outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

キノコ狩り

2009年07月31日 18時01分45秒 | 日本三百名山に登る旅
僕らが「野生のキノコ」に目覚めたのは2007年9月の入笠山でその時「オオイチョウタケ」を掲示板で相談しながら食べたのが初めでした

それが美味しかったので次々に図鑑を買って色々なキノコを食べました

中毒したのは一度だけで「シロハツ」と思って食べたのが「シロハツモドキ」で食べている時から「美味くない」ものでした。

幸い軽い嘔吐と下痢で済んだので「減量」に役立ったくらいでした

そんな程度ですからそれから後もずっとキノコを見つけたら食べています。

今回の山旅に来てからも入笠山で大きな「タマゴタケ」三個

この道の駅で「モリノカレバタケ」か「アマタケ」のどちらか判定が付かないまま食べたらアマタケだったらしく全然美味しくなかったのは一昨日の事です

そして今日は本格的にキノコ狩りをして多種多様のキノコを採ってきてキノコ汁にしました

まだ食べていないんですが・・・呑んでいるから・・・

紫色のイグチらしいんですが(炊いているからはっきりしない)噛むと非常に苦いです

でも・・・細かく切って入れているから・・除けるのも難しく

ドクヤマドリ以外のイグチにそれほど強力な毒はないだろうと・・・思いこれから食べて見ます

他にも解らないのを何種か入れてるけど毒キノコでは無い筈です

話しが変わりますが

プールで一キロ泳ぎました

そして美由紀に言われました。

「私と変わらんな」と

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水泳教室

2009年07月30日 19時27分16秒 | 日本三百名山に登る旅
久しぶりに雨が降らない日中になりました

でも曇り空に薄日程度・・そして間もなく雨になりそうです

僕にとっては久しぶりにプールへ行きました

美由紀は旅に出る前3ヶ月の水泳教室(教えてくれるのは週一回)を3度受けて(延9ヶ月)教えてくれない日も殆ど毎日のようにプールへ通っていました

元々美由紀は全くと言えるほど泳げなかったんですが・・・ヨットの旅で700本余りスキューバで潜り、その時時々泳ぎの練習をして「平泳ぎ」だけはどうにか泳げるようになっていたんですが・・・

