outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

花の白雲岳

2008年06月30日 19時23分58秒 | 日本三百名山に登る旅
昨夕は大雪山系の中で花の百名山、赤岳、小泉岳、白雲岳の登山口「銀泉台」に泊まっていました。 林道入り口周辺の国道から全く民家が無い山の中を20キロ近く砂利道を入り標高1490メートルの銀泉台に到着

でも予想通りAUのデータ通信カードは繋がりませんでした

今朝は5時起床、5時45分出発で登り始めたんですが兎に角さすが「花の百名山」上にいくにつれて花が多くなり赤岳を過ぎて岩山を二つ超えると花の絨毯でした

山にも随分登ったので始めて見る花に出会うことは少なくなっていますが今回小泉岳の周辺で見たホソバウルップソウとエゾオヤマノエンドウは初めて見た花でした

何種類もの何千万か何億の花が荒れた石や砂利の中に咲いています

ほんとに凄いです

機会があれば皆さんも登って見てください。

ベストスポットは小泉岳周辺と小泉岳から緑岳にかけてです

そんなんでしばらくブログに花の写真をアップしようと思っています

明日は休養日の予定です

そんなんで明日は6月の会計報告などしたいと考えています

今日の写真は「コマクサ平」のコマクサです。

駒とは馬の事でコマクサは馬の顔に似ているのでこの名前が付いたそうです

馬の顔なのに何故か「高山の女王」とも呼ばれます。

しかしコマクサが生える周辺には他の何の植物も生えません

コマクサは「毒草」でもあり食べると大変なことになります

写真をクリックすると大きく見えます。 女王に毒があると言うことは女王の前は「お姫様」ですからやはり・・・

そんなんで昔の男達は大暴れするどうにも止めることが出来ない川に「水神」を祭ったように「カミサン」と呼んだのかも知れませんね


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時間配分

2008年06月28日 19時44分44秒 | 日本三百名山に登る旅
僕のことを「退職しているのに企業戦士のように忙しい」と評価してくれた人もいますが・・ 皆さんはどう思っているのでしょう???

実際の僕は確かに計画表に追われてはいますがそれほど忙しい計画は立てていません

そして今回のように2003年からは平均5ヶ月ほど国内をキャンピングバスで回っているんですが(去年までは残りのうち5ヶ月程を海外のヨットで暮らしていた)そんな僕が見て「なんでそんなに急ぐの?」と思う人達に沢山出会います

ヨットで生活していた時代の始めの3年近くは海外のヨッティ(ヨットで長く生活しながら周っている西欧諸国の人達)から何度も「なんでそんなに急ぐの?」と言われた僕だから解らないこともないんですが

特に退職後間もない人達に多いのですが「生涯二度と北海道にこれない」か「残り寿命が3年と言い渡された」かのようにうろたえ慌てています

もう一組全く違った人達も見ます それは今日4日ぶりに戻った道の駅「旭川」にも居ましたが僕が大雪山に登る前に止まった時も居て今日もいました。

奥飛騨に行くとそんな人(ホームレスみたいな)が沢山居ます。多分北海道に来る人にも沢山居るように思います

確かに奥飛騨や北海道の夏は涼しくて蒸し暑い本州や四国、九州の家に居るよりは快適だと思うのです

そして殆どお金も掛かりません。 ただその人達が年金も少なく「動けない」のなら大いに結構だと思います。

これは両方の人達に言えることですが僕が思うのは「時間配分」と「資金配分」が出来ていないのではないかと思うのです

少し戻りますが僕に「なんでそんなに急ぐの?」と言った西欧諸国の人達はその二つを誰もが知っていた」と思えるのです。

僕は自分で日本では数少ない?(と思っている)20年先を常に考えて生きています。でもそれって当たり前のことなんです。先進国では。

ただ何時も言っていますが思ったようになることもあればならないこともあります

掲示板の方に書いたことですが「不労所得」である「親が子供にお金を上げること」は殆どの場合「不幸を招くだけ」と言う事も先進国では当たり前なんです。

「人の一生は登山」だと思います。 少しづつ高度を稼いでいく喜びがあり頂上に立った時にそれは頂点となりますが何時までも頂上に居ることは出来ません。そして下りはじめることになり戻った時が死ぬときなのではないでしょうか??

登っている途中で親から頂上以上の物を受け取ると残りの人生はつまらなくなると思うのです。

若いと言うことは「無限の可能性」を持っています。

その可能性の芽を摘まない為にも見守ることが一番でないかと思うのです。

その時助けを求められたら出来る範囲で答えるべきだとは思います。

どれほど優秀な会社でも親の仕事を無理に押し付けられた子供は最低の人生でしょう。

なぜこんなことに話しが進んだかと言えば定年になって僅かな年金から少しでも残して子供に与えようとしてお金を使わなかったことを「得をした」と言った人に会ったからです

こんな人が多くなると日本は終わります。全てが循環しなくなり子供は登る苦労より貰う心になります。

一度貰うと余程硬い意思と制御力が無い限り人にはそんな心が出来てしまいます。

「乞食根性」と言いますが人から貰う為に動き始めます。「自主性」を失います。

また先に戻りますが僕の考え方が間違っているかも知れませんが「人が生きた」と満足できるのは自分が考えた計画が思ったように進んだ時だと思うのです

自分が努力したことが報われた時だと思うのです。

だから皆が夢を持ち、時間と資金の配分を考え愉しい計画を立てて最後まで精一杯生きて欲しいと思います

今日は魚だったので白ワインにしたんですがすでに空になり焼酎に変わっています。

少々呑みすぎでどんなブログになっているか不安ですが・・・「のんだくれ」の戯言と思って読んでいただけると嬉しいです

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体について

2008年06月27日 21時46分05秒 | 日本三百名山に登る旅
今日もいい天気の北海道旭川、大雪山の麓です。

午前中はビジターセンターで本や説明、大雪山を紹介するビデオなどを見て過ごしました

そしたら午後の自然観察会への参加(一人300円)を誘われて一時間余り5人で歩きました

僕ら(特に美由紀)が知りすぎているので・・余り役には立ちませんでしたが

解散してから二人で周辺に沢山ある散策道を我々のペースで歩いたのは良かったです なんと言ってもここは涼しく北海道で標高が千メートルを超えているから本州なら2千メートルの山にある花が沢山あります。

