事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の訃報2024年5月号PART1 ロジャー・コーマン 98歳没

2024-06-03 | ニュース

舞ちゃん篇はこちら

B級映画の帝王として知られ、自伝のタイトル「私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか」を地で行った人だ。彼の監督作品をわたしは1本も観ていないが、ロジャー・コーマンが高名なのは、多くの映画人を育てたからだ。

ジャック・ニコルソン、デニス・ホッパー、フランシス・フォード・コッポラマーティン・スコセッシ、そしてスティーブン・スピルバーグなど、70年代以降のハリウッドを支えた若者たちに映画製作の“現場”を与え、早く、安くつくるコツを伝授したのだ。

現代で、その教えを最も忠実に守っているのがスティーブン・スピルバーグだろう。彼は早撮りで知られ、予算を余らせることでも有名だ。師匠のドン・シーゲルの薫陶を受けて、ほとんどファーストテイクを採用するクリント・イーストウッドとともに、その職人技は際立っている。

映画は確かに総合芸術だけど、それだけに商売の側面は無視できない。だからコーマンは亡くなったけれども“コーマンのやり方”は、弟子たちによって脈々と生き続ける。

唐十郎篇につづく

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光る君へ 第22回「越前の出会い」

2024-06-02 | 大河ドラマ

第21回「旅立ち」はこちら

朝5時半に起きて地元の小学校へ。運動会のテントを建てに。でも着いたらみんなニコニコと帰ってくる。雷がありそうなので外の競技は中止になったのだとか。

「いやあ、残念だなあ」

「顔が笑ってます」

と体育振興委員。さーせん。いきなりの完全な休日。たくさん本を読み、DVDも観ることができた。準備していたスポーツドリンクを飲みながら。

さて越前へのお引っ越しの回。徳井優が出てくるってのは、引っ越しのサカイ関連のシャレなのか。勉強しまっせってこと?

勉強しなければならないのはわたしのほうで、紫式部が京都以外の場所にいたことなんてまったく知りませんでした。そして、宋の華人たちとの交流が始まる。どうも不穏ななりゆきになりそう。

歓迎の宴に羊肉が出てきて、まひろの父親、為時(岸谷五朗)が苦労しているのを見かねてまひろ(吉高由里子)が「おいしい」とフォローするあたりの展開は、いかにも大石静っぽい。

羊肉はねえ、わたしは大好きだけど、あの臭みがダメな人は多いかも。一時期のとんでもないブームはどうなったんだか。

わたしの妻は北海道の人なので、本来のジンギスカン鍋はどういうものなのかを結婚以来、延々と語られています。沖縄に行った連中からは、山羊鍋の臭みはそれ以上だと聞かされていて、そこまで体験しなくてもいいか。とりあえず、越前なんだから宋人にはカニ食わしとけ。

松下洸平がしばらくドラマを引っ張るのかもしれない。この人は、いい感じ。

そしたら次回はえらいことに(笑)

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今月の名言2024年5月号PART2 女性総裁

2024-06-01 | 国際・政治

The Supremes: You Can't Hurry Love - Original (Take 1)

PART1「つばさ?」はこちら

「この方を私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」

静岡県知事選における上川陽子外相の発言。

子どもをうまない女性は女性ではないのかとの批判を受けてすぐに撤回。わたしが注目したのは、この発言が大きく取り上げられるほど彼女の存在感が増しているということだ。

空気として自民党は(というか岸田支持派は)彼女を表に出そうとしている。俺じゃなきゃ彼女にしろってことでしょ。

はたして自民党の次期総裁が誰になるのか想像もつかないが(だってろくなのがいないじゃないですか)、野党の攻勢をかわすという意味では、初の女性総裁が“うまれれば”確かに手ごわそうではある。

そして東京都知事選。蓮舫が参戦してもう何が何だか。

本日の1曲はオリジナルの「恋はあせらず」そうだよね、ママが言うとおり、恋はあせっちゃいけない。でも男はあせる。この女を他の男にとられてたまるか。わたしはあせりました。

2024年6月号「経済的動物」につづく

 

 

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