お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

降誕会(ごうたんえ)

2009年05月19日 | 行事・案内
 5月21日は、親鸞聖人のお誕生日です

 本山を中心に、宗祖のお誕生日をお祝いする法要「降誕会」が勤修されますが・・・

 本山の降誕会行事にも、新型インフルエンザの影響が出ているようですね。

 さて、真宗門徒の皆さま、

 クリスマスでなく、降誕会を勤めて、お祝い、歓び、感謝していただきたいと存じます。
 イエス・キリストの誕生日を知らない日本人はいないでしょうが、親鸞聖人のお誕生日を知っている人は少ないでしょうから・・・

 写真は、麦秋
 のどかな佐賀平野です。

 

 
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慈悲 その2

2009年05月19日 | 仏教
 昨日ご紹介した「歎異抄」第4条の現代語訳(浄土真宗聖典 歎異抄 現代語版)です。

 慈悲について、聖道門と浄土門とでは違いがあります。
 聖道門の慈悲とは、すべてのものをあわれみ、いとおしみ、はぐくむことですが、しかし思いのままに救いとげることは、きわめて難しいことです。
 一方、浄土門の慈悲とは、念仏して速やかに仏となり、その大いなる慈悲の心で、思いのままにすべてのものを救うことをいうのです。
 この世に生きている間は、どれほどかわいそうだ、気の毒だと思っても、思いのままに救うことはできないのだから、このような慈悲は完全なものではありません。ですから、ただ念仏することだけが本当に徹底した大いなる慈悲の心なのです。
 このように聖人は仰せになりました。


  
 当時、「仏教学」を卒業単位取得のため(まさか将来お寺に嫁ぐなんて夢にも思わなかったので)仕方なく受講していた20才の私は、

「念仏して速やかに仏となり・・・」と、いうことを
 
 現世において、この身のままで
 念仏の不思議なパワーを得ることで、
 スーパーマンのように
 困っている人を助けることができるのか

 それとも、生きている間は、全く何~も役に立てないんだから、
 速やかに死んで、仏に成れ! ってことか

と、ヒドイ勘違いをしたのであります・・・

つづく・・・
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