以下、図書館の7冊。
■「黒いマナー」酒井順子
文中に酒井順子が「エッセイとはすなわち自慢話である」(by井上ひさし)という言葉に出会って赤面するところがある。ブログを書くのも同じようなことであると赤面する次第である。
■「世界文学必勝法」清水義範
世界の有名文学50編を分かりやすく紹介。私はほとんど名作文学というのを読んだことがなく、登場するなかでは3編だけである。ちなみに読んだのは「変身」「異邦人」「蝿の王」というベタなもの。
■「ネットいじめの真実」渡辺真由子
なかなか逃げ場のない辛い世の中である。私が子供のころにネットがなくてよかったと思うのであった。
■「ママチャリお遍路1200kM」サラリーマン転覆隊
四国のお遍路道はかなり坂道が多くて、歩きも大変なのだが、ママチャリというのも途方もなく大変そうだ。その実感が伝わってくるよくできた体験記である。
■「キラーリーディング」中島孝志
仕事のために読書を使おうとすると当然こういう読み方になるのだろう。私は趣味で読んでいるので、当然最初のページから順番に読むし、ある程度の時間はかかることになる。
■「私の昭和の終わり史」赤瀬川原平
昭和の終わりごろの日記エッセイ。野球に一喜一憂したり、ビートたけしのフライデー編集部襲撃事件に反応したり、この頃は老人力がついてなかったんだな。
■「本当は知らなかった日本のこと」鳥越俊太郎、しりあがり寿
私もかろうじて日本がアメリカとの戦争に負けたことは知っているのだが(←冗談です)、戦後すぐのことなんてよく知らないよなあ。高校まではカリキュラムでやりゃあしねえし、大学に入っても自分で勉強もしなかったしな。学生運動も死滅していて、新興宗教の方がリアリティがあるくらいだったりして(→それがオウム真理教へ…)。
余談1:今年、自宅のストーブが新製品に切り替わった。立ち上がりは非常に強力で、あっという間に暖かくなるのだが、その後がどうにもうまくない。なんだか肌寒くなっても再点火しないのだ。部屋の温度計を見ると20度程度、しかしストーブについている温度計が27度になっていたりする。「暖かいのは、お前だけだよ!」と突っ込みたくなってくるのだ。
余談2:来週は会社イベントが多くて大変なことになりそう。
余談3:冒頭の写真は銀座の靴屋さんにあった「金言」。そうだ、恥ずかしいことじゃないんだ…