教室に通いながら「クロールができるようになった」とか「背泳ぎが出来る・・」と言ってはいたんですが・・・

今日道の駅「小坂田公園」のプールへ二人で行って見ると

毎日のように続けると言うのは立派なもんです

久しぶりに泳いだ僕と変わらない位泳げるようになっていました

と言うより・・・僕の方が泳げなくなっていたんです

若い頃の事になりますが(37~8年前)・・・ハワイに居た頃僕は水泳の指導員の資格をとって教えていたんです。

その頃は毎日4キロとか5キロ泳いでいました

だから・・・いつでも・・今でもその位は泳げると思っていたんですが・・・

百メートルほど泳いだら腕の筋肉が痛いんです

プールで泳ぐのは20年ぶりではあるんですが余りにも落ちている

結局一キロほど泳いで今日は止めたんですが・・・

自分の能力を過信していたことに気付きました


話しが変わりますが・・・

あまりあてにはなりませんが・・・天気予報によると来週の月曜日から山でもお日様マークが出てきました

梅雨が明けたのではないので・・視界もそれほど期待は出来ないんですが・・・うかうかしていると台風シーズンになってしまうから・・・

ここらで思い切って行くしかないのでは??と思います

そんなんで明日、明後日の天気予報を見た上ですが・・・駐車場の都合もあるので日曜日に新穂高温泉に移動。

月曜日の朝一番のバスで上高地へ入るつもりです

そして三泊4日(場合によっては4泊5日)で蝶ヶ岳から常念岳、大天井、西岳、槍ヶ岳を回って新穂高温泉へ降ります

随分待ちましたよね。

これで・・・視界が悪かったらどうしましょ





















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山小屋12~3泊の予定が・・・

2009年07月29日 18時09分06秒 | 日本三百名山に登る旅
今日も雨が降ったり止んだりの塩尻です

今回の山旅が2ヶ月となったのには理由がありました。

それは練習中の「家庭菜園」で「冬物野菜」の種蒔きや植え付けをするのに9月中旬までに戻らなければならないんです。

来年からは・・・3月下旬から山旅に9月まで出て、11月からはオーストラリアへ6ヶ月から8ヶ月(両替しているお金がなくなるまで)行く計画になっています。

その後数年は同じような計画だから・・・殆ど家に居ないことになります。

慎重に準備計画する性格の僕にとって・・・将来の練習として今年の冬野菜栽培は人には理解できない位大事なことなんです

それで期間が二ヶ月となり、その間に15座に登るべく日本アルプスの山小屋泊が12~3泊になると計算し旅の経費も二ヶ月で60万円で組みました

ところが・・・この天気です

出発して3週間が来ようかと言うのに山小屋はたった一泊のみ

山の数も計画の山では3座、仕方なく脚慣らしに登った山を入れても4座

かと言って・・・視界が無いのが解っていて登るのは余りにも山に失礼だし・・・僕が山に登る理由の第一は「山に登って山を見て日本の社会を目で感じたい」んです

登っていて天気が悪くなるのは仕方がありませんが・・・ツアー登山や百名山スタンプラリーのように「ただ登ればいい」のではありません。

だからこんな事になるんですが

旅やアウトドアの遊びにとって雨は天敵です

出発してから・・・すぐに「梅雨明け宣言」だったから喜びました

でも20日間で晴れたのは4日だけです

太陽マークはいつの間にか傘マークに変わり週間予報を見ても傘屋さんほど傘が並んでいます

本も・・・目が悪くなるほど随分読みました。

買い物も普段より余計に行っています。

スーパーへ行くと・・・長い海外ヨット生活の後遺症で・・・買いすぎます

捨てたくないから食べ過ぎます

そして・・・太ってきました

残り40日

早く太平洋高気圧に「で~ん」と座ってもらいたいです

どうか・・・皆さんお祈りしてください

話しが変わりますが・・・みかちゃんが電話をくれました

でも・・報告では・・・畑は雑草で覆われているそうです
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剣岳行きました

2009年07月28日 18時06分18秒 | 日本三百名山に登る旅
朝起きたら・・・曇りながら一部に青空も見えていました

早速準備して美由紀と二人で歩き始めると・・・家庭菜園で収穫しているオバサン発見。

僕らもこの前まで一生懸命畑をしていたので・・・人の畑が気になるんです。

声を掛けて見せてもらうと・・・沢山のキューリにトマト

ナスの葉っぱは我が家と違い虫に喰われず元気です。

ゴーヤはまだなっていませんがカボチャはもう大きくなっているし・・・とうもろこしも間もなく収穫できそう

「よくできてますね~」などと話していると・・・収穫したばかりのキューリを沢山くれました

一旦バスに引き返しそれを置いて散歩を続けていると池に出ました

釣りをしている人がいたので・・・声を掛けると「ブルーギル」を釣っていました。

「美味しいの?」と聞くと「蜂の餌」というんです

何のことか解らないので・・良く聞くと・・・

ブルーギルの身に糸をつけ、その先に発泡スチロールをつけておくと・・・

黒スズメバチが来て巣へ運んで行くんだそうです

それを追いかけて行って・・・巣の場所を見つけ・・・煙でいぶして巣も蜂もまとめて獲って来て飼うそうです

ブルーギルはそれに与える餌にもなるんですが・・・秋になって巣が大きくなり蜂の子がイッパイになったときを見計らって・・・

食べるそうです

聞いていると・・愉しそうでした。

そう言えば瓶詰めの「蜂の子」売ってますよね

小坂田公園は滅茶苦茶広いので全てはなかなか回れません。

三時間ほど歩いて戻ると雲が厚くなってきました

昼から「映画でも行こう」と言うことになって・・・

インターネットで上映中の映画を見ると10キロ程引き返した「岡谷市」で「剣岳」をしている事が解りました

すぐに電話して上映時間を聞くと三時5分との事

それでは・・とマタマタインターネットでかっぱ寿司店舗案内を検索

一時に出発して回転寿司を食べて図書館へ車を停めてスカラ座へ

60歳以上のシニア料金2千円を出すと・・・

年齢確認の何かを見せてくれと言われると思っていたのに・・・そのままパス

誰が見ても60歳以上という事かまだなったばかりなのに

映画のほうは・・・綺麗だったです

鹿島槍から見た剣や剣に登った時の事がそのままダブって愉しかったです

「厳しさの中にしか真の美しさは無い」と言うシーンがあるんですが・・・

そうとばかりは言えないけれど・・・山や人生には当てはまる部分も多いな~・・・と感じました

雨の中小坂田公園に戻って定位置で鴨の燻製を肴に一杯呑んでいます

雨が続いて待つほどに次に登った山で感激できると考えながら

それから先日登った北岳と入笠山の写真がホームページにアップ出来ました

興味がある方は見てください

ブックマークから「溝田正行の世界」へ行き、その中の「日本の名山へ登る旅」の「登頂済山リスト」をクリックして「関東の山」の一番下に「北岳」があります。

「中部東海の山」の最後に「入笠山」があります。

面倒ですが・・・
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小坂田公園に降りて来ました

2009年07月27日 17時18分13秒 | 日本三百名山に登る旅
霧に覆われた中で暮らすのもそれなりに良い所もあるんですが・・・車内が徐々に湿気を含んできます

天気予報を見ると・・・今晩かなりまとまった雨が降るようで120ミリから150ミリなどと

高ボッチ高原へ来る林道は国道から9キロで平均的に山の斜面はそう急ではないんですが・・・途中数箇所落石防止のネットを張ってあるところもあるし・・・そこには確かに落石も溜まっています。

最近の「ゲリラ豪雨」は想像を超える量の雨も降るし・・・現実に朝から雨

食料も少し不足しているものもあるので・・思い切って下山しました

塩尻の街まで出てスーパーで買出しし、バスにも燃料を入れて道の駅「小坂田公園」の一番下のトイレ近くの毎年来る定位置へ停めました

間もなく雨が上がったので公園内をジョギング

昨日は少し頑張って早く走りすぎたので・・・今日はゆっくり

この公園は広くて走る場所には困りません。

屋外だけどプールもあります

どうも八月二日からしか天気が良くならないようなので・・ここで3日か4日ゆっくりします。

話は変わりますが・・・

遂に「年金」を受け取りました

前にも書いていますが・・僕らは「国民年金」しか掛けていません。

それも間が抜けていたりして・・・65歳まで待っても一人年間60万円です

それを補う為に民間保険会社に掛けていた「年金保険」が今月初めて受け取れたんですが・・・契約の時から大きく下がってしまって・・・でも貰えるだけまだ良いんですが・・生きている間は年間54万円あります

合計で月当たり約10万円ですから・・・当然足りません

ところが・・・ちゃんともう一つ年金保険を掛けているんです

65歳から80歳までしか貰えませんが(殆ど払い込んだ額しか受け取れない)月々7万円受け取れます

そんなんで65歳から80歳までの15年間は一人当たり17万円。二人合わせると34万円となって・・・大変裕福な暮らしが出来ることになります

問題点は・・・どちらかが死んでしまった場合と80歳を過ぎた場合、それから施設に入らなければならなくなった場合です

生活費はひとりも二人も殆ど変わりません。一人でテレビを見ても二人で見ても同じだし、風呂に入っても灯りをつけても同じです。

米とオカズの材料は少し違いますが調理する光熱費も殆ど同じです。

そんなんで・・・施設に行く必要がない位元気であったら外国のように「共同生活」をしようと考えています。

最終的には全て売れば誰にも迷惑を掛けることなく終れるでしょう

その点つくづく公務員や大手企業に勤めていた人は「いいな~・・・」と思います。

僕の場合親の年齢まで生きれば95歳です。(まだ生きてるけど)

夫が公務員で妻が小さな会社に勤めていたとすると・・・

毎月の年金が35万円はあります。65歳からにしても95歳まで30年間
の合計は一億二千六百万円です。

僕らの場合の合計は国民年金だけだと1800万円

民間保険会社に払ってある金額が殆どそのまま分割して戻してくれますが・・・

それをプラスしても4950万円です

7650万円の差は大きくてとても今の地価価格の状態では僕らの資産を全て売っても足りません。

しかし・・どのように考えても僕らの生活が困るようなことは起きません

余って子供同士が生涯いがみ合うようなことも起きませんが

オマエには「家賃がある」という人に言いますが・・・今の時代田舎ではとても貸して割りに合いません。

売りたくても・・買い手さえいないんですから・・・

固定資産税を払うのがやっと。償却なんてとても出来ないんですよ

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影郎さんが・・・

2009年07月26日 18時02分17秒 | 日本三百名山に登る旅
昨日のことです。

4時を待ちかねてイッパイ呑んでいたら(ここは寒いので日本酒)電話が鳴りました

「今何処に居るの?」と影郎さん

ブログを見て鉢伏山に登った後道の駅「小阪田公園」に行くと書いてあったので来てくれたんです

「まだ高ボッチです」と言うと登って来てくれました

影郎さんと初めて会ったのは100名山「荒島岳」の登山口で・・・4~5年前になります。

それから・・僕等が山旅で本州に来る度に訪ねてくれています

今年もどこかの山で・・・と約束してたんですが・・・

バスの中でお茶を飲みながら(影郎さんは余りお酒は呑まない)十二時までお話し

最近影郎さんは当人のHPにもありますが・・・イマイチ元気不足?気力不足気味なんです

足を傷めたり、体調にも問題があるそうなんですが・・・

人間誰にも(僕にも)全体的気分が高めだったり低めだったりはありますから余り深く考える必要もないとは思うんですが・・・・早く元気になって欲しいと思います

さて今日目覚めると・・・影郎さんは言っていた通りすでに出発していました

周りはガスに包まれて今日も山に登る気分になれる日ではありません

そんな中・・・なんとかしないと脚力がつかないばかりか衰える心配もあるので・・考えました

人はそれぞれの環境や制約の中でそれに対応し工夫する知恵のあるものだけがいつも愉しく充実した時間を過を持てます。

本を読むのも毎日だと知恵不足だから・・・そしてここは寒いほど涼しいので・・広い駐車場や周辺をランニングすることにしました

走ってみると・・・この気温が実に快適なんです

そして・・思ったほど息切れもせず4キロほど走って汗をかきました。

美由紀は周辺を花を求めて二時間ほど散策。

夕方も走ろうと思っていたんですが・・・雨になってしまい中止しましたが・・・

視界が無くても雨さえ降ってなければランニングはできるので・・・この涼しい場所を明日も楽しみたいと思っています

北アルプスを眺めながら呑む事はできませんが・・・今からイッパイやります


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高ボッチ高原

2009年07月25日 15時59分45秒 | 日本三百名山に登る旅
夕べは強い風に雨も降り隣りでキャンプをしていた家族は充分眠れなかったのでは??

