現社会での教育
 キャリア教育が今、教育界のトピックの1つである。中学生くらいからはじまり大学まで、自分にあった将来の仕事、職業を考えさせようとするものである。
 成熟社会では、仕事、職業も生活のためではないである。あくまで自分のためなのである。なりたい自分になれる仕事、職業探しが大事なのだ。キャリア教育では、そのように教えられる。
 これがそのとおり実現できれば万々歳。ところがそうはいかないときが大問題。夢を求めて3千里の人生を歩むことになる。
それでも、夢を追い続けられればまだよい。家族や周囲はどきどきはらはらだろうが、本人はそれなりに納得して人生をおくれることになる。
こうしたリスクの高い人生を歩もうと決断した人々――ポジティブ・ニートと呼んでおくーーは、社会に活力をもたらしてくれる存在として温かく応援したいものである。またその余裕があるのが、成熟社会ではないかと思う。
これが成熟社会の教育の光の部分。次は陰の部分の話なる。

●「擬似」ポジティブ・ニートが問題
 キャリア教育は、大学でも今や花盛りである。就職事情の厳しい昨今、かなり切羽つまったものとなっている。とはいっても、就職したいと思って就職できる人の割合は90%を越えているのだから、それほどのことではないとも言える。ここでも、日本は成熟した社会になっていると思う。
ただ、そこで問題になってくるのが、「擬似」ポジティブ・ニート志向の若者である。
ぼんやりと夢はある。しかし、やりたくないことははっきりしている?。そのために、とりあえず就職はしない、かといって、それほどの努力はしていない、あるいはできない層である。これらが進路未決定層となる。
この層を含めて、新卒大学生でおよそ2割(10万人余)が就職未決定者として毎年、積み残されていく。それが累積してくると、あっというまに膨大な数になってしまう。大学生の就職問題のアキレス腱の一つは、この進路未決定層にある。
大学では、就職支援の部署のみならず授業でも躍起になって、そういうことにならないように、キャリア教育や就活指導に精を出すことになる。しかし、大学が提供するこれらのプログラムから「自分なりの理屈で」下りてしまうので、始末におえない。自己責任だと言ってよいところもあるのだが、職なしで大学から放り出すようなことになりかねないので、大学の社会的な責任を考えると、見過ごすことはできないし、大学の評価にもかかわる。
こういう層も抱え込める余裕があるのが成熟社会だと言いたいところであるが、さていつまで抱え込めるのか。

●成熟社会での「3低」
 最後に、ここまでの話とは直接は関係しないが、教育界全体の深刻な問題である「3低」、つまり、学力低下、規範低下、意欲低下について(矢野真和による)考えてみたい。生まれたときから成熟社会の中で育った子どもの影の部分である。
①学力低下
 ゆとり教育も成熟社会が生んだ、残念ながらあだ花のようになってしまったが、その帰結のごとく言われるのが、学力低下である。
 ざっくり言ってしまえば、低下したのは、答えに早く間違いなく到達できる収束的学力のほうで、ゆとり教育がねらったあれこれの思いを発展させて思考力を鍛える拡散的学力のほうは、向上したとまではいかないが、それほど低下したとは言えないというところではなかったかと思う。
 もっとゆとりをもって「ゆとり教育」を行えたなら、拡散的学力のほうの向上へといけたのではないかというややくやしい思いはある。
②規範低下
 規範を守らせることに関しては、日本の中高校は、相当なレベルに達しているのではないかと思う。ただ、規範が、自律的ではなく強制によるところが一つの問題なのだと思う。
 強制された規範順守は、強制が外れたときに、野放図になってしまう。学校の外では社会生活の基本さえ守れないことになる。自律的な規範順守で期待できる道徳心や利他心の涵養につながらない恐れがあるのが心配である。
③意欲低下
 日本人の子どもの学ぶ意欲の低下は、国際比較からもはっきりと示されている。さらに、私立大学教員6万余名(回収率33%の結果 2010年)に行ったアンケートからも、以下のようなデータがだ大学生でも報告されている。
「授業で直面している問題」
基礎学力の不足 43%
自発性の不足  41%
学習意欲の低下 37%
 「3低」が、大学生にまで持ち込まれている実情がうかがえる。
 学びの動機づけに最も手っ取り早く機能するのは飢えや不安から脱出したいという思いであるが、前述したように、成熟社会では、これは学びの動機づけにはならないのである。なりたい自分になるために学ぶという高度な欲求を学びへと導くのは、思いのほか難しい。




