天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

「カウボーイ&エイリアン@試写会」68

2011年10月12日 | 映画感想
「カウボーイ&エイリアン」

映画館でポスターを初めて見た時、ダニエル・クレイグとハリソンおぢが並んで写ってて
「わ♪何この豪華なキャステングぅ~♪すっごぉーーー♪」と思いつつ、ポスター下の映画タイトル
「カウボーイ&エイリアン」という文字を見つけて

( ゜д゜)

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゜д゜)

となってしまった。
つか、カウボーイ&エイリアンて!カウボーイ&エイリアンて!!カウボーイ&エイr…(しつこい)
あのさー、ダニエル・クレイグもハリソンおぢもさー、もーちょっと仕事選ぼうよぉ~^^;
その後に映画館で本作の予告編も見たけど、それでもまだかーなーりーしょっぱい感じだぞ?大丈夫なのかよぉ~
・・・そんな気分だったので、試写会で見れて本当にラッキーでした。
ぶっちゃけ、試写会当たってなかったら劇場に見に行ったかかなり微妙なラインだったw

そんな訳で本作。
何故こんな豪華キャストなのかといぶかしく思っていたのだが、どうやら制作陣が大物揃いだった模様。
何しろ制作にはスティーブン・スピルバーグやロン・ハワード等の超☆ビッグネームが名を連ね、
更に監督は「アイアンマン」のジョン・ファブロー!
このメンツが揃って「ねーねー、俺たちと一緒に映画作らな~い?」って誘われて断れるヤツなんている訳ない!
・・・と思ってたら、最初ダニエル・クレイグが演じている主人公ジェイクの役は、私の(←ここ強調)ロバート・ダウニー・Jr.が
演じる予定だったのを、他の映画(シャーロック・ホームズの続編らしい)に出演する為にお断りになられたんだそーだ!
流石トニー・スターク様!(←だからこれは単なる役名だっちゅーにw)先見の明があるワ♪^^

あらすじは~簡単に書くと~
19世紀のアメリカ西部、荒野で傷を負った状態で気が付いた主人公は全ての記憶を失っていた。
記憶はないけど何故か滅法強い。そんなこんなでたまたま近くの街に辿り着いた主人公。そこで突然エイリアン来襲。
そして街の人々が何人かエイリアンに連れ去られてしまった。記憶を失ったままの主人公は街の有力者である
ハリソンおぢ率いる仲間達と共に連れ去られた人達の救出に向かうのだったー♪

はぁー。つまんね。←え?^^;

あ、いや、ってか、何故今この映画?そしてハリソンおぢはマジでどうしてこの映画に出演したんだ???
なんか色々とB級なんだけどさ、そしてそれを大真面目にやっちゃってるんだけどさ、
本来だったら「大真面目にやってるのにダメダメB級」って私のツボど真ん中のハズなんだよね。
ツボど真ん中のハズなのに・・・なんだろーコレ。全然おもんない!←あちゃー^^;

何て言うか、大真面目なのにバカバカしいB級(←本来の私のツボど真ん中ライン)って、真面目なのにどこか憎めない愛らしさが
漂うというのか、言葉で表現するのが難しいんだけど(最近こんなんばっかりヂャン)「愛すべきお笑い要素」があるというのか。
本作にはそういう余力がないんですわ。
「バカバカしい振り幅が狭い」というのか、もう簡単に言っちゃうと自分のツボとはズレてる。
大概のおもんないと思う作品ってよーするに「ツボる」「ツボらない」ですわね。まあそーですよね(薄笑)

本作中のエイリアンは19世紀のアメ公(※差別用語です)よりもよっぽど知能指数の高いヤツらなんだけど、
てか、そもそもどこかの星から地球に来れる段階で明らかに地球人よりもクレバーな集団なのはデフォルトなんだけど・・・
21世紀の今映画を作っていて「エイリアン=ド気持ち悪いクリーチャー仕様(動きも反応も野蛮なバケモノ風味)」というのは
もういい加減止めてもいいんじゃないかと思うんですよ。

まあ、百歩譲ってそのクリーチャー仕様が物凄く強くて物凄く戦術に長けていたらまだ「ほほーう!」という気分になれるのに
本作のエイリアン達はまるで原始人のような、何の陣形も作戦も取らず、ただ個々が「キッシャー!」と雄叫びをあげて(あげてねーけどw)
アメ公達(※差別用語です)に襲い掛かるというお粗末な仕様なんですよね。もうテンションだだ下がりですよぅ

女・子供が微妙に活躍したり成長物語があったり、人種を超えた友情や「エセ親子愛」が芽生えたり、色々てんこ盛りに
アメ公(※差別用語です)のハートを刺激するアイテムを散りばめているものの、それが見ているコチラにちっとも響かないというか
最初っから最後まで「丸々作り物感バリバリ」で感情移入する余地がどこにも見当たらないという・・・

なんか、凄くヒドい事を書いている気がしてきました。これは流石にマズい(滝汗)

えーとですね(←物凄い取り繕ってる感w)
最低でもダニエル・クレイグファンだったら一定の満足感は得られますから!
映画冒頭から小汚い仕様でアイタタではあるものの、微妙に上半身裸になってくれたり♪ウハー(でも007の時より体絞ってマッチョ率下がったね)
ストイックなカウボーイ姿は往年のジョン・ウェインもかくやと思わせる肉食男子臭がプンプン!

・・・んー。何か書いてて空しい。(あぅ?
いや、ムリにヨイショしなくても、ある程度のお楽しみはあります。そこそこ楽しめる仕様ではあると思います。
ただこのキャストとスタッフで何故今この作品なのか?というのは最後の最後まで納得がいかないという。
まあとにかく本作を見て頂ければ誰もが納得すると思います。・・・という、微妙な誘導w
コメント (6)
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