早朝ガスが掛かって視界が20メートル程の中でテントを撤収して下山して行きました

子供も4~5人居たので・・・これが原因でキャンプが嫌いにならないかとちょっと心配です

僕らも夜中に小便に目が覚めたけど・・・余りの雨風に使いたくないバスのトイレを使いました

後が面倒なんだけど・・・

今日は一日中ガスが濃く視界無く時々強い雨が降ります。

トイレの近くへバスを移動して本を読んだりテレビを見たり写してきた写真をパソコンで見たりでゆっくり過ごしています

と言っても・・・寒いし・・・外に出られないから

何時になったら「ガガガ~ン!」と太陽が出るんでしょう

予報では一週間ほどは見込みが無さそう

でも曇りくらいになれば鉢伏山に行こうとここで待機です

やっと解禁の四時になったので・・・雨だし・・イッパイを始めます

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高ボッチ高原です

2009年07月24日 18時34分36秒 | 日本三百名山に登る旅
北八ヶ岳にある北横岳は三百名山に入ってないけれど「良い山」と聞いていたので・・・随分迷ったんですが・・・天気を待つと何時登れるか解らなく登山口にトイレが無いので諦め、来慣れた高ボッチ高原に来ています

すっかり通いなれた国道20号線を北上。

ここは標高が1600㍍以上あるのでこの曇り空では寒いです。

バスの隣りでは家族連れが二組テントを張ってキャンプして賑やかです

薄いガスが掛かっていますが塩尻の街が見下ろせます。

視界が良ければここから見る北アルプス連峰は見事なんですが全くダメです

今日は茅野市のコインランドリーで洗濯した後ショッピングセンターに寄って100円ショップとスーパーで買い物

高ボッチ高原に着いてからは美由紀は花を探して周辺を散策

僕は北岳と入笠山の写真をホームページ用に選んで加工し文を入れていました

そして今イッパイ呑みながらブログを書いています。

アチコチで雨の被害が出ているようですが皆さんに被害はありませんか。

昔には無かったような豪雨や地震も多くなったような気がするんですがどうなんでしょう

良くなった事は余り無いような気もするんですがどうなんでしょう

便利になったことは多々あるんですが・・・便利が人の心を良くしてくれたり幸せにしてくれることは少ないように思います。

キャンピングカーの旅はヨットの旅と同じように「不便」が多いです

決定的は「水と電気」なんですが・・・

電気が少ないとテレビを見たりパソコンをする時間が限られます。

しかしこれは良い面も沢山あって・・・本が読めるし会話も出来ます

水に関しては・・・足りなくて良い事は殆ど無いようです。

強いて探すとすればなんでも「大事に使う」習慣がつく位でしょう

外は風が強いです。

現在二人共北岳の後遺症で太腿が痛いです。

明日は雨でなければ脚を鍛える為に鉢伏山に登ります。

そして・・・道の駅「小坂田公園」に泊る予定。

いつになったら・・・梅雨が明けるんでしょう

写真は入笠山で咲き始めていたコウリンカです。

綺麗でしょ

写真をクリックすると大きく見えます。

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入笠山の人気

2009年07月23日 18時14分14秒 | 日本三百名山に登る旅
昼頃に晴れ間もあるような予報だったので「花の百名山」入笠山に行ってきました

この山は「日本三百名山」でもあります。そして僕はすでに三回、美由紀も二回登っている山なんですが・・・

簡単に登れるし・・低いけど天気が良ければ展望も良いんです

それに湿原もあり頂上付近も含め花の種類が結構多いんです

そんなんで・・道の駅「信州蔦木宿」でゆっくり朝食を済ませて出かけました。

急で曲がりくねった坂道を登り駐車場へ着いてビックリ

大型観光バスが6台来ていました。

そんなんで端っこの方へ我がバスは頭を突っ込むのがやっと

中学生が二台、老人が3台、老若が一台だったんですが・・・一台に50人以上乗っていて・・・どうなることかと心配したんですが

一番後から出発した僕らは最後まで一番後ろを登っていました

老人グループの最高年齢が93歳にも関わらずです。

そして気付いたんですが・・・僕の脚は平均より太さはあります

そして一見すると結構筋肉らしい盛り上がりもあるんです。

にも関わらず・・・人並みに登れない

その理由の一部に「徳島県人」があるように思います。

徳島県は日本一「糖尿病患者」が多い県だそうです。理由は公共交通機関が余り無く一人が一台以上の車がなければ生活できない田舎なんです。

その結果歩くことを忘れてしまったんです

50メートル離れた場所へ行くのに徳島県人の殆どは車を使います。

これが・・・今回来ていた首都圏に住む老人達は・・・電車の乗り替えから駅を降りて目的地までと結構毎日歩いています。

だから「足腰がしっかりしている」と思うんです。

僕らはその上に14年の間ヨットで生活していました。

ヨットの中は広くはありませんから・・・どうしても歩く距離が足りない

そんな事で長年のヨット生活の後遺症で足腰が弱っている上に虚弱体質だから体力が無いのです。

兎に角頂上へ着いて・・息を切らしているのは僕だけだったように思います

