事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

謎の生物その後

2007-11-24 | まち歩き

Agito 前にお伝えしたわが布目の“謎の生物”騒ぎがおさまらない。さらに詳しい話を聞くと、

1.顔が三角
2.首が長い
3.その首が365°回転する(だからなんなんだその余計な5°は)
4.身体が鮫肌
5.目が光る
6.昼も村なかを徘徊し
7.どうやら朝の二時から鳴き始めて近所迷惑だった鶏を屠ったらしく、感謝され
8.つがいの片方が先日交通事故で死亡。
9.村の中心部の竹藪の中に住んでいるらしい。
10.布目で目撃していないのはウチだけ(笑)
という具合。結局タヌキだったらしい、とお伝えしたばかりなのに、先週の百姓の会議でそれに疑義が呈された。

Gao 「なんぼなんでもあれがタヌギってごどねんでろ?」
「なして」
「あったげ首なんげはずあんめ?(長いはずがないだろ)肌も変だけし。」
「したさげあれはやー、毛変わりの最中だろや」
「この季節に毛変わり?」
「うるせーヒロシ。おめは見でねあんさげ。」
「待で待で。オレこの前写真とたぞ。」
「はやぐ言えよおめー。」
今度その写真を見せてもらえることになったのである。わくわく。

※その写真、あまりにしょぼくてよくわかんない出来(`・ω・´)

それにしても百姓をしているとたくさんの動物を見かける。先週はお伝えしたようにが小さなカエルにいきなり飛びかかってパクつくところを目撃したし、高速道近くの田んぼを作っている百姓は、カラスが小さな獲物を高速道に落下させて死亡させる現場をしょっちゅう見るのだそうだ。そういえば私も草刈りの最中におそらくカモの巣を見つけ、慎重にその周りを刈ったのだったが、帰りにそこを通ると、もう巣の中の卵は消えていたりした。あれは何の動物のせいだったんだろう。

私がなにより心なごむのは、近頃サギの数がどんどん増えていることが実感できることだ。車を転がすときには、つい田んぼを見渡して、あの美しい姿を探したりして、妻に笑われたりしている。

「いつもは自然なんか大嫌い、って顔してるくせに(笑)」

でもさぁ、ここまで「野生の王国」化していることが、嬉しいとか哀しいという以前に、なんか、あーそういう土地なんだよな、と一種の諦観とともにこの……年とったかオレ。

……しかしこの謎の生物は、なんとハクビシンであることが後に判明。温海あたりが生息の北限と思われていたのに。温暖化の影響はこんなところにも。

Fist_of_fury 画像は「百獣戦隊ガオレンジャー」「仮面ライダーアギト」(‘01 東映)
息子と娘を連れてイオンシネマ。
「どうだった?」
「ガオレンジャー、つまんなかった。」と息子は不満げ。
「あぁ、桃太郎のお話だったけどな。」パロディ、なんて高級なものではなかった。ワイヤーアクションは進歩しているが。
「それにさあ」
「うん」
「剣がペナペナだった。」
そーかー、でもお父さんは「ドラゴン怒りの鉄拳」でブルース・リーが使うヌンチャクがぷにゅぷにゅしてても気にしなかったもんだがなぁ。
 娘の方は怖がって「おとうさん、かえろぉ?」とずーっと言ってました。子どもにシネコンのあの大音量はつらいよな。
                       ガオ☆ アギト☆☆★★(管理官役の娘が私好みなので)

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謎の生物

2007-11-24 | まち歩き

Monstersinc1 「見だが?」
「え?」
「謎の生物。」
「はあ?」
「知らねながヒロシ。布目さ謎の生物いっだな。」

布目(ぬのめ)とは、私の住んでいるチョー田舎。戸数22。そのなかの9軒が育苗組合を組織して、種を蒔いて各戸のハウスに育苗箱を入れるまでを共同で作業している。この日はその打ち上げ。「ひろしくんサウナに入る」の号でご紹介した温泉「ゆうゆう」にみんなで向かった。その、送迎バスでの会話。

