2015年版はこちら。
さあ今年も楽天VSソフトバンク戦。6月最終金曜日って必ずソフトバンクが相手なのかなあ。
コボスタにはいつになく早めに着いたので、地元のイタリアンであるイスキアのピザで生ビールをいただき、練習も見ることができた。
いやはやプロ野球の練習のレベルの高いこと高いこと。草野球なら送球がどこにいくかわからないので、グラウンド上ではボールの行方をみんな見ている。でもプロは違うんだね。必ず捕球範囲に来るとわかっているものだから、よそ見をしながら自分の練習を黙々とこなす。すごい。
特にソフトバンクの内野陣は、松田を中心に嫌味なくらいの剛球をやりとりしている。ひょっとしたら試合よりも面白かったかもしれません(笑)
試合開始前に倉敷市長があいさつ。観客にブドウのプレゼントがあると聞いてみんな拍手。わたしも拍手。当選しませんでしたが。
試合開始と同時に雨が降り出す。テレビ観戦だと、ああ観客はたいへんだなあと同情するところだけれど、楽天ショップで買ったポンチョがまことに快適で、まったく気になりませんでした。
ただ選手はきつかっただろう。ケガをするのではないかとこちらもハラハラ。
座ったのは1塁側の前から6列目。コボスタは3塁側がフランチャイズなのでソフトバンクのファンが……いません(笑)。ホークスの応援団はライトスタンドで孤高の戦いを強いられている。がんばれよ。実はおれも楽天よりもソフトバンクの方が好きなので彼らを応援。
さてスコアは
楽天 3-6 ソフトバンク
勝利投手 和田(9勝2敗) セーブ サファテ(0勝4敗25S)
敗戦投手 則本(7勝4敗)
でも印象では100対1って感じで楽天は完全に抑え込まれていた。先発の和田は6回までノーヒットノーラン。楽天の則本は、みごとな剛速球ではあったけれども、コントロールがままならず、茂木のエラーをきっかけに失点の連続。
ウィーラーの初ヒット、島内のホームランという予想外の展開で3点が入り、楽天ファンは大喜び。うん、よかったね。
まわりは熱狂的な楽天ファンがそろっている。野球経験者らしき親父は
「だからよ、この肩の開きがな……」
とウンチクたれ放題。うしろの熟女たちはひたすらガンバレガンバレと絶叫。
でも試合の趨勢が決まった途端、親父はさっさと帰り、熟女たちは
「ソフトバンクって“休まない”のよねえ」
「次の塁、次の塁ってがっつくのよね」
とあきらめ顔。おそらくV9時代の巨人よりも強力な戦力をそろえ(だからそんななかで飛び出してきた城所はすごい)、選手のメンタルやフィジカルなケアに意識的な工藤監督に率いられたソフトバンク(このとき、勝率は7割5分を超えてました)と、よく知らない選手をラインナップに加えざるをえない(梨田は意図的に新人を起用しているのだとは思う)楽天では、最初から勝負は見えていた。
オーナーのわがままなのか知らないが、前監督は不平を隠そうともせずに辞め、今季もコーチが何度も入れ替わった“壊れた”チームでは、ソフトバンクに勝つことはおよそ無理な話で……あらら。次の試合は楽天が逆転勝ちしてました。野球はわからんなあ。
則本の速球、サファテの豪速球、オコエのファインプレーも見ることができて、やはり野球は楽しいと実感。楽天カラーのポンチョは、チャリ通するときに有効活用するとしましょうかね。来年も来るぞコボスタ!