ただし似たような花でも「エゾ」とか「チシマ」とか「ダイセツ」とかが前に付く北海道の固有種の花が多いです

ビジターセンターに「雌のヒグマ」が剥製になっています。 その剥製の足の大きく鋭い爪を見て思ったんですが・・・

「人間の脚」はつくづく凄いな~と

ここから見ても大雪山はの頂上は随分遠く上のほうにあります

それを人間の脚は僕のような腹に脂肪を蓄えて重たい体を乗せて頂上まで運んでくれます

一歩一歩僅か50センチかそこらしか進めないのを繰り返し5キロも10キロもの距離を何時間もかけて

そして・・水分が足りない状態が続くと自分は何も意識しないのに体が水を蓄えようとして「むくみます」

意識しないのに呼吸もするし・・・パソコンほど覚えることは出来ないし100円の計算機より計算は遅いけど

人間の体は凄いな~・・動物の体も凄いな~・・と思った一日でした。

写真はこの位のヒグマなら鉈があれば戦えそうに思った体重100キロ(中の小)の雌ヒグマです。
余市岳で出会ったのより遥かに小さいです。

でも襲ってきたらこの爪が付いた脚をどうかわすかが問題です
写真をクリックすると大きく見えます。
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考えさせられました

2008年06月26日 21時03分17秒 | 日本三百名山に登る旅
一日中青空に太陽と月が輝いていた北海道旭川市大雪山です

6時15分(二番目)のロープウェイに乗って姿見駅に行き北海道最高峰の旭岳に登ったあと裏側の広い雪渓を駆け下り間宮岳を経由して姿見から駐車場に戻ったら3時半でした。

このコースは花が沢山あったし旭岳をいろいろな角度から見えてでしたが・・

美由紀の足にこの前から「ムクミ」が出ています。 僕の筋肉痛は少し治まりましたが左足首になぜか疼痛が

少し頑張りすぎたかも

下山してシャワーを浴びビールを一本呑んでワインを少し飲み始めて小便に外へ出ました

そしたら見てしまったんです

「わ」ナンバーの車を運転しているのは退職後間もないと思えるオジサン。

そして助手席の背もたれの高いところ(前が見える)に額に入った女性の写真

多分「亡くなった奥さん」の写真だと思うのですが・・奥さんが生前に大雪山へ行きたがっていたのか?

それともそんなことに関係なく一緒に旅をしている気持ちでいたいのか?

いずれにしても「愛していた」か「心残り」がその人にあったんだと思います。

亡くなったのが何時なのかも僕は知りませんが

7年ほど前に鳥取の友達(退職していた)が自宅で事故にあいました。その友達は出血している自分の血で奥さんと一人娘に「ありがとう」と家の縁側の板に書いてそこで亡くなっていたそうです

それから二年後僕は日本に戻った時「お墓参り」に行ったんですが・・その事故以来奥さんは仕事を止めて毎日お墓の掃除とアルバムを見て泣いて過ごしていました。

「自分が家に居たら助かったかも知れない」と悔いていました。

人はいつか必ず死にます。夫婦がいくら仲が良くても悪くてもどちらかが必ず先に死にます。

僕自身まだ経験してませんからそれがどれほどのものなのか解りませんが・・・その時に「何時までも引きずるのは亡くなった人も喜ばないだろう」と思ったものでした。

それでその奥さんを鳥取であった宴会に誘ったこともありますが来てくれませんでした。

皆さんはどう思いますか?

凄くいいことのようにも思えるけど僕は忘れとは言わないけれど引きずるのは良くないと今は思っています。

かなりショッキングなものを見てしまい少し暗いブログになりました
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最高の毛蟹でした

2008年06月25日 20時09分07秒 | 日本三百名山に登る旅
本州や四国、九州では梅雨だそうですが北海道はさすがと言うか朝からすっきり青空に沖縄かハワイのような太陽が照り付けていました

ちょっと暑すぎの北海道です 道の駅の隣にスーパーがあるので買い物してから登山口へ移動しようと思って10時の開店を待って入店

僕より蟹が好きな人に出会ったことは無いほど蟹好きの僕は蟹を売っていたら必ず値段を聞いたり持ってみたりする癖があります

今日のスーパーでは一匹698円で値段が付いて20匹ほどが並んでいました

当然のように一匹づつ持ってみると二つだけずっしりと重みを感じる毛蟹がありました

この値段で・・・とは思ったんですが・・この重さで買わなければ買える毛蟹は無いとその二つを何度も何度も持ち直して重さを比べ一匹を買いました。

それを先ほど食べたんですが・・・味噌もいっぱい身もプリプリ一杯に詰まっていて今回北海道に来て三度目の毛蟹で今まで最高の味でした

他に新鮮なスルメイカを買っていたのでそれは茹でて輪切りにして辛子酢味噌をつけてワインを飲んでいい調子です

今は大雪山ロープウェイ乗り場の手前にある無料駐車場です。

ここは標高があるので涼しく快適

明日も天気が良さそうなので一番のロープウェイに乗って北海道で一番高い山(旭岳)の周辺で一日過ごしたいと思っています

整理が進んでいなかった山の写真に文章を入れて「登頂済み山名リスト→北海道の山」でホームページに続いてアップしますので興味がある方は見てください。

写真は旭山動物園で有名な水柱の中を泳ぎ抜けるアザラシです。写真をクリックすると大きく見えます
僕はアザラシより水柱の向こうに居る人が異常な形に見えるのが面白くて長い間ここに居ました


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旭山動物園

2008年06月24日 20時05分10秒 | 日本三百名山に登る旅
富良野市の公園で目が覚めてトイレに行く僕の脚は途中で何度も止まるほどでした

ただの筋肉痛なんですが・・こんなの久しぶりでした。

朝食の後50キロ余り離れた旭山動物園を目指しました

旭山動物園は僕でも知っているほど有名な動物園でペンギンが空を飛び、オランウータンが天空を渡り、白熊がイルカになる?動物園です

これは今回の山旅でどうしても行きたい場所でもありましたから気合も入ってました

動物園に着いてビックリ

平日なのに

開園時間にはなっていましたがすでに観光バスが何十台と久しぶりに見る風景

当然無料駐車場は満杯  普通車なら500円だから何処にでも停められるけど

無理やり満杯の駐車場へ入って行ってガードマンに聞きました。

そしたら東門に臨時の無料駐車場があるっていうのでそこに行って観光バスの間へ

まあ年間300万人以上が来るというのは一日に一万人近く来るってことなんだ~

一万人て言うのはこれほど人が集まるんだと入る前から旭山動物園の「人間」に驚きました

今週末に「オオカミ館」が開園するし、二人とも動物大好き人間だから機会があれば何度も来たいと思って一年パスポートを買いました

なんと・・一人千円と驚きの安さでした

しかし動物園も一日一万人来ると「餌代に困って」なんて事は心配ありませんが
人の整理が大変です。 

何人居るんだろう?と数えたくなるほど人がおりました

もちろんここの動物展示は評判の通りユニークでこんな方法で逃げ出さないかと心配なほど露出しているものから、見える角度の工夫など素晴らしいです

二人ともじっくり見たい人なんで午前中は主に白熊これが水の中をアザラシのようにうまく泳ぐんです

それとオランウータン ここの展示は凄いです。 何しろ僕らはボルネオ島南部(インドネシア)で船をチャーターして船で寝泊りしながら丸々三日間ジャングル探検(観光ルートだけど観光客は極少ない)に行き子供のオランウータンと共に手を繋いで何時間も散歩したり肩に乗せたり抱いたり背負ったり一緒に夕陽を眺めたり寝たりしたことがあるんです

だから・・懐かしいのです。

ただオランウータンは椰子の木を手で折るほどの握力と力があります。だから少しオランウータンが加減を間違えば我々人間の腕の骨も首の骨も簡単に折れるし繋いでいる手は潰れてしまいます

そんなリスクはあっても信じていいような気分になれるのがオランウータンで猿が好きでない美由紀も一日中話をしたりしながら遊んでいました

雄の成獣は顔にフランジと呼ばれるほっぺたが伸びたようなものが出来るんですがここのもしっかりついていました。

丁度僕等が一緒に遊んだと同じくらいの子が居てこれも良かったです。

昼に車へ戻って昼食後、少し昼寝

二時から再度入園して太い水柱の中を泳ぐアザラシや空飛ぶペンギンを見て猛獣館へ

虎やライオン、豹を見た後、山では二度と見たくないヒグマを見学

でもヒグマの所だけが檻の内側に電気を通していましたね。

全く余市岳で僕らを睨んでいたヒグマそのものでした。距離も一緒くらいだったけど間に檻と高圧電線があったから全く平気で見えました

怖さの程度は万分の一にもならないものですね。檻に入っていたらウサギも変わらないけれど山で会うと「ヒグマ」なんですよね~・・

檻の中に展示されていたヒグマです。全く臭いが無く気迫もありませんが脚や肩の感じは非常に近いです。

写真をクリックすると大きく見えます

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遠い遠い山でした

2008年06月23日 20時42分53秒 | 日本三百名山に登る旅
曇り空と思いながら4時に起きるとすでに青空に強い日差しがありました

昨夜話した神戸からのパーティも僕らと同じ芦別岳に登ることにしたと準備をしていました

5時に出発、一番乗りと思っていたら登山箱の帖にはすでに今日の日付で名前が書かれていました

兎に角「芦別岳」は遠いのです。おまけに高低差1400メートル余り

普通でも僕らには持て余す山なのに昨日「富良野西岳」で道を間違ったりしてかなり疲れています。

昼までに頂上へ着けない様なら引き返そうと思いながらの出発でした

天気はこんな日は年に何日も無いほどの青空。 一時間ほど登ったところで神戸のパーティに追い抜かれました

僕の場合学校でも社会でも抜かれるのには慣れていますから「どうぞ!どうぞ」と道を譲りました

いつも抜かれたらこう思うことにしています「あの世に行く時も抜いて行ってね」と

うまくいくかどうか解りませんが

キノコを探したり花を探して写真を写しながら進むから際立って遅くなります。

厳しい厳しい登りに耐え、あれが頂上だろうと何度言ったことか

初めての山ですっきり頂上が見えた事もなかったからどれが頂上か知らないのです

結局4つほど前衛峰があってほんとに一つ手前の山着いて芦別岳の頂上を見上げた時はばったりと寝てしまい「リタイア」を考えたほどでした

そこから一度下ってあそこまで登る元気がもう無い状態でしたが・・美由紀はいたって元気で「なんしょん!あんまり休んだらあかん!」と怒るから・・

仕方なく起き上がりボチボチと極めてキツイ坂を登り始めると一時間ほどで無事頂上に着きました

後ろに夕張岳、富良野平野を挟んで富良野岳から大雪山へ続く山々

もっと右には日高山脈の幌尻、カムエクなど

昨日登った富良野西岳の全貌もすぐ近くに見えました

頂上で景色を見ながら弁当を食べ下山開始

ところが太腿とフクラハギの筋肉が痛い

先ほど寝た前衛峰まで下って再度横になったんですが・・またまた美由紀の怒りの声に起き上がりボチボチと下山しました

一人当たり2リットル持っていった水を下山途中で飲みつくしバスに戻ってすぐ一気に500ミリの水を飲みました。

欲を言えば言えるもので山に登るのは余り晴れて暑いとかなわんな~・・途中は曇りで頂上に着いたら快晴がいい

などと虫のいいことを考えるから昨日のような逆が起きるのか

へとへとに疲れて戻ったけど芦別岳は素晴らしい山でした

少し休養しないとトイレに行くのにも脚が不自由です。

明日は日本一といわれる旭山動物園へ元気があれば行きたいと考えています

写真は一つ前の前衛峰の頂上に上がって初めて見えた芦別岳です。ここから一度下って登り返します

駐車場の戻ってみたら四つの山の奥に頂上があったことを知りました。

でもかっこいい山でした。写真をクリックすると大きく見えます
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富良野西岳登頂