「どんだ生き物だなや。」
みな口々に証言する。どうやら目撃していないのは私だけらしい。
「猫でね。」
「犬でもね。」
「タヌギ(狸)でもね。」
「イダチ(イタチ)でもね。」
「顔が三角で。」
「首がなんげぐで(長くて)」
「うん。その首が365度回んなよ。」なんだその余計な5度は。
「目が光て。」

……だんだん化け物じみてくる。結局その生物、否定されていたタヌキのつがいだったらしく、そのうちの1匹は先日かわいそうに交通事故で死亡してしまったのだった。誤解されると困るのだが、田舎とはいえ布目は狐狸の類が出没するほどではなかったのでちょっとびっくり。

Monsters それにしてもこの打ち上げ、父親も参加していたが、自分の肉親の前でカラオケを歌うという貴重な経験ができる年に一度の機会。今年はお気に入りの「天体観測」を絶叫したが(情けない四十代)、親父がしみじみと「すさまじー歌もあるもんだ」と年寄り仲間と嘆じていたのにはちょっと反省。

……実は、この話には後日談がある。

画像は「モンスターズ・インク」(‘01 米)
Monsters’ Inc.
ディズニーの、というより製作のピクサー(トイ・ストーリー)の、相変わらずハイレベルなCGアニメ。ちょっとでも似たところがあると“(日本の)○○の影響”と騒ぎ立てるのが日本の芸能ジャーナリズムの悪弊だが、この映画はどうみても宮崎アニメの影響ありあり。主役サリー(ジョン・グッドマンの声がいい感じ)の質感はもろトトロだし、モンスターの世界へ迷い込む女の子が、どうみても東洋人なのもおそらく偶然ではない。が、身びいきで言うのではないけれど、練りに練ったというストーリーは、宮崎のそれに今ふたつぐらい及ばない。本当なら“もっと泣かせ”“もっと笑わせる”ことが出来たはずなのに。CGであることの最大のメリット「何でも描ける」ことが100%活かされているとも思えないし。およそ日本でつくることの出来ない映画であることを充分に認めた上で、ちょっと因縁つけてみました。
                         オープニングのおまけ短篇と、ラストのNG集は最高☆☆☆★★

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封筒の謎。

2007-11-24 | 受験・学校

Ocean01  三重県教育委員会は、生徒に暴行したり、女子生徒の胸にさわるなどした三重県南部の高校の男性教諭2人を減給10分の1(1ヶ月)に、生徒に避妊具を渡した教諭ら2人を戒告の懲戒処分にした。
 男性教諭(29)は昨年10月、担任している男子生徒が授業に出なかったため、ほおを平手でたたいたり、足で腹をけったりする体罰を加え、頭などに軽いけがをさせた。別の高校の男性教諭(57)は昨年夏や今年1月ごろ、顧問をしている運動部の合宿で女子生徒をマッサージする際、胸に触るなどした。
 また同教委は、今年1月、顧問をしている文化部の生徒に大会参加のための旅費を渡す際、誤って封筒に男性避妊具を入れて渡した津市内の高校の男性教諭(38)ら2人を戒告処分とした。
【2002年3月26日 夕刊フジ】

……?
“誤って封筒に男性避妊具を入れ”るって、いったいどうやったらそんな奇跡のような間違いが起きるんだ?
 ちょっと推理してみよう。

1.成人男性の80%は何らかの形でスキンを携帯しているが(勝手に断定)、この男性教諭はおそらくバッグの中の学校の封筒に忍ばせていた。で、生徒に手渡すときに封筒を取り違えた

2.おちゃめなこの男性教諭は、ちょっとしたウケ狙いで仲のいい、あるいはお気に入りの女子生徒にスキンを渡したが、そのシャレが通じなかった。あるいは、彼女はわからないふりをして、いい加減うんざりしていた男性教諭を告発した。