心はみえないけれど心使いは見える

2013-03-04 | 認知心理学
<行為の意味>
―あなたの<こころ>はどんな形ですか
とひとに聞かれても答えようがない
自分にも他人にも<こころ>は見えない。
けれどほんとうに見えないのであろうか

確かに
<こころ>はだれにも見えない

けれど<こころづかい>は見えるのだ

それは人に対する積極的な行為だから
~結実の季節の章より~
「行為の意味」より
内容(「BOOK」データベースより)
多感な時期を生きている君たちへ、詩人・宮澤章二からの77のメッセージ。

単行本: 183ページ
出版社: ごま書房新社 (2010/7/6)


電子ゲーム

2013-03-03 | 心の体験的日記
valuestar導入して
すぐにダウンロードしたのが麻雀
もちろん、無料
楽しい
ほぼ毎日、勝つまでやっている

それにしても、スマホでゲームに熱中しているひとびとが
多すぎないか
子どもまでまきこんでのゲーム社会
しかもユビキタス
能力陶冶が心配



「総合的な学習と情報教育について」

2013-03-03 | 教育
01/11/29 鹿児島めい友会     

雑感「総合的な学習と情報教育について」            筑波大学心理学系

---学習は確かに楽しいものであるが、同時に努力を伴うものであるということを忘れてはいけない。---色鮮やかなマルチメディアの世界に浸って「学習せよ」と子どもたちを奨励するのは、集中力と根気に欠ける精神を育成せよと言うに等しい。(ハーリー)

人間の精神は、思考を表現し拡張できる道具、装置、技法を駆使する能力に大きく依存している。(ブルーナー)

新しい電子の教師の潜在力には恐ろしいものがある。教育者たちは、これらの影響力を無視するほど無邪気なのだろうか。それは、現実には新たなカリキュラムとなっているのに。(ボイヤー)


●いよいよ始まる総合的な学習 週休2日制による授業時間の減少の中での総合的な学習がいよいよ本格化する。  基礎基本をどうするとか、なんでもありの総合的な学習とか、議論はかまびすしいが、もはや議論している段階ではない。やるしかないところまできてしまった。  教科書のない授業が始まるのである。わくわくするようなことが全国の教室で始まるのである。  思いつくままに子供にとってのメリットを挙げてみる。 ・学習の幅が拡がる   ・現実とのかかわりが密になる ・知的好奇心をベースにした学習が行なわれる
●情報教育と総合的な学習  
情報教育それ自体は、既存の教科カリキュラムのあちこちに組み込まれているが、総合的な学習の中で情報教育をどうするかは、情報化社会の今、一つのメジャーなテーマとしてあってよい。  やや面倒なのは、生まれたときから高度な情報機器を操って生活してきた子供の、情報についての意識と行動が思った以上に進んでいることである。  情報機器を使ったありきたりのテーマでは、子供の知的好奇心を満足させることができない。  むしろ、「進んでしまった」情報意識と行動そのものをテーマにするほうが、学習効果があるかもしれない。たとえば、 ・民放はなぜただでみることができるのか ・携帯電話を誰もが持つことで何が変わったか ・ファミコンで遊ぶことの良いところと悪いところを考える  さらに、12年**月**日での鹿児島・めい友会での講演でご紹介させていただいたような、情報そのものに目を向けさせるようなテーマもよさそうである。たとえば、 ・マニュアル(取扱説明書)を作ってみる(情報の加工) ・新聞記事を書いてみる(情報の編集) ・運動会の企画をしてみる(情報の生成)
●情報化社会での生きる力をつける
 情報化社会は、情報によって作り出される「仮想世界」が肥大した社会である。  その際立った特徴は次の4つだと思う。
・現実世界の一部を拡大・強調する---編集情報の提供
・思惟世界を見えるようにする---ビジュアル(イメージ)化優位
・多彩な代理経験を提供する---代理経験優位
・時間的・空間的な制約が緩い---ボーダレス社会の加速
 これまで大人が生活してきた重厚長大な産業社会とは違って、猛烈なスピードで、しかも、思いもつかない質的な変化が起こっている社会の中で、これからの子供は生きていかなければならない。 そんな子供に、大人の過去の遺産ばかりを詰め込むような教育はリスクが大きい。生きる力、生き延びる力を奪ってしまうかもしれないからである。  そうした歴史認識のもとで、教育の構造改革を考えてみると、総合的な学習は、かなりいい線をいっていると思っている。  そして、総合的な学習の中で情報教育にかかわるテーマを取り上げることも、極めてカレント性のあることだと思っている。  教える内容も教え方も一人一人の教師の創意工夫が活かされる授業ができるようになったのである。こんな時期に教師をしていられることの幸せを存分に味わって欲しいものである。 *****タイトル抜きで本文67行