それと・・・驚きました

中高齢者というけれど真実は殆ど老齢者なんですが・・・よくもここまで山に来る人が増えたものだと・・・

そして皆元気なこと

年金予算は益々不足しそうです。

今日の写真は「キタダケソウ」です。

キタダケソウは南アルプスの北岳にしか無い貴重な花です。

でも花ですから歩いたり走ったりすることはありませんし・・白い花ですが茶碗のような大きさでもなく一見沢山ある「ハクサンイチゲ」と大して変わりません。

しかし良く見ると・・・花びらの紋様、葉の重なり具合や形状が違っています。

高山植物はキタダケソウに限らず氷河期からの生き残りの貴重な植物で絶滅が心配されています。

昨日のブログでこの花が咲いている場所を公開したんですが・・・これには賛否両論あると思うんですが・・・

僕自身公開したことに今一つ自信が持てない(将来的に場所を公開してよい結果となるか悪い結果となるか)所もあります。

またそれを指摘してくれた人もいます。(昨日のブログのコメント)

そんな事と僕に教えてくれた人の事ももう少し考え場合によっては近日中に削除するかもしれません。

そうすると・・中途半端に聞いた人達が今までと同様に周辺を歩き回って荒らしてしまう心配もあるんですが・・・

写真をクリックするとキタダケソウ花と葉っぱが大きく見えます。
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キタダケソウ

2009年07月22日 16時49分13秒 | 日本三百名山に登る旅
昨日は中途で終ってしまい済みませんでした

夕食前から呑んでいたんですが・・・もう一杯のつもりが

脚も弱いけどお酒にも弱いので・・・いきなり効いて来てそのまま眠ってしまいました

さて昨日の続きのキタダケソウですが・・・

北岳には数え切れないほど来ている東京の濱野氏に教えてもらった情報でした

「頂上から間岳の方へ5分から10分降りたところの左に白い石がある。そこには左に向って少し踏み跡がある。それを少し入った左に7株あって花が咲いている」との事です。

「白い石は石灰岩ですか?」と聞くと「そうではないけど・・割りに白い石なんだけどな~・・・天気が良かったら連れて行ってあげるんだけど・・・」とも言ってくれたけど生憎の雨

この情報を元に探すんですが

僕の脚でも5分と10分では2~300メートル違います。

濱野さんは健脚だから・・・500メートルは差がでます

「白い石」と言うのは・・・「割りに白いと言えばカラスでも白い」(あのカラス割合白いなあ、と言うように)と言う言葉があるように割りに白い石は数え切れない程ありました

確かな事で特に注意すべきは「左への踏み跡」です

ところが・・・そんな左への踏み跡も10箇所以上あります

おまけに・・・キタダケソウとハクサンイチゲは葉の色や花の大きさ、色など殆ど同じなんですが・・・

そのハクサンイチゲの白い花が一面に咲いているお花畑なんです

でも・・必ずあるはずと・・・探しながら下っていくと・・トラバース分岐に来てしまいました

分岐の話は無かったので・・引き返すことに

花もキノコも下りより登りが探し易いんです。

美由紀は花やキノコを探す時は天空から野ネズミを探す鷹のような目を持っているんですが・・・運悪く一面はガスに包まれて眼鏡が使えないから僕が見つけるしかありません

キタダケソウは写真でしか見たことがないから・・・ちょっと違った感じがすれば近寄ってしっかり見るんですが・・・それは花が終りかけたハクサンイチゲだったり・・・左への踏み跡が延々と続いていたりで

なかなか見つけられなかったんですが・・・

眼鏡が無い美由紀と僕が同時に「あった~!!!」

と叫んだのは・・まさかこんなところにと思うツヅレオレになった登山道の突き当たりでした。

登っていたら誰もの目に入る場所なのに・・・小さな株だし皆はハクサンイチゲと思ってしっかり見ないから気付かないのでしょう。

確かに白いといえば白い石もあるし踏み跡もあります

一歩踏み跡を入ると(本当に一歩です)左に大きな株が幾つも白い花を満開にしていました

遂に見つけたんです

沢山の写真を写して意気揚々と小屋へ引き返しました。

小屋の主人に話しをすると・・「見つけましたか・・・アソコのキタダケソウは通しか知らない秘密にしている場所」なんだそうです。(登山道から遠ければ秘密にする必要もあるかも知れないけど・・登山道脇で目の高さにある花を秘密にしようとするのは感心できない。公表し皆が気をつけて楽しむべきだと思う)

そんなんで小屋の人に聞いても下のトラバース道脇のキタダケソウしか場所は教えてもらえません。

そしてトラバース道へ見に行った人に聞くと花は殆ど終っていたそうです。

高さが違うので開花が遅れ「今が見頃」で傷んだ花も無く綺麗な写真が写せました

濱野さん貴重な情報ありがとうございました

ここでその場所を教えましょう。(中途半端な情報で周辺のお花畑が荒らされているので

北岳山頂から間岳の方へ少し進むと左壁に鎖がある鎖場を渡ります。

間もなく急な斜面の下りになります。

その道はツヅレオレ(ジグザグ)になって下るんですがその四つ目くらいで角には腰より少し高い高さの大きい石が左にあります。そこは丁度ツヅレオレの角になっていて左に折れてきて右に折れようかとする場所です。

