散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

8月の東京(7)

2009年08月03日 23時09分05秒 | 飲み歩き・東京


最後の目的は、渋谷・立ち飲みとくれば「F」本店だ。開店と同時に入店したが、なぜか先客がいる。恐らく100人は入るであろうといわれている店のカウンターに陣取り、ビール小瓶、マカロニサラダを注文。

残念なことに、昼のモツ焼きが若干胃にもたれているのだ。おまけに店の人の注文の取り方がすばやく、動揺してしまった。食べ物はこの店名物と言われるものを知っていたのだが、飲み物があまり選択の余地がないとは知らなかった。ビール、日本酒はいいとして、焼酎は300mlの小瓶からのようだ。これからではそんなに飲めない。また、サワーやハイボールがメニューには無いようなのだ。

とりあえず動揺を抑え、マカロニサラダといいつつ、スパゲッティでできているサラダを食べる。マヨネーズに少量のケチャップを加えているのだと思うが、立ち飲みには持って来いのつまみだ。



後はハムカツやハムキャ別(←本当にこういう名前なのだ)が名物なのだが、どうも胃の調子が…。ということで燗酒と貝ひも刺しを追加。ようやくゆっくりと店内を見渡すと、この店の常連であるらしい大滝秀治、マンガ家のしりあがり寿などのサインが飾ってあった。



やや東京の暑さにやられ、最後の最後が不完全燃焼の旅であった。「F」本店はまたいつか来たいものだ。

この後は羽田空港に移動し、お疲れの帰宅。23時。16443歩。

8月の東京(6)

2009年08月03日 16時44分04秒 | ART


さて、24時間居酒屋も目的の一つだが、次はBunkamuraで「奇想の王国 だまし絵展」を見なくてはならない。さすがの東京も月曜日は美術館・博物館が軒並み休みなのだが、ここは月曜日にもやっているのである。

ヤーコプ・マーレル「花瓶の花」:花瓶のガラスに画家が映り込んでいるというテクニック。1640年頃の作品には珍しいのだろう。
バッティスタ・アンゴロ・デル・モーロ(帰属)「ヴェローナの近くに幻視として現れた聖家族」:街並みと聖家族が二重映しになり、どちらも幻視のようだ。
ヨハン・ゲオルク・ヒンツ「珍品奇物の棚」:細かい品物を高度なテクニックで描いた作品。こういうのが大好きだ。

デ・スコット・エヴァンズ「インコへのオマージュ」:画の表面に割れたガラスが描かれている。
ジュゼッペ・アルチンボルド「ウェルトゥムヌス(ルドルフ2世)」:1590年ごろに描かれた作品だが、周りの人から一体どう思われていたのだろう。
河鍋暁斎「幽霊図」:日本の作品もあり。幽霊の足元が上手い。

鈴木守一「秋草図」:画の枠から外につながっており、マンガのコマ破りに通じるものがある。
柴田是真「滝登鯉図」:鯉が滝の水にはじかれ、外に飛び出そうだ。
歌川国芳「人をばかにした人だ」:髷が縞の服を着た人だとは、初めて気がついた。

ルネ・マグリット「無謀な企て」:画家が空中に女性を描き出している途中の図。この作品日本にあったのか。
ルネ・マグリット「囚われの美女」:描いた作品が後ろの景色につながっており、彼の初めての画中画らしい。
ポール・デルヴォー「窓」:窓の外から覗き込んでいるはずなのに、窓の外の景色が見えるという変な作品。

サルバドール・ダリ「スルバランの頭蓋骨」:聖堂と人が頭蓋骨に見えてくるという、ダブルイメージの作品。
M.C.エッシャー「滝」:水の流れに目が行ってしまうが、変な立方体やサンゴのようなイメージにも着目だ。
杉本博司「ウィリアム・シェイクスピア」:残っているはずもない肖像写真。面白い。

パトリック・ヒューズ「水の都」:遠近法で描かれた建物の画を見ながら、左右に動くと予想以上の速度で建物も動いて見えるという驚きの作品(文章では伝わらないか…)。台形状に飛び出した立体に作品を描いているため見えるのだ。理屈はわかっても、何度も試してしまう。
福田美蘭「壁面5°の拡がり」:描かれている作品が5°の角度で壁に埋もれていこうとしているかのようだ。

日本の作品もあり、なかなか楽しい展覧会であった。私は去年じっくり見たのでそうでもないが、エッシャーが大人気だった。やはり、だまし絵=エッシャーか。

この後、暑い中をぶらぶら歩き、17時まで時間をつぶす。

8月の東京(5)

2009年08月03日 13時31分18秒 | 飲み歩き・東京
渋谷に到着し、まずは昼食だ。めったに渋谷に来ない私だが、一度行ってみたい店があった。渋谷のマークシティの周辺は意外と古めかしい焼鳥屋さんが多く、そんな中でも「Y」は24時間営業という恐るべき店なのだ(いつ掃除するの?)。



歴戦の勇士たちが飲んだくれているのかと思い、恐る恐る店に入ったが、親切そうなおばちゃんが迎えてくれ、飲んでいる人たちも1~2名で静かに飲んでいる人ばかりである。

おばちゃん「食事かい」
私「いや、飲んじゃいます。ビール」



ということでビールを飲み、一人客には嬉しいモツ盛り(5本)を注文する。まつことしばし、モツ(ナンコツ、カシラ、タン、ハツ、シロ)が到着。早速、カシラから食べる。なかなかいい感じの焼き加減だ。



シロは札幌じゃなかなか食べられないんだよなあと、嬉しくなり、さらにナンコツもあまり見ない形だが、これも美味しい。盛り合わせでないものは2本からになるので、レモンハイとレバを追加注文。このレバもなかなか美しい焼き上がりだろう。表面の焼き具合と、中のネットリした感じがいい。



超名店という感じでもないのだろうが、居心地良く、モツ焼きのうまい店であった。これで勘定が1280円なのだからたまらない。

8月の東京(4)

2009年08月03日 12時21分52秒 | 旅日記
夜中に暑くて目が覚めた時はかなり具合が悪かったが、朝6時に本格的に目が覚めた時は何とか調子が回復していた。サービスのミネラルウォーターを飲み、新聞を読む。することがないので7時半にホテルを出発だ。

さすがの東京も7時台は多少涼しい。豊洲に移動し、珍しくファーストフード店「FK」で朝食。鮭や納豆でご飯の方がよいのだが、食堂っぽいところでは食事を終了したらすぐに席を立たなければならない。ファーストフードならば多少時間つぶしが可能だろうという魂胆である。


→豊洲は開発が進み、なんだか大変なことに。

食べたのはライ麦パンのモーニングプレートセットというやつ。少々ボリュームが足りなかったが、予定通りコーヒーを飲みながら時間をつぶす。



この後、研修場所に移動し12時半まで研修。最近の研修は参加型が多くて疲れるのだが、今回は説明を聞いているだけなので楽だ。しかも昼で終了。この後、札幌に移動しても仕事にならないしなあ…。ということで、最初からこの日も遊ぶ予定だったのだ。

豊洲から渋谷へ移動。さてその行き先は…