「名も無い日」
本作の監督であり写真家の「日々遊一」氏に実際に起きた実話を元に制作された、愛知県名古屋市熱田区発信の「ご当地映画」
最近この手のローカル発信、ALL現地ロケ系の作品って流行ですかね?
ところでまあリアル友さんはご存じ情報ですが、当方名古屋市熱田区在住なので超・超・超地元フィーチャー作品な訳でw
そんな訳で本作は6月11日全国公開ですが東海三県(愛知・三重・岐阜)は5月28日から先行公開されています。
あらすじ
小野家の3兄弟、 長男・達也(永瀬正敏)、 次男・章人(オダギリジョー)、 三男・隆史(金子ノブアキ)は名古屋市熱田区で育つ。夢を追いかけて25年前に家を飛び出した達也は、今では写真家としてニューヨークで多忙な日々を送っていた。
ある日、弟の訃報が届き、名古屋に戻った達也は、過去の記憶をたどるようにさまざまな場所を訪れる。(Yahoo!Movieから丸パク)
とりあえず出てる役者がすんげー豪華なのな。
上のあらすじ読めば判るけど、メインの三兄弟を永瀬正敏さん、オダギリジョーさん、金子ノブアキさんが演じてる、というクレジットを見ただけで「コレは!」となる。
更に三男坊の金子ノブアキさんの嫁を真木よう子さん、永瀬正敏さんの同級生役で今井美樹さん、他にも中野英雄さんや大久保佳代子さんも同級生役で登場。
こんなすんごいキャスト寄せ集めてるのに…めっちゃ話が地味!(ヲイ
いや地味と言うかー、なんて言うのか「内省的」とでも言うのかな。オダジョー演じる次男の章人が孤独死するんだけど、その死に対して兄ちゃんの永瀬正敏さんがどうして章人の傍に居てやれなかったんだーとかどうして章人を判ってやれなかったんだーとかずーっと延々弟の死について考えてる、ってのが柱の話な。
そこに更にどうやら同級生も過去に亡くなってるみたいで、そのネタもちょっと絡んでくる。
まーだけど、本作全体的に言えるんだけど余りにも説明がなさ過ぎて大分話が進むまで映画前半~中盤での役者の会話の内容が全く意味が分からなくて超困惑。
最終的にとりあえず「あー、そういう事ね。だから彼女は同窓会に出なかった理由を意味不明な事言ってたのね。ほーん」みたいにはなるんだけどすげーモヤる。
それからオダジョーが生前まだ元気だった頃にどこかの和小物の店で箸と箸置きのセットを6組買うエピソードがあるんだけど、コレも何を示唆していたのか不明。
オダジョーは実家で荒れたボッチ生活をするようになっても何故か居間の食卓に律儀に箸を6膳セッティングしてる。コレが彼の中の「家族の団らん」の象徴?
つか、そもそも6膳の意味は?兄弟3人+両親で5膳なんちゃうん?…あ、+今は施設に入ってるバーチャンがもしかして当時は同居してたって事か!←今閃いたw
そして最大の謎は「何故目が悪くなった時、直ぐ手術すれば治ると医師に言われたのに(しかも大して難しい手術ではないと言う)彼は治療を拒んだのか」
多分?だけど仕事が上手く行かなくなって(コレは劇中に理由が明かされなかったので推測)退社して自暴自棄になってるトコロに目が悪くなって更に鬱っぽくなっちゃって何もかも投げ出してしまったのか?それとも目が悪くなったのが先で、それで仕事が上手く行かなくなって自暴自棄に陥ったのか?結局理由は分からず。
監督の体験した実話がベースらしいので、結局監督ご自身答えが分からなかった問題なので本作でも何も提示出来なかった、という事なのかもしれない。
でもそーするとですね、観てるコッチもずーっとモヤモヤしたまんまでカタルシスがなくて「うがーーーー!」ってなりますわな(苦笑)
永瀬正敏さんが何度もファインダーを覗くんだけどずっとシャッターが切れないでいて、それが最後ある場所で遂にシャッターを切り出すんですわね。
それがカタルシス!?えぇ!なんでどーしてココ???…ごめん全然判らんかったorz
もーちょっとだけ主人公の心情か、それとも亡くなった章人からのアプローチで(コレは想像でしかないけど)実は生前こんな心持ちだったんだ、と判るようなエピソードを入れて貰えればもっとスッキリ出来たんじゃないかと思うんだけど。
最後に…ご当地モノあるあるですが、本作でも徹頭徹尾登場人物が全員ベッタベタな名古屋弁をド喋り倒しまくってます。
だからさー流石にイマドキの名古屋人、ここまでの名古屋弁は使ってないってばー。確かにイントネーションは「うん、まあそんな感じよね…多少デフォルメ感じるけど」とは思うものの、イマドキの若者は「~まい(語尾に付ける事で【Let's~】の意味になる名古屋弁。ex.行こまい、やろまい→行こうよ、やろうよ)」は使わないでしょうよ。
「~だが」くらいは使っても「~だがや」は流石に今使う人殆どいないよね。何度も言うけどこんなん「河村・名古屋市長」くらいしか言ってねーんだってばよー^^;
本作の監督であり写真家の「日々遊一」氏に実際に起きた実話を元に制作された、愛知県名古屋市熱田区発信の「ご当地映画」
最近この手のローカル発信、ALL現地ロケ系の作品って流行ですかね?