2008年06月22日 18時50分44秒 | 日本三百名山に登る旅
朝起きたら晴れていました

西岳の頂上付近だけは雲が掛かっていましたが「この分なら頂上に着く頃は」

と喜んで出発 登山口はロープウェイの乗り場とテニスコートの間にあってそこにはスキーコースの紹介と共に登山コースも書かれていました

これなら簡単と思ったんですが・・・20メートルほど進むと道が分かれていましたそしてそこには案内板がありません

インターネットで調べた時「ホテルの裏側を通る」と書いてあったから迷わずそちらへ

そしたらホントにホテルの裏へ出て行き止まり

そこで引き返せば良かったんですが・・斜面を登って古い道を見つけてしまったんです良かったとその時は思いました。

そしてその道を進むと林道へ出て林道を越えると小さなダムがありました。

確かにダムに出ると書いてあったので

でもイキナリ川を渡るように赤テープが付いています

たしか・・川沿いをしばらく登るはずだけどな~・・と思ったんですが昨日位の誰かの足跡があるから川を渡りました

渡ってからも赤テープは続いているから少しづつ下っているとは思ったんですがそう疑問も持たず進んでいるとまた川に出ました 明らかに同じ川で明らかに下流に来ていました

しかし渡らないと仕方がないので渡ったらそこは駐車場でした

もっと下のほうから登るコースがあって僕らは下ってしまっていたんです

明らかな間違いと気付き仕方なく引き返してちゃんとした登山口に着いたら一時間半が過ぎていました

そこにある登山箱のノートに名前を書いて登り始めると間もなく3人の登山者が追い越して行きました

何時も皆に追い越されるので慣れているんですが・・一人はかなり年配のオバサンだったのが少々

それから登りに選んだコースは「沢コース」だったんですが・・何度も沢を渡ると書いてあったけど10回程も渡るとは思っていませんでした。

そして5~6回目の渡渉で深みにはまり美由紀の右足が浸水 そうなると美由紀という人はイキナリ「お姫様根性」を発揮

「何でこんなに渡渉するところに来たん!」と怒るのです

どうも・・最初の間違いも含め下僕のくせに「下調べが不足している」と思っているようなんです

そんなこと言われても知らんがな・・初めてなんやしと心では思っていますが・・

ほんまにかなわんな~・・数回って書いてあったんやけど・・などと弁解しながら姫が渡る前にはその辺の石を探して足場をつくるのでした

しかし予想以上に花があって徐々に機嫌も直りコースタイム3時間の所を6時間かかってやっと頂上へ到着

ところが頂上へ着く少し前から晴れていた空に雲が湧き始めたのが僕らの到着を待っていたかのようにすっぽりと覆ってしまったんです

おまけに風も強くなって 頂上では弁当も食べれず少し下がって風の裏で食べました。

下山は違うコースでした

ロープウェイの頂上駅まで歩きスキー場を下ります。 途中で会ったロープウェイで来た人が「ヒグマが出る」と言われたから往復ロープウェイを使うと言ったので「それは商売だからでしょう」と返事をしたんですが・・・

別れて間もなく明らかにヒグマの大きな糞が盛り上げてあるのを見ました ほんまやったんや

でも臭いは無いし昨日のもののようなのでそのまま下りていたらマタマタ糞が 鮮度は同じくらいだけどやや小ぶりだったから親子熊?

やっぱり熊は多すぎるよな~ それもかなり里に下りてからだもん。

でも北海道に来て8座登って初めてヒグマ以外の動物の足跡を見ました

鹿でしたが登りでも下りでもそれは沢山でしたからこの辺では人間以外の大型哺乳類(ヒグマの餌)がいますから安全度は高いように思います

それから先日読んだ本のどれに書いてあったか忘れましたがヒグマが木の幹に付けた「爪あと」も発見しました。新しく無かったので良かったです。

下山してすぐ天気予報を見ると「明日だけ」晴れのち曇り

明後日は雨でその次は曇り

急いでシャワーを浴びて町へ下りて買い物を済ませ芦別岳の登山口「山部自然公園キャンプ場」へ来ています

芦別岳は標高差1400メートルで上級者向けになっています

明日は平日、誰も登山者は居ないだろうし登山口には「熊出没注意」の大きな看板

おまけに登山帳に「ヒグマが寝ていた」と書いてありました 17日のことですが・・・

今日は山開きで10人ほど登っていたようですが・・・全員無事下山してました

一応準備しておいて明日の朝の体調と天気を見て行けそうなら頑張ってきます

そんなんでヒグマ対処法は後日になります。

写真はお姫様になる直前の渡渉中です。川の石は苔が付いているから良く滑るんですよね~・・・間もなく・・・

写真をクリックすると大きく見えます。


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ヒグマ対処法

2008年06月21日 19時55分16秒 | 日本三百名山に登る旅
昨夕から富良野西岳の麓にある富良野プリンスホテルから少し下がった広場で天気の回復を待っています

今日は時々小雨が降る天気でしたが僕は変わらずヒグマについて調べていました

美由紀は昼迄テレビを見たり本を読んだりしていたんですが昼過ぎに出かけて多量の「モリノカレバタケ」を採ってきました

キノコ探しの名人といえます



話しは変わり少々焦りすぎですが・・・

僕が聞いたり読んだ本やインターネットの記述、たった一度の超間近遭遇と4度の接近臭(固体確認なし)で得た知識の中で信じられるものを基本に利益に囚われない離れた立場から考えたヒグマとはおおよそこの様な動物であると自分の中で考え対処法を考えました

これを二回に分けて書いてみますが僕は考え方が変わりやすい所がありますので「今はこう思っている」という程度に読んで貰えると助かります。

世の中の殆どの事は「利益が絡む」事で捻じ曲げられます。全員とは言いませんがそれぞれが利益になるような主張をするからでそれは生活のためでありある面仕方がないともいえます

そしてそれに感化された人が現実を知らず被害者に何の協力もせず賛同してしまうという現実があります 

確かに地球は人間の為だけにあるのではありません。しかし人は生きなければなりません

ヒグマの命と貴方自身や貴方の子供の命とどちらが重いかを問えば正直な人は迷わず自分や自分の子供の命と答えるでしょう。(貴方の一人の子供と全てのヒグマであっても)

