お寺のオバサンのひとりごと

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お経

2012年05月25日 | 仏教
 お経は、お釈迦さま(仏)の説法です。
 私たちを覚りに導くための説法です。
 読経するのは、仏の徳を称え、自分の耳でくりかえし教えを聞くためであって、死者のために読経しているわけではありません。

 真宗の味わいでは、故人は、阿弥陀如来の本願力(如来が、私のような人間までも、覚らせたいと願われている はたらき)によって、亡くなると同時に、往生(浄土・仏の世界に生まれ)成仏(仏・覚者と成る)させていただいているのですから、

 仏前で読経するのは、尊い仏と成られた故人のため(今さら、説法を聞かなくてもツーカーでしょう)ではなく、私自身のこころが、どこを向いて生きているのか 省みながら、仏さまを讃嘆するため。

 仏教は、亡くなった人のためにあるのではなく、いつも私自身が問題なんです
 私を棚上げして、死者のために読経しているなんて思い違いをしていたら、
仏さまが悲しまれることでしょう


 
コメント (2)
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