前にお伝えしたわが布目の“謎の生物”騒ぎがおさまらない。さらに詳しい話を聞くと、
1.顔が三角
2.首が長い
3.その首が365°回転する(だからなんなんだその余計な5°は)
4.身体が鮫肌
5.目が光る
6.昼も村なかを徘徊し
7.どうやら朝の二時から鳴き始めて近所迷惑だった鶏を屠ったらしく、感謝され
8.つがいの片方が先日交通事故で死亡。
9.村の中心部の竹藪の中に住んでいるらしい。
10.布目で目撃していないのはウチだけ(笑)
という具合。結局タヌキだったらしい、とお伝えしたばかりなのに、先週の百姓の会議でそれに疑義が呈された。
「なんぼなんでもあれがタヌギってごどねんでろ?」
「なして」
「あったげ首なんげはずあんめ?(長いはずがないだろ)肌も変だけし。」
「したさげあれはやー、毛変わりの最中だろや」
「この季節に毛変わり?」
「うるせーヒロシ。おめは見でねあんさげ。」
「待で待で。オレこの前写真とたぞ。」
「はやぐ言えよおめー。」
今度その写真を見せてもらえることになったのである。わくわく。
※その写真、あまりにしょぼくてよくわかんない出来(`・ω・´)
それにしても百姓をしているとたくさんの動物を見かける。先週はお伝えしたように蛇が小さなカエルにいきなり飛びかかってパクつくところを目撃したし、高速道近くの田んぼを作っている百姓は、カラスが小さな獲物を高速道に落下させて死亡させる現場をしょっちゅう見るのだそうだ。そういえば私も草刈りの最中におそらくカモの巣を見つけ、慎重にその周りを刈ったのだったが、帰りにそこを通ると、もう巣の中の卵は消えていたりした。あれは何の動物のせいだったんだろう。
私がなにより心なごむのは、近頃サギの数がどんどん増えていることが実感できることだ。車を転がすときには、つい田んぼを見渡して、あの美しい姿を探したりして、妻に笑われたりしている。
「いつもは自然なんか大嫌い、って顔してるくせに(笑)」
でもさぁ、ここまで「野生の王国」化していることが、嬉しいとか哀しいという以前に、なんか、あーそういう土地なんだよな、と一種の諦観とともにこの……年とったかオレ。
……しかしこの謎の生物は、なんとハクビシンであることが後に判明。温海あたりが生息の北限と思われていたのに。温暖化の影響はこんなところにも。
画像は「百獣戦隊ガオレンジャー」「仮面ライダーアギト」(‘01 東映)
息子と娘を連れてイオンシネマ。
「どうだった?」
「ガオレンジャー、つまんなかった。」と息子は不満げ。
「あぁ、桃太郎のお話だったけどな。」パロディ、なんて高級なものではなかった。ワイヤーアクションは進歩しているが。
「それにさあ」
「うん」
「剣がペナペナだった。」
そーかー、でもお父さんは「ドラゴン怒りの鉄拳」でブルース・リーが使うヌンチャクがぷにゅぷにゅしてても気にしなかったもんだがなぁ。
娘の方は怖がって「おとうさん、かえろぉ?」とずーっと言ってました。子どもにシネコンのあの大音量はつらいよな。
ガオ☆ アギト☆☆★★(管理官役の娘が私好みなので)