お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

弱き者

2007年08月01日 | 本紹介
 考古学者の大塚初重氏と五木寛之氏の対談本
「弱き者の生き方」毎日新聞社 を読み始めたところです。

 お二人のすさまじい戦争体験を読んでいて、あらためて思ったこと。

 人間は、極限に追い込まれたら、自分や自分が愛する者が生き残るためには、これは、もう本能的に、いかなるふるまいもしてしまう。
 
 親鸞聖人が言われる「悪人」という自覚・・・
 この対談のテーマ「弱き者」という自覚・・・
 
 極限を生き抜いてこられた諸先輩の この自覚・・・

 これは、ぬるま湯につかった生活をしている私なんぞが、頭で理解している「凡夫」「悪人」とは、迫力が異なる、真の自覚であろう

 鈍感な上、この暑さで脳みそまで腐りかけの私ですが、しみじみ考えさせられております。

 

 
コメント
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