どうする家康 最終回「神の君へ」はこちら。
始まってしまった。2024年の大河の主人公は紫式部。
最初に断っておきます。わたしは高校の時の古文や漢文の時間は苦痛でしかなかった。教えてくれた教師たちは、今思えばとても味のある人たちで、特に漢文の教師は結構なサヨクでもあったらしく、彼のコメントは確かに面白かったんだけど、教科書に載っているテキストにはまったく興がそそられなかった。五言絶句とか、面白かったんですかあれ。
この時点でわたしがおさえているのはこの三点。
・紫式部が書いたのは「源氏物語」
・清少納言は「枕草子」
・藤原道長はもんのすごく権力があった
これだけ。中学生か。
だからこの大河を観るのはどうもモチベーションが高まらない。発表されたキャストも地味じゃないですか失礼だけど。
脚本は大石静。「長男の嫁」「ふたりっ子」「セカンドバージン」の人である。大河では「功名が辻」。きっと濃いホームドラマになるのであろうと予想。さあ見てみました。
あ、と思いました。
意図的に、“昔の大河ドラマ”を志向しているのであろうことが歴然。近年はセット撮影から離れよう離れようとしていたようだけど、時代背景もあってロケを最小限にしているみたい。
しかし気概は感じられて、キャストのトップは「落井実結子」という、きっと誰も知らない人です。子役である彼女が紫式部の少女時代を演ずることを尊重。天皇の描き方とか、興味深くはある。来週も見ます。