天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

「ゴーストライター」70

2011年10月26日 | 映画感想
「ゴーストライター」

ロマン・ポランスキー監督@エローい爺さん(ヲイ)×ユアン@オビ=ワン主演の本格サスペンス。
予告編見て「うぉぉぉぉ!コレは見逃せないな(キリッ☆」と思ってたのに、気付いたら今週金曜で公開終了(名古屋)
大慌てで見に行って来ました。あ、他地方の方は順次公開なので公式サイトで公開期間調べてね~^^;

あらすじはー
元・英国首相のアダム・ラングの自伝執筆の依頼を受けたゴーストライターのユアン君(公式サイトに役名書いてねーぞ)
実は最初に自伝執筆をしていたのはラングの片腕だった男なのだが、最近不慮の事故で亡くなったそうで、
彼の書き残した原稿を元にラング氏に取材をしながら加筆訂正をするという依頼だった。
取材を進める内にラング氏の過去と前任者の死に不審な点が見つかる。それと共にラング氏が元大臣から訴えられている
重大な国家犯罪と前任者の死が絡んでいるのでは?という疑惑が持ち上がる・・・

ロマン・ポランスキーらしい、作り込んだ本格サスペンス。
監督はヒッチコックをリスペクトしているというのはよく知られた話でしょう。本作も大雨に煙る暗い孤島の様子等が
いかにも「ヒッチコック風」な絵作りだなぁ~と思わされる。

でもねー、正直言って前半ダレた^^;
すっごい静かに静かに淡々と話が進んで行くんすよ。話のネタ的にそんなドラマティックな絵にはならないのは
当たり前なんだけど、それにしてもすごーく淡々としてたからぶっちゃけウトウト・・・(あわわ)
昨日ちょっと夜更かししたからなぁ~。本作見るなら睡眠時間タップリ取れてて体調が絶好調の時をオススメしますよ。

ユアン君がラング氏のゴーストライターの仕事の依頼を受けたのとほぼ同時位のタイミングで、ラング氏が告発されるんですわ。
何でも英国の首相時代に自分の立場を利用してテロリストの捕捉と拷問指示をしたとかナントカ。
ちなみにラングの指示で拷問に掛けたテロリストの内の1人は拷問死したとかいう話。
・・・ちょっとよく判らないのが、その「テロリスト云々」の件で何故ラングが「戦犯」呼ばわりされているのか?
なんか、ラング告発に対して市民運動みたいなデモ隊が出来上がってて、めっちゃラングが糾弾されてるんですけどね。
ここら辺りの背景はかったるくてウトウトしている間に話が進んでしまったのでしょうか(滝汗)

そんなこんなでグダグダになりながらも見ていたんですが、話が進んで来ると段々面白くなって行くんですわ♪
島に50年以上住み続けている老人からの「ある情報」が出て来た辺りで「むむむ・・・」と思い始め、
そして前任者が死の直前まで運転していた車のナビに従って進んで行くと~のくだりで「むむむむむ!」
フェリーから以降はもう目が離せない!ってかよくよく考えてみると実際映画の作りも序盤は静かに地味~に展開し、
それが話が進んで行けば行く程どんどんスピードアップしてスリリングな展開になって行ってる!
うーん。ロマン・ポランスキー、流石の策士っぷり!

そんなこんなで、見終わってみると「久々に王道本格サスペンス映画見たなー!」という満足感♪
ロマン・ポランスキー監督って本当に上手いよ。うん。監督としては本当に素晴らしいなぁ~と思いますヨ。
だからさー、早くアメリカに堂々と入国出来る立場になろうぜwwwいつまでも逃げててもしゃーないやんか^^;
コメント (4)
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