本日のお題シリーズ⑨
履歴書写真篇には結構なレスありがとうございました。各地区の様子を総括すると、一応3年ごとの更新という建前にはなっているが、その指導には濃淡があり、西置賜のように10年、というパターンもあれば、別になんの指導も、という地区もあった。ひょっとしたら庄内が一番原理的(笑)なのかも。
それに知事部局ではすっかり履歴書の電算化は終えており、交流でやってきた人の分は“昔の履歴書”を引っぱりだして→なんの記載も加えないままに学校へやってくるらしい。まこと学校現場なるものの旧弊さと前時代性が痛感できるお話。
では引き続きメールのキャッチボールによる不良同期事務職員造反シリーズ(笑)。何に造反しているかはよくわかんないけど。
M:むかしうちの学校にいた教諭が転出することになって、今日(3月25日)、転出書類をそろえていた某中学校の事務職員から電話あり。
「へき地学校勤務状況調書」だっけ?あれがないって。給与個票がなくなった際に、あれがA4縦書き判に変化して残ったわけだけれど、前任者は作っていなかったらしい、というか「つぐてねー!」というのを確認しちゃいました。
結局「M、たのむ!」ってわけで、遡って履歴書をチェックするはめに。まあ、へき地特昇の上限に達していなければ必要だろうしね。特別昇給はへき地特昇分は除いたり(!)するわけだから仕方ないっていえばそうなんだろうけど。
H:へー、オレはそんなものが無い、といきなり気づいてしまう学校事務オタクのほうに激しく感動してしまうな(皮肉)。履歴書の写真の件もそうだけれど、どうもそのテの“どうだあ!”と言わんばかりのご立派ぶりに辟易させられるタイプの事務職員っているよな。まあ一応オレも勤務状況調書を作ってはいる。給与個票の思い出を持っている世代の事務職員としては、やっぱり不安だから。でもなー(笑)。
M:いや、なんか彼女に悪いから補足しておくけど、「無い」と気づいたのは彼女がその先生の元同僚だからで、しかも当時の勤務校がそのへき地校だったから。ウチで作ってあれば送ってもらうし、なければこちらで作るから……半分ぐらいあることを期待して電話してみたんだけど、というたいへん良心的な申し出でした。それにしても前任者だけがついうっかり忘れたのか、それとも他にも作成していない人がいるのか。この忙しい時期に履歴書見ながらチェックはしないゾ。ついてないのは無いと思っていいんだよね。人数多いところは点検だけでもつらい。今日も恥ずかしいけど異動の書類に取りかかる前の段階で気づけば夜の9時。何年たってもこうなのは、仕事の手順が悪いんだろうなあ……やんなっちゃう。
H:ほーほっほっほ。転出書類を作る段になってから給与支給明細書を“切り取り”始めた昔ほどではないにしろ(笑)、今日は私も9時までやりましたー。でも飽きてしようがないのでパソコンでピンボールやりながら。だめだオレ、事務職員としてすっかり使い物にならなくなってる。
M:ひとりじゃないって~ステキなことぉねー♪それにしても“切り取り”…なつかしー!
もっといらない、と思うのは転出者の勤務成績報告だっけ?特別昇給+期末勤勉手当に関わる情報だけでいいわけでしょ?12月1日以降の特別休暇等はわかるんだけど、年休の項目なんていらない。昇給発令以降の年休も同様に不要のはず。条例にあるから、といって変えずに十年以上もすでに無駄な仕事をするはめに。
うーん、しかしそうかあ。あたしは素直っていうかクソ真面目っていうか、疑問を持たないってことはH先生の辟易するタイプに近いか、もうなっちゃってる可能性大だな。同業者から見てもそうだってことは、教員からみてもそのように(どのように?)映ってるだろうから、自分を客観的に評価してくれる人物が身近にいるといいんだろうけどね。実際いたらいたで鬱陶しいだろうけど。
さて、論点を整理しよう。この場で歴然と必要ではない、と主張されている事務は以下のとおり。勝手に付け加えたものもございます。
1.転出者の勤務成績調書における期末手当基準日以降の年休の項目
2. 〃 〃 忌引休、生理休、産休の項目
3. 〃 昇給発令日以降の年休の項目
必要とされているものの、作っていない事務職員もいるのではとされている事務は
4.へき地勤務状況報告
私はこれに
5.所属控除金控除依頼書
も加えたいが(あんなもの何の意味があるんだ?一度も作っちゃいないし、実は転入書類に入っていてもゴミ箱に捨ててます。さすが不良ね)。
年休云々はこういうことだと思う。我々のあずかり知らないところで作られている例の勤務評定なるもの、あれの参考資料じゃないのかな。履歴書の写真云々と同様、条例なんかで決まっているネタじゃないんじゃないか?出勤簿と年休台帳さえあればその職員の【年休傾向】(笑)は簡単に把握できるはずだし、それでもわざわざあんな項目があるってことは、勤評のなかに(昔は?)そういう項目がある(あった?)のかもしれない。私の推測が正しいとすれば、いかに虚しい事務かと改めて思う。だいたい、あれを見せてくれ、って管理職に言われた経験もないってことは、完璧に有名無実化してる証拠だしなあ。同じことが今年3月末までの勤務割表にもいえる。私はプリントアウトもせず、当然転出書類にも入れなかったが、必要となるのは11月だかの勤評のためだけだろ?うーんこれもまた『必要なんだろうけれども気持ちが悪い』事務のひとつってことだな。今回は断定口調多し。ちょっと不安。私がいい気になって教育事務所に文句を言ったりする前に誰か検証してほしいっす!
画像は「ジュラシックパークⅢ」(‘01 米)
あら?もう終わり?やけにあっさりしたエンディングだなあ。いつものハリウッド映画ならもうひとひねりもふたひねりもあるところなのに。騎兵隊(軍隊)が来たらハイおしまい。まるで昔の西部劇である。でも、この薄味な展開が取り柄なのかも。本当なら、科学者サム・ニールをジュラシックパークに再び引きずり込む男の商売が家のリフォーム屋であるあたり、ストーリーに絡ませるのが常道だろうが、その辺はきっぱりと切り捨てて恐竜VS人間の追跡劇に集約している。中盤のプテラノドンの急襲など、どうやって撮ったんだろう。恐竜がひたすら美しい。監督は「遠い空の向こうに」のJ.ジョンストン。夏の興行戦争に埋没するかと思ったら、意外な拾いもの。しかも名セリフあり。「人間には2種類ある。天文学者になるタイプと、宇宙飛行士になるタイプだ。」これを心ならずもヒーローになってしまう主人公に言わせるあたり、芸が細かい。
上映時間93分。これが娯楽映画だ☆☆☆★★★