貴方が今現在ヒグマの脅威に晒されていればより深刻な問題であるはずです。

また貴方の財産や収入をヒグマが奪うならヒグマを減らして欲しいと思うはずです。

それはさておき、大きな目でみると北海道のヒグマとはヒグマの中でも非常に変わった進化をしていました

本来ヒグマは8割以上の肉と2割程の植物を食べて生きている肉食獣なのですが北海道のヒグマはそれが逆転しているんです

なぜこうなったかを考えると「肉が不足した時代」が長かったからに相違ないと思います。

ヒグマは本来哺乳類の中でも頂点に近い生き物であり、数少ない「餌として同種を殺してでも喰う」哺乳類でした

人間が人間を食うことなら「人肉食の精神史」の中には多数の事例があり、味なども細やかに書かれています。

同種を喰うことはライオンでも飼い犬でもあることなのですが事情が違います。犬の場合、育てられないと親が判断した時に子を喰います。

ライオンの場合古いボスを新しい雄が倒した時ハーレム内に居る雌が連れている子を雌を発情させる為に殺して喰うそうです

同種を喰うことは哺乳類では珍しくないことではあるのですが「餌として」同種を殺してまで「北海道のヒグマ」は喰うのです

その割合は他の地域のヒグマを上回るようで同種を餌として殺し喰うほど動物性タンパク質が不足している北海道のヒグマは「熊のプーさん」からはかけ離れた哺乳類の中でも珍しいほど危険な野獣なのです 

しかしなぜそうなったかを考えるとここでも「肉の不足」が考えられます

二つの肉の不足からの進化を言い換えると昔から餌となる動物の割合より「生息数が多すぎる」と思わないわけにいきません。

なぜ生息数が多くなってしまったのかは気候風土が大きく影響していると思うのですが、出生率は殆ど変わらないと思うので育つ率が高いのだろうと思えます

いずれにしても食性を変化させて来た北海道のヒグマも生理的に動物性タンパク質は欠かせません。(飼育されることによって動物の生理は大きく変化するので飼育されている羆の資料はなんの役にも立たない)

しかし健康なヒグマばかりではありませんから自力で動物性タンパク質を獲ることが出来ない羆も当然います

そんなヒグマも含め行き過ぎた保護政策によって人を恐れないヒグマが増え現在のままではヒグマによって今後より多くの人命が失われたり家畜や農産物に被害を与えることは明らかです

現在「ヒグマに喰われて無くなった人の数」は数字として表されていますが、それはあくまでも誰かが熊に襲われた現場を見たか、捜索中に明らかにヒグマに喰われたと判断できる死体の一部を発見した場合に限られています。(年平均約二人)

しかしこれが正しい数字とは思えないのです。 では先日僕がヒグマに出会ったときあのヒグマが僕と美由紀を咥えて林の中へ引きづり込み一部を食べたあと残りを習性通り土中に埋めていたとすれば・・どうなったでしょう?

駐車場に数日車が残っているから三日もすれば誰かが警察に連絡するでしょう。 そしてブログなどから余市岳に登ったことを知るでしょう。

そして登山中に「行方不明」と発表され捜索もされるでしょう。 山は広く目撃者の一人も居ませんから百人や二百人が探して見つかるとはとても思えません。(片道の距離だけでも8キロありヒグマは襲った場所から一キロ以上餌を運んで埋めることもある)

この様にしてヒグマに喰われながら「行方不明」として処理されている人の数は北海道で毎年5人から20人は居ると思うのです。

これが登山道なら人が血を見つける事もあるでしょう。(雨でなければ)しかし山菜採りやキノコ採りの人達は藪の中ですし行ったコースも誰も知りませんから現実的に探しようがありません

この数字を無視した被害報告で話しが進んでいるところにも問題はあると思います。

確かに実数は数えようがありませんがヒグマがこれほど居る北海道で山菜採りやキノコ獲りに行って行方不明になり死体が発見出来無ければヒグマの食性から考えてそれが生きているときに襲って食べたか死んでから食べたかは別としてヒグマの餌になったと考えるのは当然でなければなりません

それだけ人の味を知ったヒグマが居ることにもなります

今回北海道に来て5回や6回の登山で3回ヒグマの臭いを嗅いでいます。(一回は超接近)ヒグマはどれほど腐った動物(人間も含め)も食べ、その腐った臭いを体に塗るように付ける習性があります。

ヒグマには獣臭だけでない動物死臭があります。 その臭いを僕が連続して感じられる距離は風上に限りますが最大約50メートル程と思います。(僕は人より嗅覚が優れていると思うし多くの人がそれを認めている)多分普通の人が臭いを感じたら10メートル以内にヒグマが居て襲おうかどうか迷っていると思います

と言うことは常に動物性タンパク質が不足していているヒグマ、中には人肉の味を知っているのがそれほど人の近くにいると言う事です

無神経な人や鼻の悪い人は感じないかも知れませんが・・・

風下に居るヒグマは僕も解りませんが風が満遍なく吹いているとすれば毎回山に登るたびに50メートル以内にヒグマが居た事になります

鈴の音が全く効果が無いことは先日の遭遇で明らかです。美由紀の鈴はインドネシアで買ったもので大きく重いですがおそらくこれ以上は無い位大きな音が出続けます。(今まで山で会った人でこれ以上大きな音が出る鈴は見たことが無いし歩いている時横に居て話すら困難です。会った人には必ず言われる程なのです)

話しは変わりますが野生の羆は隔年で平均二頭の仔を産むそうです。

数年前の報告で年間700頭のヒグマが生まれると書かれていましたが今はおそらく千頭程生まれていると思われます。
(捕獲数は年間2~5百頭ほど)

産まれた仔熊が全て育ちはしませんし餌となるヒグマも多数いますが「肉」は益々不足します

手ごろな肉である人間を「食べたい」と思っているヒグマの数は増え続けていると考えられます。

人を食べた経験があるヒグマも増え続けているのです。

人を食べたヒグマはすぐに続いて人を襲うと言う人は多いですがこれは間違いだと思います

そのようなヒグマも居ますが多くのヒグマは期間を置いて人を食べるから実際に人を喰ったヒグマが捕獲できなくてもすぐに次の被害者が出ていません

それからヒグマは狡賢く周りに注意して一人を狙う事のほうが多いので「行方不明」で片付けられているから解らないともいえます

今まで仲間が殺されていたから怖かった人間が捕獲を控えているために怖くないと思い始めたヒグマが多くなったから人の近くにこれほど現れるのです。

勿論山の植生が変わったことや農地や町に変わったこともあります。

いずれにしても毎年北海道で10人余りの人がヒグマに喰われていると僕は思います。

 それは北海道以外の都道府県では毎年何体もの殆ど揃った白骨死体が山中で発見されるのに北海道では非常に少ない事実があるからです

「たった10人しか喰われない}と考える人が居たら貴方の子供が一人含まれていると思ってください。

では・・お前はどうすれば良いと言ううんじゃ!と言う話になります。

僕は子孫に残すべきものはお金でも財産でもなく「安心して暮らせる社会」であると考えていますがヒグマを絶滅させると言うのなら反対です。

それを次回に書いてみます 

写真は美由紀が採って来たモリノカレバタケです凄いでしょ。
包丁やまな板、鍋蓋から比較して見てください。

写真をクリックすると大きく見えます

それから今日は珍しい人(北海道ヨットクラブ HYC)の大滝さんから電話がありました

8月の中頃室蘭で総会があるそうなんですが・・行けるかな~・・・

  


