お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

老後崩壊

2015年07月27日 | 本紹介


 図書館で予約順番待ちで、このたび拝読した  

  藤田孝典 氏著 「下流老人」

 「下流老人」とは、3つの「ない」

 1,収入が著しく「ない」
 2,十分な貯蓄が「ない」
 3,頼れる人間がい「ない」 



 収入が、2ヶ月で10万を切る、老齢年金だけの母。
 長生きは「想定外」で、貯金を取り崩して生活しており、もはや、十分とは言いがたい母は、1,2が当てはまります。
 まあ、母には、「頼れる」ほど立派ではありませんが、子どもがいるので、精神面は安心で、何とかなるでしょう。

 でも、私自身も、長生きリスクをかかえ、全く人ごとではありません。

 本には、

 親の介護のため、自分の老後資金がなくなったり・・・
 認知症により、詐欺や、悪徳商法のターゲットにされ、貯金を使い果たしたり・・・
 思わぬ事故や、病気により、多額の保証金や医療費が必要になったり・・・
 頼れるはずの子どもの諸問題があったり・・・
 
「想定外」が、この娑婆世界。
 身につまされるエピソードが紹介されております。

 
 
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする