hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

都営三田線スタンプラリー⑦終

2025-01-11 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その256。都営三田線スタンプラリー⑦終。10月以降ストップしていたスタンプラリーの続き。前回は蓮根駅まで行ったので、今回は西台駅からスタート。都営三田線は志村坂上駅からは地上、しかも高架を走るので眺めがよくなる。


西台駅はかつての地名である志村西台町によるものだが、区間整理と共に高島平9丁目に住所は変わっている。そばに車両基地があり、乗務員交代が行われるため停車時間がやや長い。



スタンプの意匠はいたばし花火大会を描いたものである。いたばし花火大会は毎年8月上旬に荒川の戸田橋上流の河川敷で行われる花火大会。1950年に旧埼玉県戸田町が板橋区に編入され、舟渡3丁目となったことを記念して開催されるようになった歴史ある花火大会である。

高島平駅は高島平団地の中心に作られた駅ではあるが、1968年の開業時には『志村駅』であった。1969年の住居表示実施に伴い、現駅名に改称された。高島平の名前は江戸時代の砲術家高島秋帆が1841年にこの地で西洋砲術調練を実施し、軍政改革のきっかけを作ったとされ、その高島秋帆の名を取り、現在の地名となった。その後、一面の田園地帯であったが、東京の人口の増加に対応するべく1961年に日本住宅公団が農地を買い上げ、1972年から団地入居が始まったのである。




スタンプには『赤塚公園と熱帯環境植物館』が描かれている。赤塚公園は25万㎡ある都立公園で赤塚城址を中心にテニスコートや野球場も併設している。



新高島平駅のスタンプは『東京中央卸売市場板橋市場と新河岸庭球場』のデザインとなっている。

終点の西高島平駅は正直言ってここが終点と思わされる中途半端な位置にある。都県境まで500m、現地に行くとなぜと思わざるを得ない。





しかし、当初免許が交付された東武鉄道が池袋駅の空洞化を恐れて埼玉県への延伸を断念、代わりに東京メトロ有楽町線との相互乗り入れを選んだ。そのため、都営地下鉄が路線整備をしたが、ここまでで事業を中断したと言う事情があったのである。

スタンプは『東京大仏と板橋区立郷土資料館』が描かれている。東京大仏は板橋区赤塚にある乗蓮寺にある高さ12.5mの大仏で奈良の大仏が14m、鎌倉の大仏が11.4mだから引けを取らない大きさ。東京大空襲や関東大震災の鎮魂の意を込めて1977年に作られたもの。黒光りする立派な大仏である。



以上で都営三田線のスタンプはようやく終了、残すは都営新宿線のみとなった。


そば前 一文字〜後楽園ランチグルメ

2025-01-10 05:00:00 | グルメ
仕事柄、正月休みが明け、初出勤の日から挨拶回りでクライアントを回る。もうこの行事を続けて今回で13回目になる。年末に比べて明らかに寒くなり、さらに雨と悪コンディションの中、一社ずつこなしていく。いつも頭を悩ますのはランチ、どうしても時間が押したり、逆に時間が余ることが多い。そのため、どこで飯が食えるのかはやってみなくてはわからない。

昨年は立喰そば(後楽そば)だったが、少し時間があるので後楽園駅の駅ビル6階まで登る、海鮮、中華料理など悩んだが、蕎麦屋を発見、中に入る。

店の名前は『そば前一文字』、エレベーターから回り込まなければ店に辿り着けない少し分かりにくいところにある。しかも夜中心の営業のようで比較的空いていてすぐに店に入ることができた。

ランチメニューはシンプル、3種類のメイン(魚丼、天丼、天ぷらご飯)に十割蕎麦(温・冷)を選択する。私は『天丼・かけそば』(1200円)にした。どれを選択しても1200円だが、珍しいことに外税である。(これはいいのだろうか)

すぐに我々のオーダーに取り掛かる。すぐにランチは到着、まずはかけそばから頂く。蕎麦はさすがの十割蕎麦、麺が美味い。ツユは関東風の濃いめの鯖節の味。ただ、薬味が三つ葉のみで振りネギがないのはいかにも寂しい。

