花田裕之 鉄橋の下で
酒田まつりをふるさと休日に -酒田市・遊佐町-
酒田市を中心市に三川、庄内、遊佐の4市町で構成する「庄内北部定住自立圏」の取り組みとして、酒田市と遊佐町は2015年度から、酒田まつりが行われる5月20日を観光庁が推進する「ふるさと休日」に設定する方針を決めた。酒田市役所で19日開催の同自立圏の共生ビジョン策定に向けた懇談会(座長・伊藤則義酒田市自治会連合会長)で提示した。
観光庁は、学校休業日と有給休暇を組み合わせ、地域活動や旅行などに活用する「家族の時間づくりプロジェクト」を推進。「ふるさと休日」を設定する自治体に対し支援金を出している。市政策推進課によると、休校にするなどして酒田まつりに参加する学校はあるが、本まつり実施日の5月20日を「ふるさと休日」に設定することで子どもたちが参加しやすくなり、伝統文化の継承や郷土愛の醸成につながるとしている。
「ふるさと休日」の設定は遊佐町が提案。観光庁の認定を受けた後、市は各学校や企業などへのPRを進め、市職員にも休日取得を推奨する考え。
2015年2月20日(金)山形新聞
酒田まつりを休日に、か。いいかもね、で、いつから?ええええ今年からか(笑)。突然だなあ。全校の教務主任はびっくりだろうし、授業日数確保はだいじょうぶなのか、教育委員会への根回しはちゃんとやってたんだよね。たった500万の“支援金”目当てじゃないんだよね?……読者から連絡があって来年度実施は見送られたみたい。根回しやっぱりやってなかったか(笑)
とか言いながら、わたしはこんなお休みがあっていいと思う。休日といえば全国一斉の祝祭日だけってのはどうも気持ち悪い。地域ごとに休みが違っていいはずだ。そういえば、学生のころ、近所の子どもたちが平日なのにうろうろしているのに驚いたことがある。
「今日は都民の日だから」
なんと東京都の子どもは毎年10月1日はお休みだったのだ!
こういう都道府県の日は全国の半数近くの県が設定している。しかし学校がお休みになるのは関東圏にいくつかあるだけ。いろんな理屈がついているけれども、その目的は県民都民意識の醸成だ。流入者が多いので、郷土意識を育てたいというわけ。
そう考えれば、遊佐町の側から(5月20日は遊佐のお祭りではないにもかかわらず)申し出があった機会は絶対に尊重すべきじゃないですか。共通の郷土意識が保てるのだから。
今年は平成27年。あの市町村合併から十年が経過する。遊佐町離脱はやはりお互いにとって痛かったわけだし。なんとなく、遊佐と酒田のお休みがいっしょってのは悪くない。にしても、休日ってこんなに政治的な存在だったのか(笑)。
ということで本日の一曲は花田裕之の「鉄橋の下で」
酒田のブルース・ヒロで今日の18:00から下山淳のソロライブがありますよ!ゲストは白崎映美さんだ!