登山道から花が見えます。遠くに見えるのではありません。目の前にあります。知らないとうっかり手をついてしまうようなところです。一歩左への踏み跡を踏み込めば(本当に一歩だけです。三歩分ほど踏み跡がありますが三歩進んでしまうと見えません)左の斜面に大きな株が幾つもあります。

登山道の両脇にロープが張ってある場所まで下がると下がりすぎです。

下山時に探すより登って来るときの方が簡単に探せると思います。

下から見ると角にある腰くらいの大きな石には緑っぽい苔が幾つも着いています。

そんな石に突き当たるような曲がり角は下(分岐)から来ると初めての場所です。

むやみに踏み跡に入らないようにしてください。下から登って来ると突き当りの角に立って良く見ればハクサンイチゲでないことが解るでしょう

目の高さですから・・・

小さな株も含めると全部で20株ほど見えましたが・・・足元にもあって踏みつけられているのもありました

人が息を吹きかけても生存が危ぶまれる貴重な高山植物です。充分注意して見てくださいね

聞くと開花時期がトラバース道と半月ほど遅れるそうで・・他にも秘密の場所があるそうなんですがここが一番遅いそうです

機会があれば注意して見てください。

明日は世界中でこの山にしか咲かないそのキタダケソウの写真をアップでアップしましょう

今日の写真は美由紀が観音様になったと喜んだ「ブロッケン現象」です。

これが霧の中に浮かんで現れますからそれはそれは不思議な気分になりますよ。

高い山の上で片側に霧が充満し反対側に太陽があると時にこの現象が見えます

写真をクリックすると大きく見えます
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北岳登頂

2009年07月21日 17時14分54秒 | 日本三百名山に登る旅
一昨日の夜、ブログをアップした後で天気予報を見ると二日続いて晴れマークになっていました

夜中に起きて空を見ると星が出ています

それでは・・と4時に起きたら晴天

慌ててサンドイッチを作って5時半のバスに乗りました

そして一時間後・・・広河原へ到着。

北沢峠(甲斐駒ケ岳や千丈岳の登山口)へ行く登山者や北岳へ登る登山者が沢山いました

少し歩いて見上げると・・・北岳が見えました

吊り橋を渡って・・・沢沿いの道を登ります。

小さな谷を幾つも渡って雪渓に取り付くと間もなく「二股」(右股、左股に分かれる分岐点)です

ここで半分以上は登っているんですが・・・・昼食も摂って少し休んだんですが

二人共非常に疲れていました

ここ数年、毎年数ヶ月山旅に出て多いときは年に50座以上登る僕達を「脚が強い」とか「元気」だとか思ってくれているかも知れません

確かに美由紀は体重が軽いからか僕より登りに強いです。

問題は僕なんですが

神様は平等に人を造っているとも思ったりするんですが・・・

人間の「筋肉」は限られているのでは?と思うんです。

そして・・・僕の場合ですが・・・

僕を良く知っている人ほど「納得」すると思うんですが・・・

脚にあるべき筋肉の殆どを「アゴ」が使ってしまっているようなんです

だから・・・喋らしたり食わせたりすると・・・疲れを知りません

ところが・・・幾ら登っても大して脚力がつきません。

アゴは出ますが

そんなんで・・二股から後は数え切れない程休憩を繰り返しながら・・・それでも見上げれば北岳が覆いかぶさり振り返れば鳳凰三山

それに励まされながら・・・尾根に出ると

甲斐駒ケ岳、八ヶ岳、千丈ヶ岳、乗蔵、富士山から北アルプス連峰、中央アルプスなどが綺麗にみえました

そして間もなく・・・写真の「肩の小屋」到着です。

チェックインして寝る場所を確保

B-14と15だったんですが16と17の併せても二人が寝る広さだから・・・心配したんですが・・登山者が少なかったので二人が使えました

でも前日はそこに7人寝たと言うから

外に出て周りの山々を見ながらウイスキーの水割りを

夕食は想像以上のご馳走(カレーと思っていた)でおかわりもして満腹

間もなく誰かが「ブロッケン現象が・・・」と言うので美由紀と二人慌てて小屋を飛び出しました

まあそれを見ると・・・僕の場合「お釈迦様」になったような気がしました

美由紀は「観音様」になったような気がしたそうです

それは・・霧の中に丸い虹の輪が出来ます。

その中に自分の影が写るんですが・・・後頭部からは後光が射しています

山の上で稀に見える現象なんですが・・・僕らは初めてで・・余りにはっきりそして長い時間何度も何度も見えるのに驚きと嬉しさでイッパイでした

美由紀が自分を写した写真がありますので明日アップしますね。

今朝小屋で目覚めたら雨が降っていました

美由紀はいくらか良くなっていましたが高山病だし脚の自信もイマイチな上に雨だから・・縦走は断念

でも・・・北岳頂上を少し越えたところに・・・「キタダケソウ」が咲いていると教えてくれたので荷物は小屋に預けて合羽を着て出発

幸い風も弱く雨も大したことなく頂上へ

