goo blog サービス終了のお知らせ 

お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

5月の言葉 その1

2017年05月08日 | 仏教
 法語カレンダー5月の言葉は

 大信心は 仏性なり
 仏性すなわち 如来なり


 英訳は

 The great entrusting heart is itself Buddha-nature.
Buddha-nature is none other than Tathagata.

親鸞聖人の「浄土和讃」の一首

 信心よろこぶそのひとを 
 如来とひとしとときたまふ
 大信心は仏性なり
 仏性すなはち如来なり


 の後半の句です。

 本願寺出版社の「三帖和讃」現代語版 によりますと

 信心を得て喜ぶ人のことを、如来と等しいと説かれている。
大いなる信心は仏性である。仏性はすなわち如来である。


と、書かれています。

 信心いただいたからと言って、私自身が偉くなるわけでも、人格者になるわけでもありません。
 「信心」とは、「私の信心」ではなく、「如来に賜る信心」(如来に帰依・おまかせ:仏さまの願いを心に受ける)なので、「信心」に「私の」は混じりません。
 「信心」は、全部いただきもの・仏心そのものです。

 「法語カレンダー」の解説書「心に響くことば」(本願寺出版社)によりますと

 私たちが賜った信心には、仏さまのお徳が全て備わっているので、

 その信心を得て「よろこぶひと」のことを「涅槃経」によって「如来とひとし」とまで讃えられているのです。
と、書かれています。

 私自身は凡夫のままですが、阿弥陀仏は、こんな私(覚りに、ほど遠~~い)をも覚らせたいと願われ、全ての功徳をこめ、「南無阿弥陀仏」と、私に届いてくださっています。
 私が、ではなく、本願(南無阿弥陀仏)を心に頂いて、如来さまとご一緒に人生を歩ませていただくことが尊いのだ と、お示しくださっていると味わせていただいております。
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする