PART1はこちら。
今から見えるようです。明細書を見て
「多くなってるじゃん!」
と手取りによろこぶみなさんの顔が。年末調整の月だから、例外はあるけれども多くの場合は手取り大幅アップ。
でもちょっと待って。ほぼ40才以上の方々には、給与明細書以外にもう一枚かたい紙が入っています(期限付などをのぞく)。これも見えるようだ。
「おー、毎年もらってる昇給発令書じゃないか。オレはもう12月中に昇給だってか?」
違います。これは単なる通知書であって発令書ではありません。まず日付を見てください。平成22年12月1日になっています。わたしたちの昇給が行われるのは1月1日のみ(実は、来年ちょっとした動きがあるようですがそれはそのときに)。今回の通知の意味するところは
「本当は君に給料はこんなにやるはずじゃないんだけど、まあ急に下げるのもなんだから○○円は保障しよう」
(by山形県教育委員会)
という現給保障の解説。12月1日に給料額が変わったので(減ったので)、保障額が自動的に変わったので(減ったので)通知しているにすぎません。実は中高年の場合、額面自体は先月より減っているんですけどね。
かわいそうなのは、56才以上で教育職の4級に在級している人。計50名近い○中と○小の県費職員のなかで、誰とはいいませんがたったひとり該当者がいて、1.5%の減額が開始されました。ご愁傷様です。
さて、他人ごとではなくて、来月はほぼ全員に哀しいお知らせがあります。乞うご期待(T_T)。
※画像は、悪代官とたたかう義賊の大冒険……ってよりも英国史のお勉強みたいだった「ロビン・フッド」。それはそれでけっこうなお点前でした。そうかマグナ・カルタってこうやって成立したのかー。
※実はきのう、元金融機関勤務の人と話したら、その金融機関ではむかし年末調整の反映だけは現金支払いだったそうで、それはそれは数々のドラマが展開したのだそうだ。いつもは扶養をはずしといて……そこまでやるかー(笑)
2011年1月号「草葉の陰で」はこちら。