散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

帯広の夏(3)

2009年08月16日 18時46分39秒 | 食べ歩き
美術館を出てしばらく歩き、「H」ホテルの洋食コーナーへ。今月は「幕別町フェア」ということで、幕別の材料を中心にしたコース料理を食べた。

魚介類のマリネと幕別町産チーズ・幕別町産そば粉でつくったクレープ包み



幕別町産野菜いっぱいのブイヨンスープ


これは優しい味ながら、物足りなさがない。


十勝産小麦でつくった平打ちパスタ・幕別町産大豆「十勝美豆」のクリーム風味


控えめな味。豆が入ってあうのかと思ったら、なかなかいける。


十勝沖サメカレイと活帆立貝のポアレ・幕別町産長いものピカタを添えて


サメカレイが非常に旨い。肉厚ながら淡白な味、エンガワ付近がトロトロしている。


チョコレート風味の幕別町産豆乳ゼリー・岩内産木苺のジャムとともに


甘さと酸味のバランス良く、新しい味わいだ。


悪くなかったが、思いもかけぬ散財だ。今日は事情があって、酒を飲まないでおく。

帯広の夏(2)

2009年08月16日 16時50分56秒 | ART
帯広に到着し、16時頃帯広市美術館へ。本日の特別展は「没後50年北大路魯山人展」である。今回は個別作品ではなく、全体的な印象のみ書いておく。

・近美、大丸で見たから、あまり期待していなかったが…
・魯山人の作品に料理を乗せるイメージがなかなかわかないのだが、展示室の壁に料理を載せた写真が貼ってある。これは分かりやすい。
・料理を作ったのは「懐石辻留」で、なるほど使いこなしている。
・料理は飛竜頭炊き合わせ、まながつお幽庵焼、伊勢海老、鯛姿焼きなど

・木彫りの「刻字」はなかなか興味深い。宣伝用の看板だが、よくできている。
・絵画もなかなかやるな。「武蔵野富士図」などは横山大観とまではいかないが、真正面から富士山を描いた大作だ。
・星岡茶寮で使われた食器はかなり実用的だ。しかし帰ってそのシンプルな器の方が好みである
・その他にも酒器、漆芸、篆刻の作品が出品されており、なるほど「総合芸術家」と呼んでもいいような気がしてきた。

なかなか興味深い展覧会で、時間がないのが残念だ。あわててコレクション・ギャラリーの「線のヴァリエーション」も見ておく。

・手島圭三郎「病める老馬」:作者には珍しいテーマ(知らないだけか?)。
・長谷川哲「HOME 1997-2」:写真をコピーしてインクが定着しないうちに線を引いた作品。丘に家があり、ワイエス風に見える。
・矢柳剛「宇宙と人間D」:よく見るポップな色彩の作品とは全然違った暗い抽象画。しかし、世界が爆発したような素晴らしさがある。

見どころがあるが、時間がない。閉館とともに外に出る。