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YouTube: 映画「ロボジー」主題歌 MR. ROBOTO by 五十嵐信次郎とシルバー人材センター
エンディングで懐かしい曲が流れる。
♪どもありがっとミスター・ロボット まぁた会う日までー♪
ほんと、懐かしい。スティクスの「ミスター・ロボット」。マジでこんな日本語の歌詞が挿入されてます。
83年の「キルロイ・ワズ・ヒア」に入ってて、このフレーズのボコーダーの声が日本全国で流れてました。モーテルの有線でこれを聴いたときは……あわわわ。
この曲はアコーディオン奏者でもあったデニス・デ・ヤング作なんだけど、スティクスはトミー・ショウの曲の方がわたしは圧倒的に好きで(Boat On The RiverはわざわざiTunesで買いました。Blue Color Manも名曲)、小器用なデニスの曲(BabeとかThe Best Of Timeとか)よりずっとよかったんだよなー。
で、今回のミスター・ロボットはデニスの歌よりも渋味があってすばらしい。もちろんこの映画の主演にしてロカビリー歌手、ついでに芳村真理の元亭主のミッキー・カーチスが歌ってるんだから当たり前か。
いかん、映画の話だった。そのカーチスが、単に体型がぴったりだったという理由だけで、弱小家電メーカーがフェスに出品する予定の壊れてしまった二足歩行型ロボットの中に入ってひと騒動、ってお話。調子こいてしまうカーチスは孫や娘からも疎んじられている爺さん。「ニュー潮風」という家電メーカーらしいネーミングのロボットなのに、彼が吹かす風ときたら……
去年のベストワンに推した「ミッション・インポッシブル」や、鶴岡に移動してまで見た「ミケランジェロの暗号」と同様、これはなりすましストーリー。
なりすましに命がかかっている他の二作と違い、ゆるい造りではあるものの、ここには老人のプライドがかかっている。およそハッピーエンドにもっていくのは無理だろうと思ったら、こう来たか(笑)。
矢口史靖は「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」と同じようにギャグが上滑りしているんだけれど、主演の濱田岳(彼がいなかったら作品が成立していない)と吉高由里子、そしてミッキー・カーチスらのキャスティングがおみごとなので気持ちよく見終えることができた(作品を締めているのは和久井映見)。
シネコンを出るとガキンチョが「あ!ロボジーだっ」とポスターに喜んでいた。そうか、アトムやガンダム(作中にシャアへの言及あり)を持ち出すまでもなく、日本人はガキのころからロボットが好きなんだなあ。大ヒット納得。また会う日まで。
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YouTube: Styx - Boat On The River