「キタダケソウがある場所」と教えてくれたのが・・・

晩御飯の後に書きます。

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勇者多数

2009年07月19日 17時50分11秒 | 日本三百名山に登る旅
白峰三山縦走の実質的「山開き」は昨日(18日)の土曜日でした。

と言うのはそれまではバスの始発が七時55分で僕らが登ろうとしていた金曜日もその始発に乗った人は10人ほどしか居ませんでした。

ところが・・・昨日は始発が五時半にも関わらず3台のバスが満員

二番の七時半に乗った人との合計は160人だったそうです。

それもここ奈良田から出発した人は北岳に登る人のほんの一部で主は違うルートのバスに乗ります。

多分500人位は土曜日の雨の中を登ったでしょう

下山してきた人に聞いた話しですが・・・

北岳山荘を目指していた殆どの人も強風で行けず手前の「肩の小屋」に泊ったそうですが・・・

宿帳に名前を書こうとしても・・・手が寒さで痺れてしまってなかなか書けなかったそうです

奈良田に居る僕らでさえストーブが欲しいと思う寒さですから・・3千メートルの場所にある小屋周辺はかなり冷えていたんでしょう。

そして・・定員オーバーで食事が終って食堂を片付けて横になれたのは11時だったそうです

ただし人の息で全く寒さは感じなかったけれど眠るのも難しかったそうです。

今朝起きても外は雨の上に強風

縦走どころか頂上に行くのさえ諦めて下山した勇気ある人達が昼頃に大勢帰ってきました

少し遅れてとりあえず頂上まで行ったと言う人も帰ってきましたが・・・皆さんトムラウシが頭に浮かんで前に進まなかったそうです。

今朝まで満車状態だった駐車場が現在かなり空いています

明日は晴れ間もあるようなので上にいる人は楽しめるかも知れません

僕らは昼過ぎから食料が不足気味なので街まで買出しに行ってきました

片道一時間以上掛かりましたが・・・これで4~5日は安心して天気が待てます。

町営のぬる~いけどヌルヌルする源泉掛け流しの温泉はすぐ上にあるし・・・こうなったら何日でも待ってやろうと言う気になっています

本を読むので目が疲れるけど・・・

今日も一日雨が降ったり止んだりのさむ~い奈良田でした。

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またまた延期

2009年07月19日 07時14分18秒 | 日本三百名山に登る旅
夕べブログをアップしたあとで予報を見ると傘マークに変わっていました

それでも朝になるまでは期待もしていたんですが・・・雨が降っていました

そんなんで今日は出発をやめました

昨日カルロス氏の協力でHPに七面山と毛無山の写真がアップできました

興味がある方は見てください

溝田正行の世界 http://www.holoholo3.com/ の登頂済山名リスト→関東の山の下のほうに七面山と毛無山があります。

それからHP内の「お天気情報」の中の「山の天気」で「北岳」を見て出発を取止めたりしています。

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待てば海路の日和あり

2009年07月18日 17時22分26秒 | 日本三百名山に登る旅
人間自分が生きてきたり、してきた事を自慢するようになったら「それまで」と言われていますが

14年間ヨットで世界を巡り「ただの一度も危険な思いはしなかった」とクルーだった美由紀は言ってくれます

18年間ダイビングショップをして・・他のダイビングショップから「無茶苦茶」と言われながら一見無茶苦茶な大深度やボートでなければ行けない様な極めて遠い水面移動をする潜り方を初心者と共にしてきました

この潜り方に勝る潜り方は無い(人間関係?)と今でも思って居ますが・・ただの一度の事故もありませんでした(一度だけタンクが倒れて足の指の爪がとれた人がいる。別行動のメンバーに骨折や減圧症がある)

これは何より皆が僕を信頼してくれていたお陰なんですが

僕と話しをしたり僕を見たりした人は多分「いいかげんなオトコ」と言う烙印を押してくれると思っています。

人間いつも「張り詰めて」生きることはできませんから・・・

僕の場合殆どの時間を極めてリラックスして生きています

でも「ツボ」はかなり意識しています。

人にはそれぞれ精神面と体力面で耐えれる限界があって面倒な事に人によってそれぞれ違うんです。

そしてこれまた面倒なことに・・・耐えれる限界に少し近づいたほうが人は感激し愉しめます

これがガイドする上で一番難しいことなんですが・・・

ところが・・何人も何十人も連れて一緒に行くとそれらに満足してもらう事は非常に難しい状態となります

そこで僕は「この人ならこの人の面倒が見れる」と思う組み方(バディシステムと言う)を押し付けてきたんですが・・・皆がそれに従ってくれた事も事故にならなかったし限界に近く愉しめたと思っています。