天ぷらは揚げたてものに丼ツユを潜らせ、ご飯に載せたもの。尾のついたバナメイ海老、野菜はズッキーニ、オクラ、ヤングコーンの天ぷらだが、あつあつの天ぷらはやはり美味い。ご飯の量もちょうど良い。

ただ、何となく盛り付け方が学食のようでやや味気ない気はしたが、値段からしてやむを得ないか。天丼は普通の味であった。

小鉢はレンコンのきんぴら、夜の部のお通しだろうが、買ってきた惣菜のようで工夫が感じられない。

するとだんだん混み出してきたので席を立ち、お勘定をする。よく見るとレジの隣は大型の冷蔵庫、その中に爾今、あかぶ、乾坤一、醸し人九平次、伯楽星、三井の寿など銘酒の一升瓶がずらり。

値段は見ていないが、確かにそば前を売りにする店だけあると感心。もう少しそば(近く)にあれば嬉しいのであるが。まあまあのランチでした。ご馳走さまでした。

そば前一文字
文京区春日1ー2ー3メトロエム後楽園5階
0505593

『関東三十六不動尊巡り』⑲〜第26番西新井大師

2025-01-09 05:00:00 | 霊場巡り
『関東三十六不動尊巡り』⑲、第26番札所西新井大師不動堂(五智山総持寺)に向かう。橋場不動院から明治通りに出て隅田川に掛かる白鬚橋を渡る。

白鬚橋は近在の人の寄付をベースに白鬚橋株式会社を造り、木橋を1914年に完成させた。





通行料を1人2銭徴収したが、経営が立ち行かなくなり、東京府が買い取って鉄橋に掛け直した。今の橋は1931年に作られ、橋長168m、幅員22mの立派な橋である。



そのまままっすぐ歩き、左に細い道を曲がると東武線東向島駅に到着、ここから西新井駅で乗り換える。



大師線大師前駅に到着したのが14時半であった。プラットホームにはリバイバルカラーのオレンジ2両編成が止まっている。



大師線は面白い運営をしていて入口に自動改札があり、大師線の運賃を徴収、大師前駅は初詣などに対応できるような大きな駅だが、無人駅で改札口はない。



大師前駅からは参道を歩き、山門をくぐり、大本堂にお参りをする。西新井大師は826年に弘法大師空海が本尊十一面観世音像を彫り、寺院を建立したのが始めと言われている。ただ、本堂は1966年の火事で焼失、1971年に再建されている。大本堂はとにかく広く、畳敷となっており、中に入り手を合わせた。




一度、大本堂を出て、右側にある不動堂に向かう。残念ながら中には入れず、外からお参りをする。



近くにお守りなどを扱う御祈願受付所はあるが、御朱印はここでは貰えず、大本堂の裏に位置する納経所まで再び歩く。境内はとにかく広く、幾つもの建物があるので分かりにくいが、掃除をする人など尋ねる人はたくさんいるので迷うことはなかった。納経所はインターホンを押して係員の人を待つ方式で500円を納め、無事に頂いた。



再び大本堂を出て、山門をくぐると左右に1軒ずつ草団子屋さんがあって競い合っている。その先には老舗のお煎餅の店、さらにかどやという食堂も健在だった。次は皿沼不動尊を目指す。








第60回元祖有名駅弁と美味いもの大会に行く②

2025-01-08 05:00:00 | グルメ
第60回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会に足を運ぶ。かつては10時のデパートの開店に合わせて並んで入店したものだが、昨年少し遅く行った方が空いていることを知り、到着したのは10時20分。エレベーターで7階に上がり、会場に着くとやはりかなりの人。



ただ、入口横の案内所隣にある輸送駅弁コーナーは下の階まで列が続いていたが、それ以外はせいぜい10人ほどが列を作るのみ。



右側に実演駅弁コーナーがあり、まずは武雄温泉駅(佐世保線)の佐賀牛サーロインステーキ&赤身ステーキ弁当(2200円)、次いでいわき駅(常磐線)のウニの貝焼きと生ウニ合い盛り弁当(2880円)と2000円超えの高額弁当が並ぶ。




