hokutoのきまぐれ散歩

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駅弁大会で買った駅弁を頂く

2024-01-08 05:00:00 | グルメ
第59回駅弁大会に行って買ってきた駅弁は夕ご飯に頂くことにした。二人暮らしのため、もうここ数年、購入する駅弁は最大3個と決めている。



まずはお久しぶりの『いかめし』(函館本線森駅)から。2杯の小ぶりなイカにうるち米ともち米を詰めて醤油ベースのタレに漬け込み、煮あげたもの。邪道と言われるかもしれないが、イカ丸かじりともいかないので3〜4切れに胴を包丁で切る。もしそうでないと弾力のあるイカを噛み切るのに顎が疲れてしまう。

ちゃんとイカの軟骨も外してあるためそのまま食べられる。特に温めることなしに甘辛く煮た小イカと米がちょうどよく合体し、美味い。この煮汁のバランスがいいのだろう。久しぶりに名物駅弁の味を思い出した。販売元のいかめし阿部商店が昭和16年から販売し続けているロングラン商品は渡島地区の郷土料理を全国区にしたことは間違いない。



次に金の『かにめし』(北陸本線福井駅)。通常の赤い容器に入ったかにめしに比べて蟹の身を60%増量(これは京王百貨店60周年に掛けている)、もちろん値段も33%増量されてはいるが。



購入時におばさんが『電子レンジに20秒掛けるとさらに旨くなる』と言われ、これを忠実に実行。炊き込みご飯だから温めると旨くなるのは当たり前だが、これだけたっぷりと蟹の身が乗った蟹メシは初めて。

付いている刻み海苔を振りかけて頂くが、私は海苔を乗せる派、連れ合いは乗せない派と評価が別れた。いずれにしろ蟹の身を堪能できる駅弁である。



最後は『牛肉どまん中』(奥羽本線米沢駅)、この駅弁は何回も食べているが決してはずれない。たっぷりの牛肉で作られたそぼろ、そして切り落とし肉、この甘辛さが堪らない。駅弁には家で食べる場合は500wの電子レンジで1分温めるとよりうまいとあるが、これも忠実に実行。

おかずににんじんと小芋の煮物、かまぼこ、だし巻き、漬物がついているが、取り外しができるのでレンジを掛ける前に分けておく。箸休めにこれらのほっこりするおかずもいただき、ご飯も具のお肉もたっぷりのお弁当を端から頂く。



これが絶品、値段も1350円と今の駅弁価格にしては安い方。ただ、この駅弁があると他の肉系の駅弁を見てもコスパも含め買う気がしなくなるのが困るが。

2人でこの3つの駅弁を完食、昨年の駅弁大会の販売数2位と3位、さらに今年の目玉の3品を選択して面白みはなかった。何れも、旨く、満足した。ただ、久しぶりにこれだけの大量の米を頂く。毎年のことたが、来年こそもう少し違う駅弁にチャレンジをしてみたい。


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