自慢はそれ位にして・・・

ダイビングの場合は頂上がありませんから天気によって場所を選ぶ事ができます

なにしろ・・あれは水の中をプランクトンの様に浮遊しているだけで愉しめるスポーツです。

ところが・・山は頂上に行かないと「挫折感」を味わうスポーツです

でも・・最近の100名山(二百名山から三百名山、五百名山、千名山まである)制覇ピークハンターの様に兎に角頂上で記念写真を写すのが目的では余りにも山が可哀相です。

山に登ってその頂上から見える周りの景色を見ることでその山の気持ちになれます

周りの山も見てもらって初めて聳えていた意義があるように思います

そんなんで・・・僕が山に登るのは安全確保の為は勿論だけど山を称える意味でも天気が良く視界も良い日を待って登ります

「待てば海路の日和あり」とは良く言ったもので・・・ヨットで航海していた時も待って待って待ち続けた経験がありますが・・・その通り楽な航海が出来る日和は来ました

人生も同じかも知れませんね

「絶対大丈夫」と思っていてもそうでないのが天気ですから最悪を想定はしていますが・・・明日から三日間はお天気マークが輝いていますので白峰三山の縦走に行ってきます

トムラウシ山の遭難事件は詳しいニュースが入って来ましたが・・・

まさか避難小屋を出発の時点からすでに強風が吹き荒れている上に寝ていた間に寒さを訴える人が何人も居たとは・・・思いもしませんでした

参加者の軽装にも責任はありますが・・・









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トムラウシ山遭難

2009年07月17日 18時57分37秒 | 日本三百名山に登る旅
アウトドアの遊びはどれも一つ間違えば死に繋がる危険を孕んでいます

先日富士山に登ろうと駐車していたキャンピングカーへ落石があって一人が亡くなっていました。

昨日から今日に掛けて北海道の美瑛岳で一人、トムラウシ山で九人が亡くなりました

これらの事故を見て思うんですが・・・

亡くなった人には気の毒ですが・・・本人も死ぬ前に自覚したと思うんですが「自業自得」としか思えません。

厳しい事を書きますが気を悪くしないでよく考えて見てください。

先ず富士山の「落石直撃」ですが・・・

僕が山に来てバスで寝る場合、一番に考えるのは地震です。

地震が起きた場合ここで眠っていたらどうなるか?を考えます。

そうすれば落石があっても直撃を受けるような場所に駐車するような事はしないはずなんです。


それからトムラウシ山の集団遭難ですが・・・

僕は常々思っていることですが「ツアー登山」は危険すぎます。

これはヨットレースにも言える部分もあるんですが・・・

日程を組み準備をするから天気が悪くてもスタートしてしまう事が多々あります

一人なら止める天気でも大勢いるから大丈夫のような錯覚を起こします。

20年余り前に大きなヨットレースで荒天が予想されながらも集団遭難が起きた事があります

勇気を出して出港を取止めた艇もありましたが・・多くの艇は出港し荒天でかなりの命が失われました。

天災というより人災の部分が大きいと思います。

今回のトムラウシ山の遭難も天災と言うより人災だと思います。

これだけの人数(18人)で旭岳からトムラウシ山の縦走(僕らでは絶対出来ない程難しく厳しい)を計画するには絶対的確信が持てる位の好天予想に加え全員を確実に統括できるリーダーとそれを補佐できる数人のガイドが必要です。

これが若くて元気があり全員が良く解っている山岳部員同士ならこうはならなかったでしょうが・・・

寄せ集めの老人達と統括できないガイドではなるべくしてなったと言わざるを得ません。

大きくて有名な登山ツアー会社だそうですが・・山では何の役にも立ちません。

最近山で見かける「ガイド」を見ても思うんですが「花の名前は知っていても自然や人間を知らない」「命を守るという根本的な責任感が感じられない」ことが度々です。

登山者を見ても思うんですが一晩外で耐えれる予備の防寒具を持たずに登っている人を見かけます。(僕らは夏山でも二人共がダウンジャケットとフリース付き冬ズボンを持って行きます)

合羽で凌げる寒さは昼間の寒さくらいです。

足を捻挫しただけで下山できない可能性があるのが山登りです。

その山で一晩耐えれるだけの準備は各自がしなければなりません。

ツアーだから起きる「大勢だからの落とし穴」なんでしょうが・・・

もう一つ利益を追求しているからもありますね

登らせてしまわないと・・・と言う気持ちがガイドにある。


今回の場合、一番に天候を見て中止するか数日待つ必要があったと思います。(それ以前に計画自体が?)


二番目に危険を感じた時点で全員が協力して風裏に移動し石積み囲いをして(石が幾らでもある山なんです)燃やせるものを集め(今回の場合だとテント泊か(避難小屋泊?)だからコンロがあったはず)風を避け全員が離れないように天気の回復を待つべきだったのでは・・と思います。

海の事故でも言えることですが荒れてくると岸に近づきたくなるものです。

(そんな状態を「パニック」と言うんですが・・優れたキャプテンやリーダーが居ないと冷静な判断が出来なくなるんです。)

ところが沖で耐えるのが一番安全なように・・・夜に下界に降りようとするより上で体力を温存するほうが遥かに安全です。

なにより海でも山でも天気を馬鹿にしてはいけません

これ以上は無いと思える悪い条件を考えて行動しても「ついうっかり」で事故が起きる可能性はありますが・・・

色々な気象を考慮する慎重さと中止や延期する勇気で殆どの事故は防げると思っています

そんな事で僕らは今日の登山を中止し、明日も中止し天気を見て明後日辺りに出発を考えています

皆さんも慎重に行動してくださいね

最後に亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします






























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