3.封筒の中にスキンを入れたのは女子生徒の方で、母親に見つけられて詰問された彼女が、男性教諭のせいにしてしまい、お人好しの教諭はその冤罪をなぜか受けいれた

4.その学校では大会派遣の際にスキンを支給することが慣例になっていた

11g02 ……さてどれでしょう(笑)。おそらく実につまらないミスだったりするのだろうが、処分を下す側の脱力感も目に浮かぶようだ。夕刊紙や男性週刊誌には毎号必ず公務員の犯罪がとりあげられている。読者にとって、このテの記事は気分のいいものなのだろう。同じ紙面に、『必ずセイコーできる援交スポットはここだ!』的な記事まで載せるくせに、公務員の場合は総スカンである。日頃から公務員は、その尊大さとリストラの心配がないことなどで嫌われまくりなわけだからなあ。それに高校の教師は「きっと女子生徒とうまくやっているに違いない」という目で見られているから(笑)、人一倍身を律しなければならないのだろうな。

先週、テレクラ関係で女子高生とエッチして処分をうけた元公務員と偶然飲んだので、この記事をとりあげてみました。ホントやめようね、馬鹿なことは。

画像は「オーシャンズ11」(‘01 米)
「ねえお父さん、“オーシャンズ”の10までって、面白かったの?」ファイナルファンタジーじゃあるまいし、イレブンは11作目じゃなくてだな……10歳の息子にフランク・シナトラを語っても仕方あるまい、と断念。「イレブンはな、11人のイレブンだよ。サッカーとちょっと関係あるのかも。」無いって。いや、あるのかな。盗っ人チームプレイのシンボライズとして。
 そのシナトラファミリーのオリジナルは観ていないが、再映画化のこれを、もっとオシャレで軽快な映画かと思っていたのに。役者たちはみな気持ちよさそうに演じているが、観客はそれほど気持ちがよかったわけでもない。
                             それにしては、ものすごいヒットだが☆☆☆★

……後にオリジナルも観たけれど、ひんしゅくをかうことを覚悟の上で断言。リメイクの方が面白いかも。

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ワダツミの木 / 元ちとせ

2007-11-24 | 音楽

Hajime_chitose 「凄いのが出てきたなー」
「うん、凄い。」
ロック好きの同年代の教員と飲んでいて、このヴォーカリストの話になる。奄美大島出身。民謡コンテスト最年少優勝。おいおい、民謡ポップスかよ。

若い頃からロックばかり聴いていた我々にとって、民謡だの演歌だのははっきりと唾棄すべき存在だった。

 しかし日本人の内には、確実にこぶし、だの節回し、に呼応する部分があるのだろう。そこを不意に一撃された気分。

「何ぬるいことを言っとるか公務員どもがーっ!」

からんできたのは同い年の銀行員。こいつもロック好き。

「入行してすぐに営業のために『ああ上野駅』(by井沢八郎……上野はおいらの心の駅だぁ~♪)を歌わなきゃならなかったオレの無念がお前らにわかるかーっ!」
すまん。しかしお前何も泣かなくても。

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円谷の子 ~ウルトラの系譜Ⅲ

2007-11-24 | テレビ番組

Tiga16年のウルトラシリーズ不在の期間で最も変化したのは、ウルトラを観て育った子どもたちが、大人になって自分の子どもを持つまでになった、つまり視聴者層が二世代化したということ、加えて製作者側も同じくウルトラ世代が製作現場のほとんどを占めるまでになったということである』(片岡力~【円谷THE COMPLETE】)

まったく、そのとおりだと思う。傑作ウルトラマンティガの結実は、円谷の子らによるものだ。

 二世代化した円谷の子である典型が堀家。土曜の夕方、息子と二人で「ティガ」なる、わけのわからない名前(インドネシア語の聖なる数字“3”を意味する)のウルトラマンの再開を見つめる。私は前回お伝えしたように、3タイプの変身や、主演がジャニーズ系であることなどで醒めた気持ちで観始めたが、私が借りてきたビデオによって「帰ってきたウルトラマン」の大ファンになった息子は素直に興奮している。

Nagano_takami  ……正直、特撮にしょぼいところはあった。しかし、V6のテーマソング「Take Me Higher」のかっこよさに代表されるスタッフやキャストの本気ぶりには圧倒された。すごいぞこれ。

体裁として子ども番組であることから離れられないウルトラシリーズにおいて、主人公は熱血漢に設定されることが多い。けれど、長野博演ずるダイゴは、長野のキャラに似て“超人になってしまった自分に、とまどいながらも運命として受けいれる”冷静さがあり、熱血漢嫌い(なんだそれ)の私を喜ばせた。それに、彼のV6としての仕事が多忙をきわめたため、脇役中心の回がけっこうあり、クールビューティ高樹澪(イルマ隊長)目当ての親世代には結果オーライ。