◆共時性(synchronicity

2013-03-03 | 心理学辞典

◆共時性(synchronicity)

自然に起こる現象も人間に起こる現象も、因果的に説明することが、現代科学のドグマである。しかし、人間の日常的な体験として、「会いたいとふと思った人に偶然町中で出会った」とか「予兆したことが実現した」といったことがあることも確かである。このように、ある心的な状態と外部の出来事とが、あたかも因果的な関係があるかのように、共に起こる(意味をなす)ことを共時性という。C・G・ユング(Jung)の提唱した概念で、共時性の認識の成立が、心的疾患に悩む患者の態度を好ましい方向に変化させることがあるとしている。

突然ですがーーー

2013-03-02 | 心の体験的日記
iPadmini

エディオンにいってきました
あるある、あれこれある
店員さんの親切かつ深い学識<<このお店、好き、だって、エプソン印刷インクの買い間違いをきっちりと処理してくれた
のおかげで?
完全な選択麻痺状態
かわないという選択しもまた頭をもたげてきた 汗
nexus7
てのひらにぴったり
googleのタブレットとある

本と新聞が電車のなかで読める
いや、読めればよい というコンセプトを実現するもの
だったら、両方とも紙で買えばよいではないか そうだよね!

もうこうなると苦痛以外何物でもない
いや、楽しい迷い以外の何物でもない 笑いと汗と安さ!!!

3月1杯
ゆくりと苦痛と楽しみの両方を堪能します





心身問題

2013-03-02 | 認知心理学
心と身体 その関係は

実感としての一体感  「がんばっていい成績をあげよう」と思えば、そう思わないときより成績があがる。このとき、「成績をあげようとの思い」が心の問題、成績を挙げるためのさまざまな目にみせる努力が身体(行動)の問題。というように、ほとんどの場面において、心、と身体の一体「感」は、誰しもが抱いている実感であろう。  しかし、心と身体は、まったく別物。両者は、似ても似つかない原理原則で動いていることも確かで、古来から、この実感と現実とのズレが哲学者や心理学者の関心を引きつけてきた。

「参考」
哲学者R.デカルト(1596-1650)はかつて、脳の中央部にある松果体に注目し、ここが心と身体が交流する場所ではないかとした。このように、心と身体とが交互作用をする場を設定する立場を交互作用説と呼ぶ。この説は、現在の神経心理学のドグマになっている。


佐伯泰英「春の珍事」

2013-03-02 | 心の体験的日記
新聞広告がやけにはでだったので
記憶していたのか、
つい手が出て買って積んであった
読んだ
ねこと婿入り前の侍の行方不明の探索が平行して
たんたんとすすむ
たんたんと読んだ

探偵もののようでもあるし
江戸風物、人情物語のようでもあるし
なんともカテゴリ化しにくい小説

そういえば、宮部みゆきの小説に似たところもあるかなー
でも、こっちは、、ミステリー性が高かったように思うが