天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画】「ドクター・ドリトル」「水曜日が消えた」@14~15作目

2020年07月08日 | 映画感想
あー!また映画のレビューが地味に放置中…もう既に観てから半月位経ってるから若干忘れ始めてる訳で…(滝汗)
ネタが溜まって来てるので簡単に2作UPしておきますわー。すんませんー。

--------------------------------------------------------------------------
「ドクター・ドリトル」

ロバート・ダウニーJr.主演の超メジャー児童文学シリーズの実写映画化。昔エディ・マーフィが同役を演じましたよね。観た記憶がうっすらあるなぁ。
それにしても何故本作をトニー・スターク様(←アイアンマンの事ですw)が演じる事になったんだろうか…

あらすじ
腕のいい医師で、動物と会話ができるドリトル先生(ロバート・ダウニー・Jr)は、さまざまな動物たちと大自然の中で暮らしていた。ある日、女王が重病だと聞いた彼は、女王を救える唯一の治療法を知るために、助手のスタビンズ少年をはじめ、オウム、ゴリラ、アヒルたちと一緒に伝説の島へ旅立つ(Yahoo!Movieから丸パク)

ドリトル先生は最愛の妻(冒険家)を亡くした事でショックで引きこもりニートになって獣医師としての運営は止めている状況。
その状況で何故かエリザベス女王(だよね?まあ、架空の英国女王?)がどうやら誰かに一服盛られたみたいで瀕死状態になり、自分の命をよりによって獣医に託すってどーなん?とそもそも思う訳なんですが(苦笑)、まあコレは児童文学の映画化なのでそういう些末な事に目を向けてはいけないらしいです^^;
とまあ、そんなこんなでどうやら解毒薬を手に入れるにはドリトル先生の亡き妻の冒険日誌が必要だ!という事になり動物達と見知らぬ少年(勝手にドリトル先生に師事粘着中)を引き連れて大海原に飛び出して大冒険が始まるのですぅーーー!

うん、大人の鑑賞には向かんなコレは(結論)

ま、いいんです自分はトニー・スターク様さえ見られれば内容ほぼ度外視ですのでw
ところで久し振りにアントニオ・バンデラス見たんですが、すんげー老けてて顔つきも変わっててぶっちゃけ最後のスタッフロール見るまでアントニオ・バンデラスだと気付かなかった!
ホントにどーでもいい情報なんだけど、自分アントニオ・バンデラスと誕生日が一緒なんだよねー全然嬉しくもないけどさ(ヲイ

根本的に動物がド喋る仕様、本作の内容的に必要ありますかね?あんまり意味成してない気がしなくもないんだけどな。まあ子供向けファンタジー色出してみた、って事か?
そしてドラゴンの便秘オチ…おもんないわ!ガキ向けだったとしても観てて気分良くないだろーこのネタはよ^^;
まあー子供を飽きさせないように?次々とネタを展開させて割と目まぐるしい訳ですが、だからと言って楽しいとかワクワクするかと聞かれると…???
うんー。本当に大人にとっては「トニー・スターク様の顔を拝みに行く」、ただそれだけの作品だったなぁーと。シリーズ化させる気か?まあこのクオリティではムリでしょーw

--------------------------------------------------------------------------
「水曜日が消えた」

中村倫也さん主演のラブサスペンス?作品。
珍しく小説の実写映画化ではなく監督さんが脚本もオリジナルで書いている模様。(映画公開に合わせてノベライズ化されているそうです)

あらすじ
幼少期の交通事故が原因で、曜日ごとに7人の人格が入れ替わる青年は、思考や性格はバラバラだが、各曜日の名前で呼び合いながら平穏な毎日を過ごしていた。その中でも地味な火曜日(中村倫也)は、ほかの曜日から家の掃除、荷物の受け取り、通院といった面倒な用事を押し付けられていた。ある日の朝、目を覚ました火曜日が水曜日がいなくなっていることに気づく。火曜日は、見慣れないテレビ番組などに戸惑いながらも水曜日を満喫する。(Yahoo!Movieから丸パク)

事故がきっかけで解離性同一性障害になってしまったある青年を中村倫也さんが体当たりで映じています。
人格が7つに分裂していて、それぞれの人格が曜日を決めて現れる事からお互いを曜日で呼び合ってそれぞれが同じノートにその日起こった事や申し送りを書き留めて、または注意喚起したい項目については家の中の至る所に付箋を貼っておくなどの工夫をしながら連絡を取り合って生活を成り立たせているという設定。
7人格がそれぞれ趣味も性格もライフスタイルもまるで違うので、7つのクローゼット、7つのデスクを並べて曜日毎に利用していたりしていて絵面的にも面白い。
その中でも本作は一番地味で真面目なキャラクター「火曜日」の視点で火曜日の生活の様子を中心に見せて行きます。
…と、この「火曜日が主人公」というのが本作最大のミスリードだったんですが(苦笑)

なかなか面白い話でした。本作に出演している役者さん、主役の中村倫也さんときたろうさんとゲスの極み乙女の人以外まーったく知らなかったんですが(すいませんねえ)
女性陣もなかなか良かったと思います。まーでもやっぱ中村倫也さんだなぁ!この人以前どこかのトーク番組で「下積みが長かったから」とおっしゃってましたが下積みが長かっただけあって他人格の描き分けが見事でしたね。月曜日とのやり取りは特にゾクゾクしました。同じ顔の人が喋っているのにまるで別の人のように見えます。凄いなぁ~
そして映画の前半、ノートを毎日書いているシーンを見ながら「イマドキならノートに書くよりビデオに撮っておいた方が分かり易いんちゃうん?」と思っていたんですがw
まあ、これは話の展開上後から動画がまた重要なツールになるから敢えて使っていなかったというね、でもちょっとムリあるかなー?とは思ったけど^^;
それから何度も挿入される幼少期の事故シーンでの車のサイドミラーの映像、なかなかオシャレな演出だったと思います。

火曜日が朝起きて水曜日になっていた(水曜日の人格が消えた)事に気付いて戸惑いながらも初めて入る事が出来た図書館にワクワクしている様子、自分が好きになった図書館司書が実は既に先に水曜日と出会っていて、しかも彼女は水曜日に好意を寄せていた事を知ってしまった様子等、切なく瑞々しく演じられていて非常に好感持てました。
それだけにやっぱりあの月曜日の強烈なキャラとのギャップにやられると言うのか…うんーやっぱ中村倫也さんの一人勝ち、って感じの作品ですねーw

どんでん返しからの大オチはちょっとアッサリし過ぎている気がしなくもないですが、ラストのスタッフロールまでオチからの流れで楽しめる作りになっていて個人的には好きな作品です♪
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« そうだ京都、行こう・その5@... | トップ | Siculamente(シクラメンテ) »

コメントを投稿

映画感想」カテゴリの最新記事