米沢駅の牛肉ど真ん中(1200円)はあったがいつも食べているのでパス。その先に1000円台のお得な弁当として狙っていた一ノ関駅の岩手牛めしと特製スジ煮込みの合わせ重(1700円)を発見、列なしで購入。



突き当たりの静岡駅のそぼろの鯛めしは60周年記念丼なので列があるが、ほかはせいぜい4人ほど。左に曲がると、名物駅弁の森駅(函館本線)いかめし(990円)を発見、値上がりした(昨年は880円)が美味いのでつい買ってしまった。



その隣に加賀温泉駅(北陸新幹線)のカニ弁当と輪島朝市弁当(1300円)を売っていた。悩んだが、ついつい輪島朝市というネーミングに惹かれて輪島朝市弁当にする。ここまで15分程度。



後は会場をウロウロ、小淵沢駅(中央本線)のビーフシチューカツサンドが大人気、新幹線グルメも物珍しさからか並ぶ人は結構いた。博多駅の三色弁当も懐かしかったが、もう制限数オーバーで諦め、
3個だけ購入して昼前には家に到着した。



弁当3つは量的に多いため、夕食に食べる。まずは『いかめし』、ご存知の方は多いと思うが、小さいイカを選び餅米を中に詰め、爪楊枝で蓋をした後、特製の甘辛いツユで煮込んだものが2ハイ入っている。



いつのまにか990円になってしまったが、この駅弁はシンプルイズベストの典型。作り立てでイカの旨みを堪能。



『輪島朝市弁当』は牡蠣の出汁で炊いた牡蠣ご飯にサザエのいしる煮、ぶりの角煮、タラコ煮、バイ貝の旨煮、イカの酢の物、ゴリの佃煮など地元の食材を少しずつ乗せた楽しいお弁当。弁当の掛け紙も良く、今から半世紀近く前に行った輪島駅(いまは廃駅)を思い出しながら美味しく頂く。



『岩手牛めしと特製スジ煮込み合わせ重』はご飯の上に乗るすき焼き風の牛肉と甘辛くかつ柔らかく煮た牛すじを乗せたボリュームのあるお弁当。輪島朝市弁当とは全く違う味わいでご飯に染みたタレが絶妙。

この3つはなかなかバランスが良く、また色々なおかずが入っていて楽しむことができ、連れ合いにも高評価であった。高くなったとはいえ、1000円台でも満足のいく駅弁はまだまだあることが嬉しかった。また、来年も行くぞ!


第60回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会①

2025-01-07 05:00:00 | グルメ
恒例の『第60回元祖有名駅弁と全国美味いもの大会』が1月4日〜22日に東京新宿の京王百貨店で開催される。駅弁ファンの私はコロナの時期も欠かさず弁当を買いに行き、我が家で食べることにしている。
最近11年で買った駅弁は以下の通りである。





第59回(2024年)いかめし(函館本線盛駅)、牛肉ど真ん中(奥羽本線米沢駅)、越前カニ飯三昧(北陸本線福井駅)





第58回(2023年)カニづくし弁当(山陰本線鳥取駅)、JRコンテナ弁当(山陽本線西明石駅)、牛肉道場(奥羽本線米沢駅)





第57回(2022年)北海海鮮三昧(石北本線旭川駅)、米澤牛焼肉重松川辨當(奥羽本線米沢駅)、比内地鶏の鶏めし(奥羽本線大館駅)


第56回(2021年)
海の輝き(函館本線小樽駅)、近江牛すじと牛すき焼き弁当(東海道本線草津駅)



第55回(2020年)
三宝めし(宗谷本線稚内駅)、あったかえびめしとドミグラ丼(山陽本線岡山駅)





第54回(2019年)
食べ比べ四大かにめし(宗谷本線稚内駅)、味比べ牛肉ど真ん中(奥羽本線米沢駅)、えび千両ちらし(信越本線新潟駅)