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ヒグマについて

2008年06月20日 19時44分01秒 | 日本三百名山に登る旅
朝からどんより、そして時々少しの雨が降る北海道の富良野市です

朝食の後まっすぐ図書館へ行きました

体力はかなり回復したんですが山に登る天気ではないし、毎度ながら僕の癖で興味を持つとその事について自分が納得するまで止まらなくなるのです

しかしミミズと違ってヒグマについては沢山の本が出ています

はっきり言って本を出版することは殆どが「商売」ですから真実が捻じ曲げられ一般の人達から非難されないことを第一に考えて書かれています

真実を述べる勇気が無く大勢が同調出来るような「機嫌取り」の本が特に自然相手の本には多いです

それを読んで「なるほど」と騙される「活字妄信者」が信じられないほど多いのも事実ですが

先ず最近出版されているヒグマ及びツキノワグマに関する本では最初に「守るべき」から始まっています。

そうしないと「売れない」「非難される」「悪者になる」が出版社や執筆者にあるのが見え見えでその上に書かれています

そして色々な対処方法を「この人なら多分知っているだろう」と一般の人が思うような立場の人がソレらしく書いていますが・・・

はっきり言って見ている範囲が狭すぎると言うか大局が見えてない気がしました


そのくせに最終的にどの本の執筆者も責任逃れに「個体差があって確かな方法は無い」と書いています

今日読んだ4冊の本で出版当時を考えると一番真実に近いことが書かれていたのは北海道新聞出版の二人が書いている「ヒグマ」と言う本だったと思います。

しかしそれも現在とはかなり生息数に隔たりがあり非難されない為に大前提に「守る」があります

僕も人が被害を受けない程度のヒグマは守りたいです。また人や家畜を襲わないヒグマなら大歓迎です

しかし勢い余って2冊の本には「ヒグマが居なくなったら人間も住めない」から殺してはいけないとまで書いていた本もありましたが・・そこまで狂っている頭の人が書いた本を信じれることが異常です

明日全部のヒグマを殺しても人は生きれます。ただし生態系に変化は現れるでしょう。でも人は生き続けます。人が頂点に居る限り殺すことで人が生きられなくなるのは食の頂点近くに居る動物でなく底辺に居る動物や植物や菌類です。

それはさておきヒグマ対策に付いて多くの書物があると言う事実が語るものは「恐ろしいもの」であり「決まった行動をしないもの」であり「防ぎようがないもの」なのです

その中で少しでも被害が少なくなる方法を執筆者達が色々な人の体験談から書いているんですが・・僕は一人だけで居た人の体験談は信じないことにしています。

航海記でも一人でしたものは殆どがマユツバものだとやってみれば解ります。

なぜなら一人と言うのは誇大に感じやすいし、中には嘘に近いほど大げさだったりしますので

もう少し色々な本を読んで考え最終的に僕が独断と偏見でヒグマに対する態度を確定させますからもうしばらくお待ちください



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ヒグマに対する知識

2008年06月19日 20時01分16秒 | 日本三百名山に登る旅
昨日の長距離登山で今日はかなり疲れが残っていましたが望岳台を出て町に下りる途中に美瑛岳、美瑛富士、オプタテシケ、にトムラウシが横一列に並んで見える場所を発見

すぐに道路わきへ車を停めて写真を写しました

トムラウシはさすがに格好が良かったですが美瑛岳もなかなかのものでした

そして相変わらずオプタテシケの良さは解りません

写真右から美瑛岳、美瑛富士、オプタテシケ、トムラウシの山々です。
クリックすると大きく見えます

昨日も一昨日も山に登っていて頂上で弁当を食べている時一緒になった人に「余市岳でヒグマに大接近した」と話したら・・・

全員が何と答えたと思います?

それはそれは・・何人かの北海道の人と鳥取の人だったんですが・・よりによって全員が口々に「幸運だった」とか「ラッキーだった」と言って「自分も見たいとか会いたい」と言ったのです

熊のプーさんやテディベアと野生の生きた羆を一緒にしているとしか思えない

それともヒグマがニコニコしているとでも思っているのか

実際のヒグマはライオン程も怖くて毛を逆立てて睨んでいるのに

そして中には40年も毎週のように山に登っているけれど「気配も感じたことが無い」と言った人。

見たいと探し回っているけど「羆は人が通る近くには来ない」などと言う人まで居て結局15人ほどの中でヒグマを見た人は居ませんでした

しかしです。「40年間気配も感じなかった」と言う人は足が早い人で僕らを追い越したんですがそのすぐ後で僕らはヒグマ独特の嫌な匂いを感じました。

僕の鼻は人より良いことは認めますが美由紀も「臭う」と言ったんですからヒグマの臭いを知っていたら解るはずなんです。

今日も半日以上僕はヒグマの事を調べていました もう少し調べたら僕なりに集めた情報からヒグマに対する考え方がしっかり決まると思います。

独断と偏見は入りますが僕は情報を分析し自分流にまとめる事には自信を持っておりますので楽しみにしていてください

少なくても今までのどんな本や専門家の話より役立つものになると思います。

しかしたまたまかも知れないものの渡島半島の農家のおじさんやおばさんより札幌や旭川のインテリ山愛好家達は10分のⅠ程もヒグマに付いての知識を持っていないことに驚きました

