まさにジェットコースターのような成績、と書くと阪神ファンならすぐ分かると思うが、8連敗した後4連勝とは驚く。8連敗する前はというと7月は14勝6敗、8月1週目までは10回の3連戦のうち対広島戦が1勝1敗だった以外は全て勝ち越しという素晴らしい成績だった。
しかし、7月26日の私はブログで『1番怖いのがコロナ』と書いたが、これが残念ながらすぐに当たってしまう。8月9日からはなんと悪夢の8連敗。
因みに7月31日のタイガースのスターティングメンバーは『中野・島田・近本・佐藤・大山・糸原・ロドリゲス・梅野』だったのが、8月11日横浜戦では『島田・山本・ロドリゲス・佐藤・糸原・陽川・梅野・木浪』と佐藤・糸原・梅野の3人以外は全て変わってしまったのである。
ようやく8月21日のスターティングラインナップでは『中野・島田・ロハス・佐藤・大山・糸原・木浪・梅野』と大半が元に戻ってきたから打線につながりができてきた。
例えば佐藤輝明の打撃を見ても、8月8日〜14日の打撃は24打数1安打12三振、8月16日〜21日は24打数7安打4三振で2HRと別人のようになっているのである。15日に打順を6番に下げ、18日に大山が戻ってきたなどの要因も影響しているのかも知れないが。
幸い戦力の点ではコロナの影響はほぼ野手のみで済んだため、ローテーションが守られたことは大きい。さらに23日には近本が復帰し、30日からは再び甲子園での開催が始まることも追い風になるだろう。
5割まであと1勝となった正念場のDeNA3連戦には是非勝利をして欲しい。とにかくファンとして『強い阪神』が本物なのか、それともやはり『弱い阪神』のままなのかを確認できる3連戦になることは間違いないだろう。阪神は先発投手が青柳、伊藤、西純矢、DeNAは今永、濱口、ロメロあたりが予想される。