 そして吉本多香美。レナ隊員を演じたこの初代ウルトラマン黒部進の娘は、ガッツあふれる演技(こっちが熱血漢だったのね)と、子ども向けとはとてもいえないファッション(タンクトップ姿のセクシーさは今も鮮烈)で、特撮アイドルとしてブレイクした。この娘のことは、なにしろ黒部の子だから円谷の子らはみんな応援している。映画「皆月」で見せた奥田英二とのからみはポルノそこのけだったし(イったあと、痙攣する姿はリアルそのもの)、並の根性ではない。第二のひし美ゆり子として、長く記憶されるだろう。

Mio  最終回「輝けるものたちへ」は、翌日の運動会準備のために居残っていた職員室で、たった一人で観た。まるでドラゴンボールの“元気玉”のような展開には疑問もあるけれど、見事なドラマだったとつくづく感心。以降、平成ウルトラシリーズはまたしても子ども向けに傾斜していくのだが、いつの日かまた、我々をノックアウトするウルトラが降臨してくれるに違いない。ティガを観て育った世代による、円谷の孫に向けて作りだした超人が。

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円谷の子 ~ ウルトラの系譜Ⅱ

2007-11-23 | テレビ番組

Seven セブンは質的には高く評価されたものの、視聴率は実はふるわなかったようで、怪獣ブームもここで終焉か、と思われていたらしい。それを“帰って来”させたのがオモチャ業界だったという事情は、その後何度も繰り返された話だろう。

1960年生まれの私にとって、ウルトラシリーズといえばやはりセブンだった。先ほども書いたように最終回には激しく心を動かされたし、音楽もスタイリッシュ(♪だばだばだ~ってやつね。11PMじゃないのよ)だった。しかも本格的なSFマインドにあふれていたので、当時の少年たちに決定的な影響を与えたはずだ。初期のシリーズをビデオで再見して、本気で大人の鑑賞に耐える出来は、実はセブンぐらい。ほとんど子どもに媚びていない姿勢が嬉しいし(だから視聴率が悪かったんだろう)、何よりもアンヌ隊員の可愛さったら!

Annu いい歳をした中年たちが、セブンの話になると目を血走らせて語り出すのがアンヌを演じた菱見百合子→ひし美ゆり子のこと。おそらく現在の40代後半から50代の男たちの多くは、彼女に童貞切ってもらいたかったはず(笑)。私にしても「プレイガール」(東京12チャンネル)や「新仁義なき戦い/組長の首」(東映)でアダルトな演技を見せつけられた時にはちょっとショックだった。

実は私、例によって書店の外販に発注し「アンヌへの手紙」というひし美ゆり子の写真集を買っているのだが、先日息子にそれを見つかってしまい「あっ、お父さんこれウルトラ警備隊の…………あーっ!エッチな写真ものってる。おかーさーんっ!!お父さんがねぇ、エッチな」こらこらこらこらーっ!早速チクリに行くなよ。

その後このシリーズはお子さま向けの色彩が強くなり(頂点はタロウ)、「80」での復活は語るのもむなしい。だから平成になって、毎日放送がウルトラを復活させる、しかも今度は3タイプの変身が……と聞いた時は、ああまた玩具メーカー主導のお子さまドラマが始まるのか、と思っていたのに、始まったのは意外や意外、私にとってのウルトラ最高傑作「ウルトラマンティガ」だったのである。                 以下次号。

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円谷の子  ウルトラの系譜PARTⅠ

2007-11-23 | テレビ番組

Tuburaya  大学時代の同級生に、福島県須賀川出身のヤツがいた。山形県酒田市出身の私は「大火と甲子園出場の町から来ている」と認識されていたが(→今の酒田出身者は「あー中国人から搾取しまくりの短大と加藤紘一にお手当あげまくりの建設会社と甲子園出場の町だろ?」とか言われてるんだろう。それはそれで笑える)、須賀川はなあ。

