興行収入関係はこちら。
さあ今回はあくまでわたしにとってのベストワンを。
◇映画
これはもう年末に宣言してしまったのだから「ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル」で決まり。「冷たい熱帯魚」「ヘヴンズストーリー」「奇跡」の邦画勢がそれにつづく。洋画で好きだったのは「マネーボール」「オーケストラ!」そして「猿の惑星 創世記」。女優№1は「冬の小鳥」「アジョシ」のキム・セロン。本音ではポーラ・パットンに持ってかれまくりですけれど。スパイって美人じゃないとダメなのかよ。男優は「冷たい熱帯魚」のでんでんでしょう!
◇ミステリ
「ジェノサイド」高野和明、「殺し屋 最後の仕事」ローレンス・ブロック、「折れた竜骨」米澤穂信、「引かれ者でござい」志水辰夫、「卵をめぐる祖父の戦争」ベニオフ、ときて、しかし最高だったのはまもなく特集する「あ・じゃ・ぱん」(矢作俊彦)だ。腰痛やら神経痛やらで散々だった年末も、しかしこの超大作のおかげで有為なものになりました。よかったよかった。
◇ミステリ以外
2011はわたしにとって穂村弘元年。この歌人のエッセイはほんとうに面白い。短歌に対するわたしの偏見は完全に吹き飛びました。ということで今回は「整形前夜」を。ほかに古川日出男「二〇〇二年のスロウ・ボート」、いまさらだけど高峰秀子「わたしの渡世日記」がおすすめです。