第53回(2018年)
まるごと雲丹と本ズワイのっけ飯(函館本線小樽駅)、焼き夫婦あなごめし(山陽本線広島駅)




第52回(2017年)
わかさカニカニカニ(北陸本線敦賀駅)、ウニごはん(東北本線平泉駅)、いわて炙り焼き和牛弁当(東北本線盛岡駅)



第51回(2016年)
三昧牛肉ど真ん中(奥羽本線米沢駅)、うに弁当(久慈線久慈駅)





第50回(2015年)
境港水揚げカニ味噌カニ寿司(山陰本線松江駅)、黒毛和牛まかない牛めし弁当(奥羽本線米沢駅)、わたしの好きな金色うにめし(東北本線平泉駅)、50回記念弁当(東京駅)







第49回(2014年)
じぇじぇじぇウニ弁当(東北本線盛岡駅)、あいのせアナゴ丼(山陽本線三原駅)

まあ、よくもこれだけ買ったものだが、我が家は現在夫婦2人世帯であり、一度にたくさんは食べることができなくなってきており、とにかく厳選した2〜3個が限界である。
今までの傾向を見ると①海鮮もの(ウニ、カニ)、②牛肉もの(うち5回は米沢駅の駅弁)、③鶏肉ものから選んでいる。それにしても今年のラインナップを見て驚いた。①6層ミルフィーユ駅弁、②至高の美味ブランド牛対決、③海のご馳走対決と銘打って旨そうな駅弁が並ぶも値段は2200円〜2700円と私の認識とはかなり掛け離れている。今年の目標は価格上昇の中で1000円台の駅弁を探すことにした。(以下次回)

久我山歳時記(56)〜寒の入り

2025-01-06 05:00:00 | 日記
『久我山歳時記』(56)、年が明けてから最初に迎える二十四節気は『小寒』、今年は1月5日である。さらに寒さが強くなり、『大寒』は1月20日、『立春』が2月3日と季節は移ろい、暦の上では春となる。そして1月6日〜2月2日を寒の入りと言って一年で最も寒い時期となる。

昨年はかなり夏が暑く、二十四節気と乖離があったが、冬に入り暦通り寒くなってきた。特に年末には年末寒波(〜12月30日)、新年寒波(1月2日〜)と日本海側は大雪、猛吹雪となる一方で、太平洋側は1カ月以上まとまった降水がない日が続いている。

七十二侯では『芹乃栄(せりすなわちさかう、〜1月9日)』『水泉動(しみずあたたかをふくむ、〜1月14日)』『雉始雊(きじはじめてなく、〜1月19日)』とされている。確かに芹が八百屋の店頭でよく見かけるようになるのは年末以降である。ただ、水が温かくなるというのはまだ先のように感じる。もちろん、都会で雉子と出会う機会はない。

年末年始は久我山でも色々と催しが行われ、以前はpeacockの駐車場でイルミネーションが付けられたのをきっかけに始まった『久我山ピカピカまつり』。



普段は人が殆どいないのだが、お正月は混雑する『久我山稲荷神社の初詣』などには人が繰り出す。しかし、これを除くと静かなものである。



長い正月休みを持て余しながら久我山の街を歩くと確かに花はかなり減った。それでもまだ健気に咲くツワブキの黄色い花、葉は枯れたが実が実っているカラスウリ(唐烏瓜)、まだ残っている赤く色づいた蔦の葉などを見つけた。





もちろん、橙や柚子、レモンなどの柑橘、赤い実をつけたセンリョウやナンテン(南天)、ソヨゴなどは今も残っている。





春を待つために柔らかい毛に包まれたヒメコブシ、ようやく花をつけたクリスマスローズやスイセンなどを発見した。いよいよピークの寒さがやってくる背がしゃんと伸びる季節である。





数字で見てもこの時期の寒さは明らか、ちなみに東京の最高気温は10℃、最低気温は1〜2℃である。もちろん一年を通して最も寒いのだが、これが3℃になるのが2月26日、4℃になるのが3月8日だからまだまだ暖かくなるのは先のことのようである。


久留里線廃止予定区間に乗車④〜ようやく実車

2025-01-05 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その256。久留里駅を出たディーゼルカーはあまりスピードも上げずに竹林の中を走る。葉の刈れた細い竹が左右の窓に時々当たる。



小櫃川の支流と思われる細い川を超える鉄橋を2つ越すと少し周辺が開ける。耕作の終わった田んぼの横を抜けるとまもなく平山駅が近づいてくる。



平山駅は駅前が開けてはいるが、建物はトイレだけ。細い道の先には久留里街道(国道410号)が走っている。ワンマン運転のため、下車の場合は運転席横のドアしか開かない。



乗客はそこから降りるのだが、男子学生が1人下車した。彼は駅舎の横に停めた自転車に乗り、走り去った。



平山駅を出るとほぼ久留里街道に沿って線路が敷かれている。国道は意外にトラックなどの交通量は多い。2つの短い鉄橋を越え、再び久留里街道沿いに続く。

上総松丘駅に到着する。駅舎はやはりログハウス風だが、30年ほど前に火事で駅舎が燃え、建て直されたものらしい。この駅でも2人の学生が下車した。

駅を出ると右に弧を描き曲がっていく『久留里線廃止反対』の看板が1つ、寂しく立っていた。短いトンネルを越えると左側に国道465号、右側に小櫃川に沿って行く。最後は国道の下を走り、唐突に終着駅上総亀山のホームに定刻通り14時11分に滑り込む。



上総亀山駅に着くとやはりワンマンのため、1番前の出口から運転手に切符を渡して下車する。駅自体はつい先ほど来たばかりのため、ディーゼルカーの写メを撮りに降りる。



他の乗客も2人を除けば折り返しに乗車するため、駅から遠くには離れることはない。14時27分には折り返しの木更津行が出発する。

1番前の席に座るが、前方の運転手の後ろの席から前の風景を撮っているのは小学生高学年の男の子とお母さん、同じような親子がもう一組、最近は鉄道マニアも親を連れて来るのかと変に感心した。

定刻通りに上総亀山駅を出たが、上総松丘駅よりかなり手前で止まる。何かと思ったら竹が線路に倒れかかっているため、それを切って取り除くとのこと。5分程度で終わり、再び走り出す。とにかくのんびりしているのである。

久留里駅到着は14時45分のはずだったが5分ほど延着。ただ、久留里駅の停車時間が9分あるため、調整して出て行った。

私は久留里駅の駅員に精算をしてもらい、車に戻った。正直いうと久留里〜上総亀山はほとんど人家もなく、山の中を川や道路に沿って走るのが殆どで車窓を楽しめるところはほとんどなかった。


(木更津駅に向かう途中の踏切)

ただ、最後に久留里駅で上下線に2編成の車両が並んだ写メを撮ることができてよかったのである。




六文そば中延店〜中延ランチグルメ

2025-01-04 05:00:00 | グルメ
以前、このブログで書いたことがある立喰そばチェーン『六文そば』の店を見つけたので行ってみた。六文そばは以前はあちこちにあったのだが、その数は食べログで見ると4店舗。須田町、金杉橋、日暮里と今回お邪魔した中延である。私の記憶では秋葉原にもあったはずであるが、閉店したようだ。

(人形町店)

ネットで調べるとかつて文藝春秋の坂崎さんという記者の方が記事を書いていてその中に1970年に設立されたそばのスエヒロという会社の直営部門として1971年に発足したとある。その後、競合の増加などがあり、それぞれの店が事業を分割して独立、バブルやコロナなどがあり、店の数も減ったらしい。全盛期は25店舗ほどあったが、多くは閉店した。特徴としては①興和物産の麺を使っている、②ツユが真っ黒く味が濃い、③天ぷらをカリカリに揚げるなどがある。

