雨の予報が思わぬ快晴になった。モエレ沼公園に行ってみることにした。
地下鉄東豊線で栄町へ、そこから直通のシャトルバスに乗り換え。バスは全然混んでおらず、快適だ(普通は車で行くんだろうな)。
モエレ沼公園について、さっそくピラミッド内のレストラン「E」へ。とにかく腹が減っているのだ。店内に入ると、店の人が「コース料理のみになります。1時間程度かかりますが、お時間大丈夫ですか?」とのこと。
なんだか、公園のレストランらしからぬ大げさな雰囲気だ。店内に入ると、まずはウェイティングルーム(写真!)に通された。テーブルセッティングが済むと、レストラン内へ。
コース料理は2500円、3500円、5000円の3種。ランチなので、2500円を選択するが、それでも結構な値段だ。さらにグラスワインが735円から・・・ チリワインを選択した所、酸味と香がちょっと強い、パンチの効いた味である。
最初に出てきたのはアミューズ4点盛り。小さなパイに鳥のクリームソースを掛けたものと、ラタトゥイユ、カニ身ヨーグルトソース、ヴィシソワーズである(但しメニューを説明してくれる渋いお方が、エラく小声なので、これは私の想像によって補われていることを了承願いたい)。
いずれも少量で、食べ終わると余計に空腹感が増している感じだ。
次の皿は魚(ホッケ?)のソテーとポーチドエッグ生ハム添え、別皿にボイル野菜サラダ、と来た。サラダの味付けはかなりシンプルで、野菜そのものの味がする。魚もシンプルな味付けで悪くない。
面白いのが次に出たスープで、ガスパチョの上に軽くソテーした北寄貝が乗せられている。野菜の味の出たとろみのあるスープに、殆ど生に近い触感の貝、大葉オイルがほんの少し掛けられ、彩りと香にアクセントをつけている。
メインは地鶏ローストの炭火焼に大根の煮たのと真狩村のメイクイーンのローストを添えたものである(説明が長いね)。鶏の香が非常によく、みっしりした肉質で良くできた焼鳥のようだ。ジャガイモが旨いのも、北海道のレストランとしては押さえておきたいポイントだろう。
最後にデザート。なんかよく分からんケーキとパイナップルのアイスクリーム(デザート類はよく分からん)。そしてエスプレッソとプチフールでおしまい。最初はどうなることかと思ったが、時間を掛けたせいか満腹になった。
オープンキッチンに前髪のクルクルしたシェフがいたり、前出のささやくようなウェイターがいたりしたこと。
ナイフが中近東の刃物のようなカーブをしており、食器類も一々デザインがかっていること。一々面白かったので、満足した。