毎年、8月6日に、平和を願う佐賀教区の集い ~ 全戦争犠牲者追悼法要 ~ が勤修されています。
8月6日は、広島に原爆が投下された日であることは、もちろんですが、5日~6日真夜中に、佐賀でも、B29の爆撃を受け、多数の死傷者と焼失家屋が出た日です。
教区で、この集いが始まって、今年は第24回。
ここのところ、毎年お参りのご縁をいただいています。
今年は、福岡教区K寺ご住職で、筑紫女学園大教授のK師のご法話。
「戦争の愚かさを知り、真の平和を考える」と題して、お話いただきました。
資料の中で、なるほど と、印象的だった言葉は
ヘルマン ゲーリング(ドイツ、ナチ党の対外穏健派)の言葉
もちろん、人々は戦争を望まない。だが人々を戦争へ導くことは、実はとても簡単だ。ただ人に向かって「君たちは攻撃されかけている」と伝え、平和主義者たちに対しては、その愛国心の欠如を糾弾し、国を危機に晒したと責めればよい。別にドイツだけではない。どこの国であろうとこの方法は有効だ
武力に頼る(強いモン勝ちの)「積極的平和」ではなく、
どうしたら、戦争を避けられるか、どうすれば、自他共に、平和に生きられるか、の 仏教に基づいた「積極的平和」・仏教者としてどう行動するか を考えさせられる機縁になりました。
お参りさせていただいて、本当に有り難いご縁でした