中延のお店は東急の中延駅から1分かからない駅前、二階建ての1階で、2階はもつ焼きなどを出す居酒屋のようである。店の中に入ると女性3人で切り盛り、3世代のように見えて年嵩のおばあさんが天ぷらを揚げ、お母さんがそばを作り、娘さんが配膳や洗い物をしている。

券売機などなく、直接注文する形で私は目の前のガラスケースにあった『生姜天そば』(500円)を注文する。他の蕎麦の値段はかけそば(400円)、月見・かき揚げ・春菊天そば(500円)、げそ天そば(600円)である。まあ、一般的な立喰そば価格だが、人形町店に比べるとかなり高い。

(人形町店の価格)

もちろんすぐ出来て食べ始める。蕎麦は色の濃い茹で蕎麦を温めたもので多分人形町店と同じ、個人的には立喰に来たんだ時思い出す美味しい味である。

天ぷらは揚げたてでまだ温かく、やはりカリカリに揚がっていて某立喰チェーンと違いすぐツユによりふやけてグズグズにはならない。ネギは高いらしく、たっぷりというと50円と有料になったらしい。



店はとにかくシニアの男性、爺さんとおっさんばっかりで例えば40代のサラリーマンがきたらまず最年少という感じ。常連がかなりを占め、今日は春菊天などわざわざいうお客さんが多い。以前は『オキアミ天』もあったらしい。

店内は狭く、立喰鮨のカウンターのようなガラスケースの前と反対側。6人も入れば一杯である。ただ、不思議なもので一気に混むこともなく、食べたら椅子もないからすぐ出て行くので微妙な均衡が保たれている。

店の人は皆愛想がよく、帰る時は『ありがとうございます、またよろしく』と必ず返ってくるのが嬉しい。僅かな店数しかないのなら、他の六文そばにも是非行くことにしたい。ご馳走さまでした。
蛇足ながら、東急中延駅には線路の反対側に大和屋という立喰そばもあり、今回前まで行ったが、休業中。次回はここも行きたいとこらである。

六文そば 中延店
品川区中延4ー6ー18
0337838473

2025年の干支『ヘビ』ゆかりの蛇窪神社にお参りする。

2025-01-03 05:00:00 | 日記
本年は巳年、という事でお参りすべき『ヘビ』を祀った神社に行ってきた。そもそも蛇という字が入った地名は少なく、東京には蛇が入った駅名は皆無、これでは期待薄かなあと思っていたら、東急大井町線(かつての目黒蒲田電鉄)に『蛇窪』という駅があった。しかし、1936年に当時の町会議員が蛇は縁起が悪いから地名を変え、字名で『下蛇窪』『上蛇窪』だったものを『下神明』『上神明』に変えてしまった。これに伴い、駅名も『戸越公園』になったのである。しかし、蛇窪神社(上神明天祖神社)の名前は現代にも残されている。

蛇窪神社を地図で調べると戸越公園駅より中延駅の方が近いことが判明、都営地下鉄中延駅で降り、神社を目指す。すぐ前に国道1号線が通っているが、右に曲がり、東急バス営業所がある二葉四丁目信号を左。



三間通りを少し歩き、2つ目の信号を左に入ると鳥居がある。神社までは信号待ちを含めて10分程度。鳥居には『蛇窪神社』と書かれていて荏原七福神、蛇窪大明神などの幟がはためいている。





正面が本殿となっていて比較的新しい(?)と思ったら火災に遭い1961年に新築されたとのこと。御創建は1323年(鎌倉時代末期)で主神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)。由緒は旱魃の際に雨乞いを龍神社で行い、大雨が降ったことからこれに感激した北条重時の家臣たちが蛇窪に神社を勧請。



元は神明社だったが、村社に昇格、天祖神社となったが、令和元年の御大典を記念し、通称であった蛇窪神社を正式な社名にした。本殿両側には蛇窪と書かれた提灯が置かれ、中には干支の龍の図が奉納されていた。





