散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

久々に全力で飲む

2009年08月14日 21時01分38秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
最近、仕事関係で飲んだ後に一人で飲むというパターンが多い。これはどうも精神的には良くないし、つい酒の度もすぎてしまう。今日は久しぶりに何の気兼ねもなく、一人飲み歩く(いつもそうしているように見えると思うが)。

1軒目は実に久しぶり、狸小路近くにある居酒屋「T」へ。



ビールと最初の通しはタコ・大根。今日の刺身3点は、ソイ、サンマ、カニ爪。いずれも良いが、今年初のサンマが実にうまい。





次にイカとゴロの包み焼き。これは酒に切り替えなくてはと金滴を常温でもらう。さらに出し巻き卵を食べて、1軒目は軽めに終了。2軒目はいつものバー「N」へ。





最初の1杯目は夏だからブルーハワイだ。写真を見ると、子供だましのカクテルを飲んでるなと思われるかもしれないが、アルコール量は相当入っている。酒に弱い人なら、これ一杯で沈没だと思う。



2杯目は前回に続き、アクアビット+カルヴァドス。カルヴァドス量を多くしてみたところ、香りがよくバランスが取れた感じに仕上がった。3杯目はジャマイカマティーニ。ホワイトラムが一般的なレシピなようでもあるが、ダークラムにしてみた。これまた強い。

最後にフェルネブランカ+IWハーパーのカクテル。翌日になってみると、バカみたいに強いカクテルばかり飲んでいるな。

会話の途中で、誕生日を少しすぎたばかりであることを話したのだが、そのためシャンパンのハーフボトルを頂いてしまった。Nさん、いつも申し訳ないです。

1軒目で控えめだったので、久しぶりに狸小路の途中でラーメンを食べる。いつもは醤油味なのだが、今日は味噌ラーメンにしてみた。ほどほどにうまい。




20090814ギャラリー巡り

2009年08月14日 17時13分38秒 | ART
8月11日にNEW STAR。
本日は、北大博物館→ギャラリーエッセ→キヤノン→富士フィルムフォトサロン→大同→たぴお→時計台→道新→大通→道銀→パルコ→スカイホール→さいとう→ivoryの14か所。

■北海道大学博物館「生物多様な部屋」。展示室の照明を落とし、ミニ懐中電灯で見る形式の展示(強い光をあてると標本がやられるらしい)。子供を連れていくと「お父さん、しょぼい」って言われるかもしれないが、私は結構面白かった。



なにしろ、あの絶滅したといわれる「鼻行類」の資料があるのだ(*)。鼻行類は南太平洋のハイアイアイ群島に生息していた動物で、鼻を歩行や捕食等に使用するという変わった動物である。ハイアイアイ群島で核実験が行われたため、種族丸ごとが全滅してしまったそうなのである。



■ギャラリーエッセ「PLUS 1 +柴橋伴夫企画 空間の触知へ-連鎖の試み」。4人の作家が展示しているのだが、統一感のある展示になっている。ギャラリーが正方形でお互いの作品を意識せざるをえないせいだろうか。窓が広く、外から眺める人が多いのも、このギャラリーの特徴だろう。

■キヤノンギャラリー「中筋純写真展 黙示録チェルノブイリ」。久々の平日休みで見ることができて良かった。チェルノブイリ原子力発電所の近くの町を中心に撮影した、非常に興味深い写真展だ。人の手が入らないせいでにょきにょき伸びる樹木を見ても「放射能で巨大化?」などと、場所が場所だけに勝手に感じさせられてしまう。また廃棄された建物は、軍艦島と同じように、生活感を残したまま朽ちて行くようだ。

DMになった写真では廃墟から何とも言えない茸状のものが生えており、この世界のなりたちが揺らいでいるのではと思わせるような作品である。たまたまかかっていた曲が、キングクリムゾンだったこともあり私の好みにピッタリな展示となっていた。しかし、キヤノンさん、土曜日だけでも開けてもらえませんかね。

■時計台ギャラリー「コレクション展」。有名どころでは小川原脩「山とりんご」(ちょっとシュールだ)、国松登「氷人・天馬」などが展示されている、見どころの多い展覧会。矢元政行「遊園楼」なんかは、作家の代表作と言っても過言ではないと思う。

そのほかにも人が雲のように漂う川畑盛邦「風景」、佐藤武の珍しい人物像「熱帯のイメージ」など面白い作品が沢山ある。荒巻義雄「もうひとりのわたし的スペキュラティヴ美術論」が配られていたので遠慮なく頂く。荒巻さんの本は36冊ほど買って貢献しているから、いいんじゃないか。

3階では「模写・デッサン展 鎌田芳治」。むーん、独創性は感じられないのだが、このテクニックは凄いぞ。

■大通美術館「第21回そらいろ展」。グループ展の中では大作・力作ぞろいの方に入るだろう。梅木美呂の作品が一番好みである。

■パルコ「ROCK’N’ROLL BAZAAR '09 in 札幌」。マイケルジャクソンの写真展、ビデオに人が集中していたが、奥の方でレッド・ツェッペリンライブ映像を流していたので、しばらく見る。「永遠の詩」ライブかな? ところでツェッペリンライブ時のTシャツを復刻したものがあったのだが、1万5千円だったため、意識を失う。

■さいとうギャラリー「大坂寛写真展」。母娘で展示を見ていた人がいたのだが、子供にこんなの見せてもいいのかというくらい、エロい写真展。いや、花の写真なんだけどね…。







(*)実は荒俣宏の本にも載っていたので、今日まで真に受けていたのだが、鼻行類というのはまったくのジョークなのだそうだ。解説員の人に教えてもらったのだが、危なく本当にいると思って紹介するところだった。

本日は出かける前に立ち寄ってみた

2009年08月14日 12時58分18秒 | 食べ歩き
やっとお盆休みに突入。今日はギャラリー巡りの前にビストロ「PE」に立ち寄る。次回ワイン会用のワインを預け、ランチを食べよう。まずは前菜。



枝豆のキッシュは歯触りがちょうどよい。焼き秋刀魚と大根のテリーヌは魚の風味が満点。留寿都豚のシュークリームは中のムースのようなものが、ほの温かいのだ。このなめらかな味はもっと食べたいところだ。

続いて、今日は珍しく冷製カルボナーラを食べる。結構気温も高いので冷たいパスタというのも悪くなかろうという考えだ。



カルボナーラって終盤くどく感じられるというイメージを持っていたのだが、これは最後まであっさりと食べられた。かといって家で作るパスタのように、味わいが寝ぼけているわけでもない。本体の味付けとハムの塩気のバランスが絶妙ということであろう。

最後にデザートは白桃のカタラーナ、赤肉メロンのソルベ、ショコラのラスク、グリオットチェリーとシングルモルトのミルクレープ。メロンが生々しい味で、私には珍しい苦手な味なのだが、カタラーナは冷たくて美味しい。シングルモルトのミルクレープはもっとモルト風味にしてはどうだろうか、などと他の客を無視した好みを書いておこう。



さてこれから街中へ出発だ。