会いたいと言っている人でも実際に出てくればそれが30メートル先でもヒグマがどれほど恐ろしい生き物かを感じるんでしょうが・・


後日の訂正です。
知らないとは言え恥ずかしいことに山の名前が違っていました

オプタテシケ山には本当に申し訳ないことです。 写真の一番左がオプタテシケ山です。 これがオプタテシケ山なら立派な山です。 すみません
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10時間歩きました

2008年06月18日 21時09分31秒 | 日本三百名山に登る旅
朝から日が暮れるまでガンガンの夏日の北海道、上富良野、望岳台駐車場です

吹上温泉で朝食の後望岳台へ車を停めて外へ出ると噴煙を上げる十勝岳、右手に昨日登った富良野岳がクッキリと見えていました

そして十勝岳の左に綺麗な形で頂上部がとんがっている美瑛岳が・・・

この駐車場から見て「最高」にカッコイイと思った僕は美瑛岳に決定

なんでこの山が300名山に入っていないのか? 富良野岳もだけど

そんなんで美瑛岳を目指して登りました

しばらくは十勝岳と同じ登山道。 一時間ほどで分岐があって美瑛岳を目指します。

大した登りもなく十勝岳の麓を巻くように進むと・・・

お花畑でした ここの今の季節はほんとに花が一杯です

写真を写しながらゆっくり進んでグランドキャニオンを思い出すようなところを越え小さな川を渡ると急な登りになりました

間もなく・・確かにこの匂いは「ヒグマ」 またまた縄張りへ入ってしまったようですが姿は見えません。

どうも今の季節はチシマザサ(ネマガリ)の多い所にヒグマは居るようです。

止まらず頑張って登りました

そこから美由紀が先を登り始めたんですが以前から美由紀は僕より遥かに脚が強いんです。

何度も急な斜面の雪渓をトラバースしながら登ります。

待ちながら登ったと言うけれど頂上に着いた時間は半時間も違っていました

それはさておき「頂上からの見晴らし」これは天気が良かったこともあって最高

すぐ下を見下ろせば美瑛富士、そこから延びるオプタテシケ山

その向こうにトムラウシ、目立つ双耳峰の石狩岳、それらの後ろにどっしりとたっぷり雪を保った大雪山塊

振り向けば一際高く聳える十勝岳、その横に富良野岳、もう少し右には芦別岳

とにかく美瑛岳は下から見たときも名山と思ったけど頂上に立って一段とそれを感じました。

そして思ったんですが300名山のオプタテシケ山が全く魅力がない山なんです
美瑛より低いしダラダラただに伸びているだけあれは行く価値無いな~・・と取りやめ決定。

時間は11時。大きく回るけど十勝岳まで二時間半と書いてあるので・・・頑張って十勝岳を目指しました

強い風が吹きつけるけど快晴です。 稜線歩きで美瑛岳が大きな谷を挟んで今までと違った角度から見えます。

さすが百名山の十勝岳は大きく広く、何一つ草木が生えていない火山砂礫の道を進みます

鋸岳への急登は砂がざれて出した脚の半分は滑って下りてしまう状態でなかなか登れませんでした

大きな雪渓を横切って平らな火山灰の平地を渡り見上げるとそこは十勝岳頂上

頂上からの見晴らしは昨日登った富良野岳の全容がしっかり見下ろせます

景色を愉しみながら弁当を食べて下山開始。

殆どまっすぐ前にある望岳台の駐車場に向かって始めは急な下りでその次は平坦な火山砂礫の道。左に噴煙を見ながら強い硫黄臭の中、左右に深い旧火口を見ながら・・

下山したら4時15分。

二つの頂上以外殆ど休憩もせず歩き続けて10時間余りの行程でした。

脚に自信もついたけれど、これ以上は無理とも解りました

でも大満足、さすが北海道の屋根、十勝岳を取り巻く山々の魅力にすっかりはまってしまっている二人です

是非皆さんも富良野岳、十勝岳、美瑛岳の三峰に登ってみてください

写真は「望岳台」駐車場から見上げた美瑛岳です。かっこいいでしょ
写真をクリックすると大きく見えます。
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花の百名山

2008年06月17日 20時47分16秒 | 日本三百名山に登る旅
富良野岳登山口の十勝温泉駐車場から15分程移動して百名山の十勝岳麓にある吹上温泉キャンプ場の駐車場に来ています

ここは2003年にこのバスで十勝岳へ登るために来たことがありました。そして初めて野良犬の様なキタキツネを見た場所でもあります

実はこの週末にオプタテシケ山(3百名山)に行く計画になっています。 オプタテシケ山は富良野岳や十勝岳に続く山脈にあってその先にトムラウシ山(百名山)や大雪山(百名山)なども続く「北海道の屋根」の一部なんですが、ここだけは一泊しないと登れない山なんです

コースタイムは健脚の人で一日目が四時間四十分プラス美瑛岳往復避難小屋で泊まって二日目にオプタテシケ迄登り白金温泉まで下山すると10時間20分と僕らにはかなり厳しい山なんです

寝袋や食料、水など荷物も多くなります。

おまけにこの山はヒグマも多いそうだから(同じ山脈でも他の山は殆ど居ないらしい)そんなんでイワシの気分になって群れで行こうと週末を選んだのです

二日続いて山を歩く(一泊)を今年一度もしてませんから・・「予行演習」が必要と思って今日に続いて明日は望岳台から十勝岳へ登る予定です

今日より天気も良さそうな予報なので明日も頑張って来ます。

そして二日休んで・・オプタテシケ山。 ここまで順調に行けば「北海道山登りの旅」のレールにしっかり乗ったことになります

ヒグマに喰われず体力が続いての話しですが

今日の富良野岳ですが・・さすが花の百名山で僕等が準備をしていたら平日にも関わらず6名が準備していました

勿論平均年齢70歳位でしたが

僅かに前後して登った登りの殆どの行程は雲の中でした。 視界は殆ど無し

でも次第に天気が良くなりそうに感じる暖かさがありました

何度も雪渓を渡り稜線へ出たときは一時的でしたが隣の三峰山が見えそうな程視界が開けました

そうすると周辺の斜面一面に咲く「キバナシャクナゲ」

それから可愛らしい濃いピンクのエゾコザクラやウラシマツツジ

もうすぐ山全体を覆いそうなエゾノハクサンイチゲ等など

そして頂上へ

でも視界は殆ど無し 「曇りのち晴れ」を信じて2時間待ちました

この山脈の一番端にある富良野岳から十勝岳から大雪山に繋がる名峰、裏側にある
石狩岳やニペソツ山、南の幌尻岳前の芦別や夕張岳が見たかったんです

でも・・時々少し開けるだけで何処の山も見えませんでした

下山途中は随分雲が薄くなって下からですが三峰山や上富良野岳が多くの雪渓を残して重厚な姿に見えました

写真は蒸気が出ている安政火口から三段山、十勝岳方面です。クリックすると大きく見えます
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登山口です

2008年06月16日 19時19分11秒 | 日本三百名山に登る旅
さすが北海道と思うまっすぐな道を札幌から滝川市まで走って昨日は道の駅「スタープラザ芦別」で泊まっていました

朝一番に「熊の勉強」をしようと芦別市立図書館へ行ったら月曜で休館

仕方なく富良野に来て図書館へ行ったけどここも休館

考えてみれば阿南市でも徳島市でも図書館は月曜が休館が普通なんですよね。

北海道は違うかと思ったけど・・

そんなんで合間合間に遅れを取り戻しつつ、残してきた二つの山を登れるような計画を立てました

北海道は通常梅雨がないので曇りの日も登ればそれほど難しくないように思います

勿論せっかく北海道に来ているから以前来た時に見てない所の観光も忘れず入れています

今日泊まる富良野岳登山口の駐車場は水はありませんがトイレがあって広いです

ただ標高が高いので駐車場のすぐ下の窪地では雪が解けたばかりでフキノトウが収穫できるけどその分寒くて7時過ぎの今で車内の気温は8度です

そしておまけに雲の中で視界は殆どありません

着いてすぐ合羽を着て下山してきた三人組に聞くと「花が一杯」だったそうです

ここは「花の百名山」もしも視界が無くても花は楽しめます

そんなんで明日は久しぶりに登ってきま~す

写真は怖い思いをする前の余市岳「偽頂上」です。 遭難慰霊碑の向こうに百名山の羊蹄山が見えます。さすが「蝦夷富士」と言われるだけあって綺麗な形をしてますね クリックすると大きく見えます。
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いつもの失敗

2008年06月15日 07時36分46秒 | 退職生活
例年の事でその度毎に反省しているんですが今年もまた繰り返しました

ホームページを見てくれている皆さんに不愉快な思いをさせただろうとお詫びいたします

毎年だから解っているんです。改善できないだけで・・・

それは誰にもあると思うのですが・・「計画通り進まない」事によって「やけになる」というか「どうでもいい」と言えば良いのか「投げやり」になってしまうんです

今回予定より早く北海道に入りながら数日待って登った大千軒岳は視界無く、ヒグマの気配を感じながらの怖い登山でした

数日待った渡島駒ケ岳は天気が回復せず麓の大沼で余りの寒さに耐えれず諦めて北上。

ニセコアンヌプリとイワオヌプリに登った時は十分愉しみましたが羊蹄山ではマタマタ視界なし

そこへ僕が一番心配している無差別事件の再発。

岩内へ送ってもらっていたテレビやアンテナを受け取れ久しぶりにあったきみちゃんと愉しく食べて飲んだんですが・・その時にウイスキーを呑みすぎている自分に気付いてはいたんです。(急激に多くなるとややヤケ気味)

そして余市岳。キノコを採ったりして少し回復したかに見えたんですが実はこの時すでに計画より日程が一日遅れていたんです

余市岳では視界も良く遠くて疲れていたけれど誰もいない頂上ではいい気持ちでした。

ところが下山中にヒグマが目の前に居ました。4メートルと書きましたがよ~く検証すれば3メートル以内だったかもしれません、殆ど杖が届く距離でしたから そのヒグマが驚いてとりあえず横に動いてはくれたのですがそれ以上動かずじっと見ているんです。

投げやり的行動? まあ少しは考えましたが止まっていても逃げても進んでも「喰われる時は喰われる」と簡単に観念してしまったのです

風は熊のほうから吹いていました。吐く息か体臭かものすごい匂いでした。

でも襲われることも無く生きて下山しました

そして札幌に着いて次に登る予定の夕張岳登山口へ行く林道が狭いと書かれていた事を思い出し電話で問い合わせたら29日まで林道が閉鎖されていることを知りました

これは僕にとって日程を取り戻すことが出来ない致命的なことでした。

すぐに何をどうすれば良いのか判断が出来ないほど焦り、とりあえずアマチュア無線の西村さんに電話を入れて西村夫妻とジンギスカンを食べに行き五年ぶりの再会を愉しみました。

しかし・・そこでも700ミリリットルのジョッキを5杯呑み、西村さんの家で出してくれた毛蟹を食べながら缶ビールを呑みウイスキーの水割りを呑んだのです

前にも書きましたが僕の場合「呑みすぎる時」は精神的に参っている場合が多いのです。

昨日の朝は約束どおり一緒にパークゴルフをして再会を約束して別れました。

その後二人になって「この後どう動こう」とジグザグや山の本、日程表などを見ながら考えました

最初から計画通りに進まないと解っているつもりでも計画通りに進んでいるときの気分「全てを達成した時の快感」は何にもまして嬉しく愉しく充実した気分になれるのがわかっているから・・

夕張岳を後に回しても今年計画した北海道の山全てに登りたいのです

動物性タンパク質を周期的に必要とするヒグマが住む北海道の山々。投げやりにならず出来る限り知識を吸収し僅かでも安全な方法があればそれを備え、回り道になっても人がいない平日の二百名山や三百名山は出来るだけ避けて週末に登ることにします。

そう言いながらも・・残り二ヵ月半の北海道滞在で計画している山全てに登ろうとするとまた今と同じような状況になると思うのですが・・

これが溝田正行の生き方であり、溝田正行そのものなので良いと思うところも悪いと思うところも参考にして頂ければと思い日々書き続けますので気分を悪くせずお付き合いください。

昨日は遂に参ってしまって早くから不貞寝してしまいブログのアップができませんでした

最後になりましたが岩手宮城内陸地震で被災された方々やその関係者にお見舞い申し上げます。


写真は余市岳登山口になるキロロリゾート周辺で採った「サケツバタケ」です。全部で20本ほど採れて今日も食べています。
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