脇道を行くと正面に白蛇弁天社。由緒は鎌倉時代にはこの辺りに清水が湧き出る洗い場があり、白蛇が住んでいた。しかし、その後洗い場が無くなり、土地の旧家森谷友吉氏の夢枕に白蛇が現れ、元に戻して欲しいと懇願した。

これを契機に地元融資で白蛇弁天社を造ったもの。神社の両側には狛犬ならぬ『狛蛇』が2匹、さらに池の周りにも白蛇がいる。



右奥には蛇窪龍神社、ここには7匹の白蛇と全長8mの白龍が配されている。隣にはメスとオスの撫で蛇、身体の悪いところを撫でるとご利益がある。



白蛇種銭つなぎという金運を願う祈り方があり、200円志納して臼の上に種銭を置き、3回回して種銭を財布等に入れておくとお金が増えるというご利益がある。

私も種銭をいただき、石臼に乗せて回し、種銭をゲットした。



入口近くには法密稲荷があり、鎌倉時代に京都伏見稲荷に勧請、分霊をお祀りしたもの。ご鎮座700年を記念して令和4年11月に今の名前に改名した。





ここには『運玉』があり、100円を納めて玉を3つ取る。線を引いたところから満願岩の窪みに投げ入れば願いが叶うというもの。もちろんやってみたが、コントロールが悪く、外してしまった。



とにかく、狭い境内に4つの神社があり、色々とアミューズメントとも言えるチャレンジができる楽しい神社である。2025年は蛇が干支(但し、私は12月に参拝した)、12年に1度でもあり、お正月にお参りしても面白いだろう。
巳年が良い年となりますように。


まい泉青山本店〜青山ランチグルメ

2025-01-02 05:00:00 | グルメ
年末恒例の年1回のまい泉青山本店ランチを敢行した。ここまで大袈裟に言うのはとにかく人気が凄く、いつも長蛇の列。特にインバウンドが増加してからは拍車が掛かった。行列が嫌いな私でもあの味を思い出すとまた行きたくなるお店である。

クライアントを出たのが11時25分、お店の前に到着したのが11時35分。もちろん既に列は出来ている。列は渦巻き状に作られていて最後尾に付く。前から8番目だが、店内の待ち席が20近くある。



店内に入ると11時スタートと思われる人たちが食べ終わるタイミング、カウンター席は比較的早く空く。予めオーダーを取りに来て、カウンターorテーブルと聞かれて、2人のためカウンターという。まずはお茶と鰹出汁、鰹出汁はしみじみ美味い。

(左が鰹出汁)




割にすぐに席に案内されたのが12時ちょうど。目の前ではたくさんのトンカツやエビフライ、メンチカツなどが揚げられている。待つこと10分、ようやくロースカツ定食(B定食、1580円)とご対面。


目の前で揚げたてのロースカツを5切れに切り、千切りキャベツを乗せてご飯、豚汁(140円増しで味噌汁から変更)、白菜漬けと共に提供される。キャベツには胡麻ドレッシングを掛けていただくが、この美味さには驚く。



辛口と甘口のソースがあるが、私は甘口ソースが好み、これをたっぷり、カラシも皿にとり、頂く。味はおたふくソース風だが、もう少しあっさりとしている。いつものことだが、そのサクサク加減と肉の柔らかさ、適度な脂身、ソースの美味さ、どれを取っても文句のつけようがない。

豚汁はやや大きめな入れ物にたっぷり、牛蒡、ニンジン、糸こんにゃく、そしてたっぷりの豚肉、バランスのいい豚汁である。

あっという間に最初のキャベツを食べ終わり、おかわりをする。キャベツは今高いが、何回でもおかわり自由というのが嬉しい。



先ほどには一瞬カウンターに空席もできたが、全て埋まり、お客さんは静かに待っている。目の前でお子様ランチを作っていたが、見事なエビフライが乗っていた。



並び始めてからランチ登場まで約40分、食べるのが10分、まあこんなものであろう。長い列を見ると長いは無用、すぐに席を立ち、お勘定をして帰った。ご馳走さま、また来年末もやってきます。

まい泉 青山本店
渋谷区神宮前4ー8ー5
0120428485