「知らないのか?すごく有名な人も出てるんだぞ」
「……誰だよ。」
「マラソンの円谷(幸吉)とウルトラマンの円谷(英二)。」
ツブラヤばっかりじゃないか。

今回語りたいのは、もちろん「~おいしゅうございました。」の日本で一番有名な遺言を残して死んだランナーではなく、戦前の東宝戦争映画の頃から特撮の神様といわれた英二の方。
彼の興した円谷プロ、円谷映像の作品について、ちょっと時系列で表を作ってみた。

QウルトラQ S41.1.2~S41.7.3 主演:佐原健二、桜井浩子、ナレーター石坂浩二
ペギラ、ガラモン、カネゴン、全29話

ウルトラマン 
空想特撮シリーズ S41.7.10~S42.4.9 主演:黒部進、桜井浩子、ナレーター石坂浩二→浦野光、バルタン星人、レッドキング、ゼットン、科学特捜隊 全39話

ウルトラセブン S42.10.1~S43.9.8 主演:森次晃嗣、菱見百合子、中山昭二、脚本金城哲夫他
エレキング、キングジョー、ウルトラ警備隊 全49話

帰ってきたウルトラマン S46.4.2~S47.3.31 主演:団次郎、西田健、榊原るみ、岸田森、ナレーター名古屋章
ベムスター、コダイゴン、MAT 全51話

ウルトラマンA S47.4.7~S48.3.30 主演:高峰圭二、星光子、瑳川哲朗、脚本市川森一他
異次元人ヤプール、ウルトラ五兄弟、TAC 全52話

ウルトラマンT(タロウ) S48.4.6~S49.4.5 主演:篠田三郎、名古屋章、三ツ木清隆、脚本石堂淑朗他
ウルトラの父、母、モットクレロン ZAT 全53話

ウルトラマンレオ S49.4.12~S50.3.28 主演:真夏竜、森次晃嗣、杉田かおる、奈良富士子
ウルトラマンキング、ウルトラセブン MAC 全51話

ウルトラマン80 S55.4.2~S56.3.25 主演:長谷川初範、中山仁、石田えり、浅野真弓
ユリアン、五代目・六代目バルタン星人 UGM 全50話

ウルトラマンティガ H8.9.7~H9.8.30 主演:長野博(V6)、高樹澪、吉本多香美、川地民夫
Take Me Higher、監督実相寺昭雄他 GUTS 全52話

ウルトラマンダイナ H9.9.6~H10.8.29 主演:つるの剛士、布川敏和、木之元亮、山田まりや
スーパーGUTS 全51話

ウルトラマンガイア H10.9.5~H11.8.28 主演:吉岡毅志、高野八誠、渡辺裕之、宇梶剛士、中上雅巳
根源的破滅招来体 G.U.A.R.D.

ウルトラマンコスモス H13.7.7~ 主演:杉浦太陽、川野太郎、舞の海、嶋大輔

Kaiki_original ……ネオスやゼアスやUSAやパワードやグレートはどうしたあ!と怒らないでいただきたい。あくまでメジャーなやつ、円谷=TBS=毎日放送の本流の部分だけを採りあげたのだ。これでもたいへんだったんだから。私だって「怪奇大作戦」を語りたい気持ちはあるけれど、そうなると収拾つかん。

 ひとつ断っておかなければならないのは、山形県はTBSがネットしていなかった時期が長かったため(泣)、日曜の夜7時はウルトラマン、という都会の子や妻の常識にはついてゆけず、われわれ山形の円谷の子らは、学校から速攻で帰り、夕方4時台か5時台の放映を心待ちにするしかなかったというハンディキャップがあること。私がラブシーンを初めて美しいと感じたのはセブンの最終回、ダンとアンヌ隊員の別れの場面だが(こんなヤツはかなり多い)、友だちのウチでガヤガヤしゃべりながら見るのと、夕飯どきに親の咳払いを気にしながら見るのとでは、おそらく感動の質や度合いが違ったろうな、とちょっと悔しい。