ところでまあリアル友さんはご存じ情報ですが、当方名古屋市熱田区在住なので超・超・超地元フィーチャー作品な訳でw
そんな訳で本作は6月11日全国公開ですが東海三県(愛知・三重・岐阜)は5月28日から先行公開されています。
あらすじ
小野家の3兄弟、 長男・達也(永瀬正敏)、 次男・章人(オダギリジョー)、 三男・隆史(金子ノブアキ)は名古屋市熱田区で育つ。夢を追いかけて25年前に家を飛び出した達也は、今では写真家としてニューヨークで多忙な日々を送っていた。
ある日、弟の訃報が届き、名古屋に戻った達也は、過去の記憶をたどるようにさまざまな場所を訪れる。(Yahoo!Movieから丸パク)
とりあえず出てる役者がすんげー豪華なのな。
上のあらすじ読めば判るけど、メインの三兄弟を永瀬正敏さん、オダギリジョーさん、金子ノブアキさんが演じてる、というクレジットを見ただけで「コレは!」となる。
更に三男坊の金子ノブアキさんの嫁を真木よう子さん、永瀬正敏さんの同級生役で今井美樹さん、他にも中野英雄さんや大久保佳代子さんも同級生役で登場。
こんなすんごいキャスト寄せ集めてるのに…めっちゃ話が地味!(ヲイ
いや地味と言うかー、なんて言うのか「内省的」とでも言うのかな。オダジョー演じる次男の章人が孤独死するんだけど、その死に対して兄ちゃんの永瀬正敏さんがどうして章人の傍に居てやれなかったんだーとかどうして章人を判ってやれなかったんだーとかずーっと延々弟の死について考えてる、ってのが柱の話な。
そこに更にどうやら同級生も過去に亡くなってるみたいで、そのネタもちょっと絡んでくる。
まーだけど、本作全体的に言えるんだけど余りにも説明がなさ過ぎて大分話が進むまで映画前半~中盤での役者の会話の内容が全く意味が分からなくて超困惑。
最終的にとりあえず「あー、そういう事ね。だから彼女は同窓会に出なかった理由を意味不明な事言ってたのね。ほーん」みたいにはなるんだけどすげーモヤる。
それからオダジョーが生前まだ元気だった頃にどこかの和小物の店で箸と箸置きのセットを6組買うエピソードがあるんだけど、コレも何を示唆していたのか不明。
オダジョーは実家で荒れたボッチ生活をするようになっても何故か居間の食卓に律儀に箸を6膳セッティングしてる。コレが彼の中の「家族の団らん」の象徴?
つか、そもそも6膳の意味は?兄弟3人+両親で5膳なんちゃうん?…あ、+今は施設に入ってるバーチャンがもしかして当時は同居してたって事か!←今閃いたw
そして最大の謎は「何故目が悪くなった時、直ぐ手術すれば治ると医師に言われたのに(しかも大して難しい手術ではないと言う)彼は治療を拒んだのか」
多分?だけど仕事が上手く行かなくなって(コレは劇中に理由が明かされなかったので推測)退社して自暴自棄になってるトコロに目が悪くなって更に鬱っぽくなっちゃって何もかも投げ出してしまったのか?それとも目が悪くなったのが先で、それで仕事が上手く行かなくなって自暴自棄に陥ったのか?結局理由は分からず。
監督の体験した実話がベースらしいので、結局監督ご自身答えが分からなかった問題なので本作でも何も提示出来なかった、という事なのかもしれない。
でもそーするとですね、観てるコッチもずーっとモヤモヤしたまんまでカタルシスがなくて「うがーーーー!」ってなりますわな(苦笑)
永瀬正敏さんが何度もファインダーを覗くんだけどずっとシャッターが切れないでいて、それが最後ある場所で遂にシャッターを切り出すんですわね。
それがカタルシス!?えぇ!なんでどーしてココ???…ごめん全然判らんかったorz
もーちょっとだけ主人公の心情か、それとも亡くなった章人からのアプローチで(コレは想像でしかないけど)実は生前こんな心持ちだったんだ、と判るようなエピソードを入れて貰えればもっとスッキリ出来たんじゃないかと思うんだけど。
最後に…ご当地モノあるあるですが、本作でも徹頭徹尾登場人物が全員ベッタベタな名古屋弁をド喋り倒しまくってます。
だからさー流石にイマドキの名古屋人、ここまでの名古屋弁は使ってないってばー。確かにイントネーションは「うん、まあそんな感じよね…多少デフォルメ感じるけど」とは思うものの、イマドキの若者は「~まい(語尾に付ける事で【Let's~】の意味になる名古屋弁。ex.行こまい、やろまい→行こうよ、やろうよ)」は使わないでしょうよ。
「~だが」くらいは使っても「~だがや」は流石に今使う人殆どいないよね。何度も言うけどこんなん「河村・名古屋市長」くらいしか言ってねーんだってばよー^^;