ほとんど全ての人が迎える定年退職の日。 定年後の生活が長く感じるか短く感じるかは人によって変わると思うがどちらに感じたほうが良いのだろう?
「老人の一年は子供の一年より短く、その長さは年齢に比例する」とも言われている。確かに子供の時から比べて仕事をしていた時代の一年は短かった。一年が終って振り返ると殆ど何もしていない「短さ」だった。仕事をやめて世界一周に出て一年が過ぎたとき「振り返って」一年が子供の時のように長く思ったものです。 それは「変化」で一年でこんなに色々なことが体験できると思ったものです。太平洋を渡り南太平洋の島々を巡り、無人島に遊びアラフラ海の凪に苦心し、スリランカからアラビア海、紅海に入ってスエズ運河まで一年、365日でこれほど色々なことを体験することが出来る。それは感激でした。 全ては「動く」ことにあるように思うのですが・・・
まだ60前の若造ですが20年近い退職生活を経験し、これから退職を迎える人やすでに迎えた人に「充実した愉しい老後の時間」を過ごして貰いたいと真剣に考えています。時と共に考えも変わるとは思うのですが・・何かの役に立てばと思い書いています。
もしもホロホロ3世で旅立った時の夢が世界を周るだけだったとしたら僕は1年で止めていたと思う。僕の場合ヨットは自由に動けてどう
しても必要なものを身近におけ、僕がしたい事をするのに便利な乗り物なのです。 ヨットで世界を周るとダイビング、釣り、僻地への旅
行など数え上げるときりが無いほど普通の旅では出来ない旅となるからヨットを選んだといえます。
ヨットに乗るのを難しいと思っている人も居るようですが極めて簡単。車が運転できる人なら無寄港世界一周は一日習えば出来ると思いま
す。ただ成功するかどうかは、挑戦している人も含め天候が多少左右しますがおおよそ死ぬようなことはないでしょう。次に僕がしている
ようなアチコチに停泊しながら世界を周るのは一日半ほど習えばこれも誰でも出来ます。もともとヨットは帆を揚げれば走るように出来て
いるから何も習わなくてもいじくっていたら走り始めます。 必要な機器は必要なデータを出してくれます。ほんとにその程度のものです。
だから唯走るだけで面白いと思えるのは僅かな間だけです。
長距離航海に限らず海外移住でも、国内で過ごす生活でも「退職後を愉しく」
過ごすために欠かせないのが「興味」です。「スケベー根性」と言う人も居ます。僕はヨットで魚釣りを良くします。走っているときはト
ローリング、止まっている時はルアーや餌釣り。道具も竿だけで15本以上もっています。どんな魚を釣っても必ず胃袋の中まで開けて何
を食べているか確認します。どんなものを食べどんな生活をしているのか、またどのようにすれば釣れるかと興味が尽きないのです。ルア
ー(擬似餌)で釣る場合一度釣れたルアーは基本的にその日は使いません。何故なら他のにも釣れるかどうか興味があるからです。竿もそ
れぞれアタリの具合もシナリも違います。竿を使わないこともあったりします。
釣りに限らず何をしても「それだけ」というのはありません。それらからきっかけが始まるだけです。だから退屈ということを知りません。
いつも何かのための準備があり何かに向かって考えたり、準備したり、実行したりしています。この興味とは一種の「欲」で欲深いのかも
知れませんが「退職者」には限りなく持って欲しい種類の「欲」です。
以前書いたかも知れませんが昔の中国人が言っています。一時を愉しみたければセックスをしなさい。一日を愉しみたければ酒を飲みなさ
い。一年を愉しみたければ結婚しなさい。死ぬまで愉しみたければ釣りをしなさい。 なぜ釣りが死ぬまで愉しめるのかと言えばそれには
何の「制約」も無いゲームだからだと解釈しています。どんな竿を使おうと餌を使おうと時間も場所も何もかも自由に選択が出来、どんな
工夫もでもできます。自然を相手の遊びにはそのようなものが多いのですが野球やゴルフ等はそんな自由が無い遊びです。
そのどちらが面白く愉しいかは人によって感じ方が違うでしょう。その感じ方はその人が持っている自由な時間の差と想像力の差だと思い
ます。僕は「興味が尽きない」「何処までも自由」な「どんな工夫もできる」遊びが好きでその殆どが自然が相手であるように思います。
興味を持つには「少しの知識」も必要です。知識があれば「興味」が持ちやすいです。これが相乗効果となってドンドン広がっていくので
最初は面倒でも何か気になった事を少し勉強することだと思います。例えば魚の名前が判らないとします。図鑑で調べると殆どは解ります。
ついでに何を食べるかを調べるとそれも解ります。そのように調べることによって見方が変わってきて別の魚にも興味が広がります。
ただ一つ悲しいことはこの歳になると覚えた以上に忘れて行くことですが・・・
「人は忘れるから生きていける」と思って忘れることも愉しみましょう・・