 それにしても、放映時期をみると「ウルトラセブン」と「帰ってきたウルトラマン」(現在は初代マンと区別するためにウルトラマンジャックと名乗らされている。息子はこのシリーズのファンだ)の間には、2年半もの空白があったことに驚かされる。もっと連続しているものと思っていたのに→この時期に「怪奇大作戦」があったわけ。

以下次号。

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カラダの不思議その後

2007-11-23 | 健康・病気

「カラダの不思議~薄毛のことなど」のつづきです。 

Traffic 久しぶりに髪をカット。床に落ちた自分の髪の毛をジッとながめていると、例の元ヤンキー美容師が
「名残惜しいですか(笑)」
「うん。ああこんな頃もあったっけなぁってさ。」
「まだ大丈夫ですよ。」
「でもさ。オレ究極のハゲ対策思いついたんだ。」
「何です?」
「男性ホルモンのせいで禿げるんならさあ、女性ホルモン体にぶちこめば解決するんじゃないか?って。」
「…………あのぉ、育毛剤には確かもう女性ホルモン入ってるはずですけど。」
「え。」

くそ。やっぱ世紀の大発明は幻かあ。

画像は「トラフィック」Traffic(米 ‘00)
 三つのエピソードが平行して描かれるが、はっきり言ってマイケル・ダグラスが出る家族愛の部分はまるまる要らない。メキシコの刑事が果敢に麻薬シンジケートに挑むエピソードが突出して“いい”ので、構成的には皆が持ち上げるほど監督ソダーバーグにうまさは感じなかった。でも、役者の使い方は「エリン・ブロコビッチ」でジュリア・ロバーツを再生させたように抜群の冴え。刑事役ベニシオ・デル・トロ(紅塩出るとろ?)はブラッド・ピットを思い切り破壊して二日酔いにしたような顔なのだが、ラストの、野球場で微笑むシーンに至ってほとんど崇高にすら見えてくる。凄い俳優がいたもんだ。

Traffic2  原題のTrafficは、辞書をひくと「(不正な)取引」とあるが、膨大な国境線上の車を見ていると、違った意味合いも見えてくる。傑作。

ソダーバーグは「アウト・オブ・サイト」もいいぞー☆☆☆★★★

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大根課長その後

2007-11-23 | うんちく・小ネタ

Hotaru 前にお伝えした『「大根2本」で町課長停職に』の号を憶えておいででしょうか。無人販売所の大根を料金不足のまま持ち帰り、その後戻ったものの、「おめだべ」「おれでね」と公用車で逃走(笑)し、その農林課長が停職になったかわいそうだけれどどうも変な事件。

 その続報らしきものが朝日新聞に。2002年1月30日付朝刊。

「1票差当選の秋田・阿仁町長選『無効』撤回の請求棄却」
1票差で当落が分かれた昨年6月の秋田県阿仁町長選を無効とした県選挙管理委員会の採決を不服として、当選した浜田章町長(76)が裁決の取り消しを求めた訴訟の~(略)~
問題の選挙は投票率92.34%で、1475対1474票だった。同町は伝統的な狩人『阿仁マタギ』で知られる。人口約4400人で、高齢化率(65歳以上人口)は昨年10月現在39.2%と同県で最も高い。
 
なーるほど、と得心。あれだろ?停職くらった課長って、反町長派だったわけだな?で販売所のばあさんが町長派だったと。徳之島もびっくりの選挙戦(だろ。これだけの激戦なら。爺さん婆さんたちは選挙好きだしさ)の後遺症があの事件だったわけか。だったらこの背景ぐらい秋田支局も書いとかなきゃあ。

Hotaru2 画像は「ホタル」2001年6月5日 酒田港座
 観客席にはお年寄りが目立つ。軽トラでやってきている人もいる。特攻隊を正面から描いた映画は久しぶりだし、時間とお金に余裕のある層を映画館に呼ぶ努力はもっとされていい。でもなー、いくらなんでもこれほど礼賛されると……。

