2013年9月号「ユーモアと汚染水の国境」はこちら。
「行けないわ。ヒュー・ジャックマンと一緒に食事しているから」
まだ無名時代のヒューとのデート中に、ミック・ジャガーからパーティのお誘いがあったデボラ=リー・ファーネスの答え。13才年上で、当時はヒューよりも売れていた女優のデボラはのちに夫人となり、いまでもおしどり夫婦として有名。どうもこの夫婦は壮絶にいい人たちみたいなのである。
「私はいいです」
中日のGMに就任した落合があいさつを求められて。誰もが谷繁の職域とのバッティングを心配している。なにより、ボビーと広岡の軋轢は記憶に新しい。しかもなにしろ監督のまわりに配置されたコーチ陣がみんな落合人脈ですから(笑)。にしても、不可解な解任からわずか二年で、しかも今度は簡単に首をきれないGMとして復帰とは、やるなー落合。
「手紙を渡すことがルールに反しているという意識はなかった」
園遊会で天皇に手紙を渡した山本太郎議員。これ幸いと右寄りの議員たちから(民主党も含む)総スカンをくっている。めざわりな小僧を、この機会に追放してしまえということだろう。けれど……
「世界でも珍しい文化遺産ではないかと思います」
……奥多摩地方で、明治憲法に先駆けて起草された五日市憲法草案について皇后が。この草案は基本的人権や教育の自由などが盛り込まれた先進的なものだった。賭けてもいい、今上天皇と皇后のカップルは、この国でもめずらしいくらいにリベラルな考えをもっている。山本をいじめ、憲法改正をたくらみ、原発を再稼働させようという動きは、はたして大御心にそったものなのか(ま、この文も天皇の政治利用ですけどね)。
2013年11月号~「弱っている犬」はこちら。