事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

明細書を見ろ!2010年12月号「山形県で中高年であることPART2」

2010-12-19 | 明細書を見ろ!(事務だより)

Robin11 PART1はこちら

今から見えるようです。明細書を見て

「多くなってるじゃん!」

と手取りによろこぶみなさんの顔が。年末調整の月だから、例外はあるけれども多くの場合は手取り大幅アップ。

でもちょっと待って。ほぼ40才以上の方々には、給与明細書以外にもう一枚かたい紙が入っています(期限付などをのぞく)。これも見えるようだ。

「おー、毎年もらってる昇給発令書じゃないか。オレはもう12月中に昇給だってか?」

違います。これは単なる通知書であって発令書ではありません。まず日付を見てください。平成22年12月1日になっています。わたしたちの昇給が行われるのは1月1日のみ(実は、来年ちょっとした動きがあるようですがそれはそのときに)。今回の通知の意味するところは

「本当は君に給料はこんなにやるはずじゃないんだけど、まあ急に下げるのもなんだから○○円は保障しよう」
(by山形県教育委員会)

という現給保障の解説。12月1日に給料額が変わったので(減ったので)、保障額が自動的に変わったので(減ったので)通知しているにすぎません。実は中高年の場合、額面自体は先月より減っているんですけどね。

 かわいそうなのは、56才以上で教育職の4級に在級している人。計50名近い○中と○小の県費職員のなかで、誰とはいいませんがたったひとり該当者がいて、1.5%の減額が開始されました。ご愁傷様です。

 さて、他人ごとではなくて、来月はほぼ全員に哀しいお知らせがあります。乞うご期待(T_T)。

※画像は、悪代官とたたかう義賊の大冒険……ってよりも英国史のお勉強みたいだった「ロビン・フッド」。それはそれでけっこうなお点前でした。そうかマグナ・カルタってこうやって成立したのかー。

※実はきのう、元金融機関勤務の人と話したら、その金融機関ではむかし年末調整の反映だけは現金支払いだったそうで、それはそれは数々のドラマが展開したのだそうだ。いつもは扶養をはずしといて……そこまでやるかー(笑)

2011年1月号「草葉の陰で」はこちら

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路上のルール特別篇~スナックタイム

2010-12-19 | まち歩き

「路上のルール」はこちら

午後11時は“スナックタイム”とやらで代行車が混み混み。でもようやく一台つかまったので友人といっしょに帰る。

総合文化センター(わたくしどもの業界では文セ~ぶんせ~と呼んでおります)のうしろを通り抜け、昔から飲み屋が並んでいる坂にさしかかったときだった。

「ななななんだあれ!?」

と友人が驚く。道の中央に、黒い物体が。

代行車のドライバーは「あー、こりゃあ」と緊急停止。

年配の男性が突っ伏しているのでした。

「酔っぱらいだな。危ないなあ」

声をかけてもほとんど反応しない。

「でも血が出てるよ」

あ、ホントだ。久しぶりにこんな量の鮮血を見た。額が切れているのである。顔からはホントによく血が出るのね。

ドライバーが救急車を呼ぶ。

「5分ぐらいかかるのかな」

2分で到着。さすが。比較するのも失礼だけど代行とはえらい違い。

救急隊員は慣れたもので、ストレッチャーを横に持ってくる。
路上をチェックし、ブレーキ痕がないことを確認。つまりクルマに轢かれたのではないようだ。しかし酔っぱらいのこの一言で事態はこんがらがる。

「ひとりで飲んでたの?」

「…………ふたり」

でええ。事件性まで疑われることに。
すぐにパトカーも到着。

やけに張り切ってクルマの誘導までやっていた友人と

「ヘタしたら轢かれるとこだもんな」

「うん。おれたちが加害者になってもおかしくないし。いいことしたな。さあ帰ろう」

でもこんなとき代行車のドライバーは発見者として聴取されるのだそうで、次のドライバーが来るまで待たなければならないのでした。スナックタイムなのに。ううう寒いよー。

「こんなこと、よくあるんですか?」

「オレは代行やるようになって4年だけど、3回目っすかねー」

ほんとに、迷惑きわまりないのでした。でもおじいちゃん、さぞやいろんな人に説教かまされるんだろうなあ。

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