 画面の美しさは認める。高倉健と田中裕子をはじめとした役者の演技も(素人以下の娘役以外は)熱が入っていることは伝わってくる。でも断言するぞ。この映画には演出が《ない》のだ。どのシーンも5秒ぐらいづつ長すぎるし、脚本をなぞるだけの絵作りには呆れかえった。例えば特攻隊を見送り続けた食堂のおかみ、奈良岡朋子の「ほんとの母親なら息子に死ねとはいわないでしょ!?」といきなり感情が激発して演技が転調するシーン。奈良岡の渾身の演技を、カメラは愚直にそぉーっと寄るだけだ。距離をおいて、このおかみに冷徹な視線を注いでいるわけでもない。他の場面ではベタベタに擦り寄っていたりする。良心的なお話を(つくる会の的な)教科書どおり良心的に撮るだけでは、お年寄り向け映画、と切って捨てられても仕方がない。おそらく撮影も不自由だったろう韓国のシーンだけが緊張感があったのは皮肉。唯一の収穫は朝鮮人特攻隊役の小澤征爾の息子(てことは小沢健二の従兄弟)小澤征悦だけ。あの情感ベタベタの音楽にはお父さんも呆れたろう。

Moviephoto_hotal  お涙頂戴だから日本映画はだめなんだ、と酒田の事務職員はこの映画を観て嘆じていたが、アメリカも「パールハーバー」で同じようなことをしているらしいので今夏は痛み分け。特攻隊を描くなら、なぜ正直にクールな上にグッとくる阿川弘之「雲の墓標」(新潮文庫)を映画化しないのだろう。あのラストには泣けたものだが……。
       

この映画の大ヒットは、日本映画をおそらく10年は後退させる☆☆

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こんなものいらない~転出書類篇

2007-11-22 | 学校事務職員

Jp3p 本日のお題シリーズ⑨

履歴書写真篇には結構なレスありがとうございました。各地区の様子を総括すると、一応3年ごとの更新という建前にはなっているが、その指導には濃淡があり、西置賜のように10年、というパターンもあれば、別になんの指導も、という地区もあった。ひょっとしたら庄内が一番原理的(笑)なのかも。

 それに知事部局ではすっかり履歴書の電算化は終えており、交流でやってきた人の分は“昔の履歴書”を引っぱりだして→なんの記載も加えないままに学校へやってくるらしい。まこと学校現場なるものの旧弊さと前時代性が痛感できるお話。
                               
では引き続きメールのキャッチボールによる不良同期事務職員造反シリーズ(笑)。何に造反しているかはよくわかんないけど。

M:むかしうちの学校にいた教諭が転出することになって、今日(3月25日)、転出書類をそろえていた某中学校の事務職員から電話あり。
へき地学校勤務状況調書」だっけ?あれがないって。給与個票がなくなった際に、あれがA4縦書き判に変化して残ったわけだけれど、前任者は作っていなかったらしい、というか「つぐてねー!」というのを確認しちゃいました。
 結局「M、たのむ!」ってわけで、遡って履歴書をチェックするはめに。まあ、へき地特昇の上限に達していなければ必要だろうしね。特別昇給はへき地特昇分は除いたり(!)するわけだから仕方ないっていえばそうなんだろうけど。

Jpark3 H:へー、オレはそんなものが無い、といきなり気づいてしまう学校事務オタクのほうに激しく感動してしまうな(皮肉)。履歴書の写真の件もそうだけれど、どうもそのテの“どうだあ!”と言わんばかりのご立派ぶりに辟易させられるタイプの事務職員っているよな。まあ一応オレも勤務状況調書を作ってはいる。給与個票の思い出を持っている世代の事務職員としては、やっぱり不安だから。でもなー(笑)。

M:いや、なんか彼女に悪いから補足しておくけど、「無い」と気づいたのは彼女がその先生の元同僚だからで、しかも当時の勤務校がそのへき地校だったから。ウチで作ってあれば送ってもらうし、なければこちらで作るから……半分ぐらいあることを期待して電話してみたんだけど、というたいへん良心的な申し出でした。それにしても前任者だけがついうっかり忘れたのか、それとも他にも作成していない人がいるのか。この忙しい時期に履歴書見ながらチェックはしないゾ。ついてないのは無いと思っていいんだよね。人数多いところは点検だけでもつらい。今日も恥ずかしいけど異動の書類に取りかかる前の段階で気づけば夜の9時。何年たってもこうなのは、仕事の手順が悪いんだろうなあ……やんなっちゃう。

