天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画2025】「アット・ザ・ベンチ(AT THE BENCH)」@1作目

2025年01月08日 | 映画感想
「アット・ザ・ベンチ(AT THE BENCH)」

映像監督・写真家として活動されている奥山由之氏が手掛けた自主制作オムニバス映画。 ep.1と2は動画配信プラットフォーム「Vimeo」に無料公開されていたそうで、それにあと3つのエピを加えて計5編のオムニバス長編作品に仕立てて劇場公開にしたんだそうだ。
自分は無料公開の動画だったとは全く知らず、暮れに名古屋市内の某映画館に行った際にポスターが貼ってあってナニゲにポスターを見るととんでもねぇ人気役者が勢揃いしているオムニバス映画だという事だけは分かって「こんなん、観ないという選択肢はないだろ」と思って年明け早々に鑑賞に馳せ参じた訳で。


あらすじ
東京・二子玉川の川沿いの芝生には、小さなベンチが一つ置かれている。ある日の夕方、久しぶりに再会する幼なじみの男女がそのベンチに座って言葉を交わす。ほかにも別れ話をするカップルとそこに割り込む男性、家出をして住む場所がない姉と彼女を捜しに来た妹、ベンチの撤去を計画する役所の職員らがこの場所を訪れる。(Yahoo!検索情報から丸パク)

先ずはこの5つのオムニバスに出演しているメインキャストがエゲツないレベルの超売れっ子役者勢揃い。とりあえず書き出しておこう。

ep.1 ep.5 広瀬すず、仲野太賀
ep.2 岸井ゆきの、岡山天音、荒川良々
ep.3 今田美桜、森七菜
ep.4 草彅剛、吉岡里帆、神木隆之介

なんぢゃこりゃー!でしょ。どうしてこーなった!でしょ。
どういういきさつでこれだけの大物人気役者を取り揃える事が出来たのか?それが先ず不思議で仕方ない。言っちゃアレだけど大したギャラも出てなさそーな小品よ?(ヲイ
で、この超豪華な面々が二子玉川の河川敷にあった公園跡地にポツンと取り残された古ぼけたベンチを舞台に会話劇を繰り広げていく、という趣向。一応ep.1と5を広瀬すずちゃんと仲野太賀君のコンビで始めて→締める、という形。それぞれのエピソードを違う脚本家さんが手掛けているので全く繋がりはない話ではあるんだけど、同じ1つのベンチが舞台になった話なのでなんとなくフンワリ繋がっているような錯覚を起こす、という感じかな。

どのエピソードもクスッとしたりホッコリしたりしていい気分にさせて貰えたんだけど、個人的には2番目のエピソードが一番笑ったかな…何となく別れ話になっているカップル(岸井ゆきのちゃんと岡山天音君)に途中から絡んでくるおっさん(荒川良々さん)の話。
彼女の言い分もすんごいよく分かるんだけど、彼女のキャラが微妙~に「ちょっと面倒臭いオンナ系」なのが秀逸。岸井ゆきのちゃんがまたこういうの上手いのよなw
それから3番目のエピソードが…凄かったな色々。て言うか今田美桜ちゃんってこういう激しい役も演じられるんだねー新しい扉を観客に見せてくれたな、って感じ。
4番目の話は…すっ飛び過ぎてて苦笑するしかないんだけどつよポンと吉岡里帆ちゃんの組み合わせって面白いな。それから神木君はどういういきさつでこの役引き受けたのかマジで膝詰めて聞きたいわ。たまたまロケ地通り掛かってフラッと参加させて貰ったー♪レベルだろこんなんw、しかも着てるTシャツのデザインもエグいw

最初と最後のエピがすんごいフツーにただ幼馴染みが会話してるだけ、みたいな話で…特に設定の説明とかないんだけど会話で2人の関係だったりちょっとした生い立ちだったり今の状況だったりがフンワリ分かってなんだかちょっとだけいい気持ちになる、みたいな不思議な話。
いやとりあえずさー、広瀬すずちゃんの夕日に照らされた横顔が美し過ぎてヤバい!彼女のマツゲの長さが驚愕レベル…この人ツケマじゃないよねマジ凄いすわ!

オムニバスって、多分ダメな人は徹底的にダメだろうと思うんだけど自分は結構こういうフワッとしたの好きですね。
年末年始で暴飲暴食して疲弊した身体にこういう「何も起こらないシチュエーションドラマ」が癒されます、はいぃ~。

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