次回は昔の人の言葉から「欲」について書いてみます。
「老人の一年は子供の一年より短く、その長さは年齢に比例する」とも言われている。確かに子供の時から比べて仕事をしていた時代の一年は短かった。一年が終って振り返ると殆ど何もしていない「短さ」だった。仕事をやめて世界一周に出て一年が過ぎたとき「振り返って」一年が子供の時のように長く思ったものです。 それは「変化」で一年でこんなに色々なことが体験できると思ったものです。太平洋を渡り南太平洋の島々を巡り、無人島に遊びアラフラ海の凪に苦心し、スリランカからアラビア海、紅海に入ってスエズ運河まで一年、365日でこれほど色々なことを体験することが出来る。それは感激でした。 全ては「動く」ことにあるように思うのですが・・・
まだ60前の若造ですが20年近い退職生活を経験し、これから退職を迎える人やすでに迎えた人に「充実した愉しい老後の時間」を過ごして貰いたいと真剣に考えています。時と共に考えも変わるとは思うのですが・・何かの役に立てばと思い書いています。
もしもホロホロ3世で旅立った時の夢が世界を周るだけだったとしたら僕は1年で止めていたと思う。僕の場合ヨットは自由に動けてどう
しても必要なものを身近におけ、僕がしたい事をするのに便利な乗り物なのです。 ヨットで世界を周るとダイビング、釣り、僻地への旅
行など数え上げるときりが無いほど普通の旅では出来ない旅となるからヨットを選んだといえます。
ヨットに乗るのを難しいと思っている人も居るようですが極めて簡単。車が運転できる人なら無寄港世界一周は一日習えば出来ると思いま
す。ただ成功するかどうかは、挑戦している人も含め天候が多少左右しますがおおよそ死ぬようなことはないでしょう。次に僕がしている
ようなアチコチに停泊しながら世界を周るのは一日半ほど習えばこれも誰でも出来ます。もともとヨットは帆を揚げれば走るように出来て
いるから何も習わなくてもいじくっていたら走り始めます。 必要な機器は必要なデータを出してくれます。ほんとにその程度のものです。
だから唯走るだけで面白いと思えるのは僅かな間だけです。
長距離航海に限らず海外移住でも、国内で過ごす生活でも「退職後を愉しく」
過ごすために欠かせないのが「興味」です。「スケベー根性」と言う人も居ます。僕はヨットで魚釣りを良くします。走っているときはト
ローリング、止まっている時はルアーや餌釣り。道具も竿だけで15本以上もっています。どんな魚を釣っても必ず胃袋の中まで開けて何
を食べているか確認します。どんなものを食べどんな生活をしているのか、またどのようにすれば釣れるかと興味が尽きないのです。ルア
ー(擬似餌)で釣る場合一度釣れたルアーは基本的にその日は使いません。何故なら他のにも釣れるかどうか興味があるからです。竿もそ
れぞれアタリの具合もシナリも違います。竿を使わないこともあったりします。
釣りに限らず何をしても「それだけ」というのはありません。それらからきっかけが始まるだけです。だから退屈ということを知りません。
いつも何かのための準備があり何かに向かって考えたり、準備したり、実行したりしています。この興味とは一種の「欲」で欲深いのかも
知れませんが「退職者」には限りなく持って欲しい種類の「欲」です。
以前書いたかも知れませんが昔の中国人が言っています。一時を愉しみたければセックスをしなさい。一日を愉しみたければ酒を飲みなさ
い。一年を愉しみたければ結婚しなさい。死ぬまで愉しみたければ釣りをしなさい。 なぜ釣りが死ぬまで愉しめるのかと言えばそれには
何の「制約」も無いゲームだからだと解釈しています。どんな竿を使おうと餌を使おうと時間も場所も何もかも自由に選択が出来、どんな
工夫もでもできます。自然を相手の遊びにはそのようなものが多いのですが野球やゴルフ等はそんな自由が無い遊びです。
そのどちらが面白く愉しいかは人によって感じ方が違うでしょう。その感じ方はその人が持っている自由な時間の差と想像力の差だと思い
ます。僕は「興味が尽きない」「何処までも自由」な「どんな工夫もできる」遊びが好きでその殆どが自然が相手であるように思います。
興味を持つには「少しの知識」も必要です。知識があれば「興味」が持ちやすいです。これが相乗効果となってドンドン広がっていくので
最初は面倒でも何か気になった事を少し勉強することだと思います。例えば魚の名前が判らないとします。図鑑で調べると殆どは解ります。
ついでに何を食べるかを調べるとそれも解ります。そのように調べることによって見方が変わってきて別の魚にも興味が広がります。
ただ一つ悲しいことはこの歳になると覚えた以上に忘れて行くことですが・・・
「人は忘れるから生きていける」と思って忘れることも愉しみましょう・・
次回は昔の人の言葉から「欲」について書いてみます。