H:ほーほっほっほ。転出書類を作る段になってから給与支給明細書を“切り取り”始めた昔ほどではないにしろ(笑)、今日は私も9時までやりましたー。でも飽きてしようがないのでパソコンでピンボールやりながら。だめだオレ、事務職員としてすっかり使い物にならなくなってる。

M:ひとりじゃないって~ステキなことぉねー♪それにしても“切り取り”…なつかしー!
もっといらない、と思うのは転出者の勤務成績報告だっけ?特別昇給+期末勤勉手当に関わる情報だけでいいわけでしょ?12月1日以降の特別休暇等はわかるんだけど、年休の項目なんていらない。昇給発令以降の年休も同様に不要のはず。条例にあるから、といって変えずに十年以上もすでに無駄な仕事をするはめに。
うーん、しかしそうかあ。あたしは素直っていうかクソ真面目っていうか、疑問を持たないってことはH先生の辟易するタイプに近いか、もうなっちゃってる可能性大だな。同業者から見てもそうだってことは、教員からみてもそのように(どのように?)映ってるだろうから、自分を客観的に評価してくれる人物が身近にいるといいんだろうけどね。実際いたらいたで鬱陶しいだろうけど。

                               
 
さて、論点を整理しよう。この場で歴然と必要ではない、と主張されている事務は以下のとおり。勝手に付け加えたものもございます。
1.転出者の勤務成績調書における期末手当基準日以降の年休の項目
2.    〃             〃     忌引休、生理休、産休の項目
3.    〃         昇給発令日以降の年休の項目

必要とされているものの、作っていない事務職員もいるのではとされている事務は

4.へき地勤務状況報告
私はこれに

5.所属控除金控除依頼書
も加えたいが(あんなもの何の意味があるんだ?一度も作っちゃいないし、実は転入書類に入っていてもゴミ箱に捨ててます。さすが不良ね)。

                               

Jp3 年休云々はこういうことだと思う。我々のあずかり知らないところで作られている例の勤務評定なるもの、あれの参考資料じゃないのかな。履歴書の写真云々と同様、条例なんかで決まっているネタじゃないんじゃないか?出勤簿と年休台帳さえあればその職員の【年休傾向】(笑)は簡単に把握できるはずだし、それでもわざわざあんな項目があるってことは、勤評のなかに(昔は?)そういう項目がある(あった?)のかもしれない。私の推測が正しいとすれば、いかに虚しい事務かと改めて思う。だいたい、あれを見せてくれ、って管理職に言われた経験もないってことは、完璧に有名無実化してる証拠だしなあ。同じことが今年3月末までの勤務割表にもいえる。私はプリントアウトもせず、当然転出書類にも入れなかったが、必要となるのは11月だかの勤評のためだけだろ?うーんこれもまた『必要なんだろうけれども気持ちが悪い』事務のひとつってことだな。今回は断定口調多し。ちょっと不安。私がいい気になって教育事務所に文句を言ったりする前に誰か検証してほしいっす!

画像は「ジュラシックパークⅢ」(‘01 米)
 あら?もう終わり?やけにあっさりしたエンディングだなあ。いつものハリウッド映画ならもうひとひねりもふたひねりもあるところなのに。騎兵隊(軍隊)が来たらハイおしまい。まるで昔の西部劇である。でも、この薄味な展開が取り柄なのかも。本当なら、科学者サム・ニールをジュラシックパークに再び引きずり込む男の商売が家のリフォーム屋であるあたり、ストーリーに絡ませるのが常道だろうが、その辺はきっぱりと切り捨てて恐竜VS人間の追跡劇に集約している。中盤のプテラノドンの急襲など、どうやって撮ったんだろう。恐竜がひたすら美しい。監督は「遠い空の向こうに」のJ.ジョンストン。夏の興行戦争に埋没するかと思ったら、意外な拾いもの。しかも名セリフあり。「人間には2種類ある。天文学者になるタイプと、宇宙飛行士になるタイプだ。」これを心ならずもヒーローになってしまう主人公に言わせるあたり、芸が細かい。
                          上映時間93分。これが娯楽映画だ☆☆☆★★★

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