「地球のどこかで、今日もGWTW(Gone With The Wind)は上映されている」とまで言われた不朽の名作「風と共に去りぬ」を、ふたたび港座でお送りします。いまから思えばスカーレット・オハラ役はヴィヴィアン・リーが必然のように思えますが、さまざまな女優が候補に挙がっていました。当時、ローレンス・オリヴィエとヴィヴィアンは恋仲だったため、オリヴィエは自ら主演する「嵐が丘」にリーを起用したくてイギリスから呼び寄せたのですが、待っていたのはこの作品の主役でした。超大作なのでいつもと時間が違いますのでお気をつけて。
「安城家の舞踏会」は、戦後の荒波に翻弄され、没落していく華族の姿を描いた吉村公三郎監督作品。脚本新藤兼人、主演原節子、滝沢修、森雅之、津島恵子。滅び行くが故に美しい一瞬をみごとにとらえています。第21回キネマ旬報ベストテン第1位。
「バンド・ワゴン」は、文句なくMGMミュージカルの最高峰だと思います。楽曲のレベルが高く、ダンスが(フレッド・アステアですから当然ですが)絶妙。そして観客を陶然とさせるエンディング。映画とはすばらしい存在なのだとあらためて思わせてくれます。
ということで時間は
大劇場 12時&16時 「風と共に去りぬ」
小劇場 12時&15時 「安城家の舞踏会」
18時 「バンド・ワゴン」
先着20名様に庄内柿プレゼント(笑)。マジっす。