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さて、今、社会人になっている娘が小学生の頃です。学校で、子ども達の寸劇(お笑い)を見ていた母親たちで話したことでしたが、
「今のお笑いタレントって、すぐ、人の頭をたたいたりするから、子どもが真似てイヤですよね」
それから、すでに10年以上になりますが、今もツッコミで、バシバシ、相方の頭をたたいたり、人の失敗を笑ったり・・・笑えないお笑いが続いています。
本願寺新報8月10日号に書かれていたことをご紹介します。
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(略)
8月1日に亡くなったが、作詞家の阿久悠さんは、私たちが見逃してきた小さな異変の積み重ねが積み重なり、今のような世の中になった、と新聞のコラムに書いていた。その異変は「詫びたら負け、何があってもごめんと先に言うな を生活の知恵にした時」「勤勉、真面目を、野暮、ダサイと笑いものにした時」「弱い者いじめの図式を芸として確率させ、それを`お笑い`と認知した時」・・・(略)
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たたく、いじめる 相手をバカにして笑う・・・これは、ユーモアではないだろう。
大人は、それが、芸風としてのことで、芸人さん達は、本当は、そんなヒドイ人じゃないことをわかって見ているけれど、子どもは、そのまま受けとってしまう。そして、それを面白いと勘違い、大笑いするのでは・・・
(実際、日本のお笑い番組は、海外から冷笑されていますよね)
笑えないお笑いではなく、
本当に笑えるお笑いで、大笑いした~い
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と、記事を読んで、あらためて思ったのであります。