お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

鹿児島別院

2012年05月29日 | 仏教
組の坊守研修旅行で鹿児島へ。
 私、九州に生まれ育ちながら、今まで、鹿児島へ行ったことがなく、何もかも初めて・・・
 もちろん、九州新幹線も初めて。新鳥栖駅(佐賀から言えば鳥栖駅より手前)を利用したのも初めて。
 佐賀~新鳥栖まで(長崎本線・特急で)12分
 九州新幹線「さくら」で、新鳥栖~鹿児島中央まで1時間20分ほど。
佐賀から乗り継ぎ時間入れても2時間かからずに到着です。速い速い

 まず、鹿児島中央駅近くの浄土真宗本願寺派 鹿児島別院(会社に例えると、本願寺の鹿児島支店のようなお寺)に参拝。
 写真は鹿児島別院のパンフレット掲載の写真です。

 薩摩藩では、念仏禁制の厳しい弾圧が300年続きました。 鹿児島別院の紹介文によりますと

 「阿弥陀如来の前には、すべての生きとし生けるいのちは尊い」という教えが、当時の封建体制に相添ぐわないという理由から、また、念仏者の何ものをも恐れない団結力への警戒心から始まった薩摩藩による浄土真宗の禁制。明治期になって開教が開始されましたが、別院建立を困難にした西南戦争。明治30年に再建した別院を1日にして廃墟とした第二次世界大戦末期の鹿児島空襲。
 これら幾多の苦難に耐え続けた多くの人々の熱意と努力の結晶が鹿児島別院であります。特に300年にわたった薩摩藩の念仏禁制の弾圧は拷問、殉教など、筆舌に尽くし難い苛酷なものでした。」

 鹿児島別院境内に「涙石」があります。(写真下)
 これは、捕えた念仏者を三角柱の尖った木の上に正座させ、ヒザの上に大きな重い石を乗せて拷問したものです。足の骨は砕け、血が流れ・・・それでも同朋(仲間)のことを口割らず、絶命されたそうです。

つづく・・・

 

 
 
コメント
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