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『日本そばにこだわる』14杯目、今回は天ぷら蕎麦のお話。蕎麦の種ものというと鴨、山かけ、きつね(油揚げ)、卵とじ、花巻、しっぽくなど色々あるが、やはり値段も高く、王者と言えるのは『天ぷら』であろう。
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本題に入る前に最近はレベルの高い店もあるが、立食いそばと一般の蕎麦屋の違いはと聞かれた時、何と答えますか?椅子の有る無し、これは今は違ってきていてちゃんと椅子のある立食いは増えてきているから×。生蕎麦から茹でるのが蕎麦屋、茹で麺を温めるのが立食いそばなんて答は正解かもしれないが、私が明確に違うと思うのは『かき揚げそば』があるのが、立食いそば、ないのが一般の蕎麦屋という区別。
そこで今回は小伝馬町にある『おか田』という立食い蕎麦にお邪魔した。
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おか田はカレーライスも美味いが私の一押しは『かき揚げそば』(460円)、今日はこれに稲荷寿司(2個で160円)を付けてみた。
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食券をカウンターに出して待つことしばし、おばさんが『かき揚げそばのかた?』と呼んでくれる。カウンターで丼を受け取り、席にすわる。七味かと思ったが一味、やや振りすぎる。
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ここのかき揚げは大きく、さっくりと揚がっているのが特徴。丼を覆い尽くすように置かれていて、一味を僅かな隙間にかける。かき揚げを崩して一口、まだ汁を吸う前のため、カリッとした食感がいい。
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麺は茹で麺だが、小諸そばよりさらに細く、喉越しがいい。かなりレベルが高く美味い。少しずつかき揚げを壊して少しツユに浸してから食べると柔らかくなった衣が美味い。かき揚げの材料はニンジン、玉ねぎ、春菊、その中でも玉ねぎがメインで甘さを感じる。
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ツユはやや甘めだが、甘すぎることはない。キリッとしていて飽きない。食べながら聞いているとやはりかき揚げが1番人気、次がカレーライスセットのかけそばがこれに次ぐようである。
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稲荷寿司も頂くが、こちらはちゃんと油抜きされていて優しい甘さ、ちょうど満腹になる。追加の天ぷらでは春菊が一番人気である。
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他にもかき揚げの美味い立食い蕎麦はあるが、実は『天ぷら蕎麦』発祥の店はかき揚げだったという話は次回のお楽しみ。
おか田
中央区日本橋本町4ー15ー10