散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20090809最近読んだ本

2009年08月09日 21時09分30秒 | 読書
■「謎の聖都 グインサーガ128」栗本薫
ついにミロク教の謎がベールを脱ぎだし、恐ろしい感じのストーリー展開になる。しかし、次巻あたりが最終巻なのだろうなあ。残念無念。

■「ぶぶ漬け伝説の謎」北森鴻
程よくユーモラスな京都ミステリ。食べ物飲み物の描写もよろしい。

以下、図書館の5冊。
■「危ないお仕事!」北尾トロ
新聞拡張団に入って体験アルバイトをする話は、人間味があってかなり面白い(再読)。

■「「婚活」時代」山田昌弘、白河桃子
ふーん。読んでおいて、関心がなくてスマン。

■「麻原を死刑にして、それで済むのか?」渡辺脩
あまりに大規模事件のため、裁判手続きが不十分な面があることは理解できる。しかしこんな事件が起きた理由を掘り下げることに、どれだけの意味があるのだ? (暴論かなあ)

■「仏像のふしぎ」瓜生中
特に不思議な話はなく、一般的な入門書。

■「オモロイ坊主のアジア托鉢行」藤川チンナワンソ清弘
バブル三昧だった筆者がなぜか出家。アジア各国を周り国情と仏教の現状を知る。振り返れば、日本の仏教はほぼ死滅状態といえるだろう。

東京国立博物館セレクション

2009年08月09日 17時27分44秒 | ART
今度は東京国立博物館の常設展。こちらも写真撮影は可能で、著作権の切れたものだけアップしてみた。フラッシュを焚いていた外国人のお姉さんが怒られていたので、気をつけよう。

地味だけど国宝シリーズ3点。

■国宝「延喜式巻第九」



■国宝「金銅能作生塔」



■国宝「竹斎読書図」伝周文



今回の仏像4点。

■国宝「四天王立像 広目天」浄瑠璃寺



■重文「毘沙門天立像」道成寺



■重文「十二神将立像 辰神」伝浄瑠璃寺



■重文「十二神将立像 未神」伝浄瑠璃寺



■国宝「片輪車螺鈿手箱」
国宝好きなので、国宝のオンパレードになってしまった。権威に弱くて厭らしいなあ。



■重文「老猿」高村光雲
カッコいい。猿の姿なのに「精神性」という言葉を持ち出したくなる。



以上。

20090809ギャラリー巡り

2009年08月09日 15時57分49秒 | ART
やっと札幌にも夏が来た感あり。しかしうかうかしていると、すぐに涼しくなってくるのが北海道の夏だ。

8月6日にSTV北2条ビル。
今日は近美→資料館→コンチネンタル→茶廊法邑→品品法邑→趣味の郷→Ivory→ARTスペース→丸井→さいとう→スカイホール→4プラ→大通美術館→ウェストフォー→道新→富士フィルムフォトサロン→道銀駅前支店→JRタワーART-BOX→大丸→紀伊国屋と、久しぶりに20か所。

■北海道立近代美術館「チベット展」。今日もおみくじ形式の守り神を引いてみたところ、「白傘蓋仏母」というのが出た。愛と慈悲の神で、顔、手、足が千づつあるらしい…。

ところで髪の毛が青い仏様が何体かあったのが不思議だ。岩内の帰厚院大仏も髪が青いのだが、人を超えたものということなのだろうか。そういえば、時々髪の毛が紫色のおばちゃんっているよね。

■札幌市資料館「六花(りっか)展」。あいかわらず湯淺美恵「何時か何処かで(夢)」が時の流れを感じさせる作品になっている。

■コンチネンタルギャラリー「PLUS 1 Groove」。ダム・ダン・ライさんの「La.La.LA」は紙製の等身大人形がバレエポーズをとっているような感じだが、なかなかに恐ろしい雰囲気。千代明「無意識の領域」は紡錘形の漆作品だろうか。調和のとれた美しさがある。

■茶廊法邑「佐藤孝写真展「ミクログラフィア -'90~'09 回顧展-」」。どこかで一度見たことがあるが、化学物質を写真に撮って実に美しい作品にしているのだ。一原有徳が言葉を寄せていたのだが、それがよく分かるような雰囲気。ぜひ見てほしいと思う。

■品品法邑「版画三人展」。石井誠「Respiration」シリーズは象・鹿・鳥のシルエットを浮き上がらせたような作品。また新しい工夫のような気がする。「つなわたり」と言いながら、明らかに人が落下しているような作品も気になるところ。

川口巧海「千の祈り」は金色の千羽鶴という嫌らしくなりそうな題を上品に仕上げている。メゾチントも好きだ。林由希菜「かえろう」はメルヘン世界だけでなく、人物が登場した所が面白い。一つ成長と見るがどうだろう。

■ARTスペース201「芸術団Jam.20」。宮崎亨の「ここにいていいのか?」。あまりに所在無げな物体が面白い。

■さいとうギャラリー「第36回馬齢会展」。さりげなく砂田友治の作品が2点。骨格が太い感じがする。

■大通美術館「第1回一期会北海道支部展」。よく知らなくて申し訳ないが、上手い人が多い。

見終わったところで、ビールでも飲めれば最高なのだが、残念ながら今日は禁酒日。先週間違いなく飲みすぎたので、やめておこう。キリンレモンを買って帰宅。

交通局の食堂

2009年08月09日 11時42分05秒 | 食べ歩き
札幌市交通局の食堂としては、ひばりが丘駅に併設されているところには行ったことがある。先日、雑誌「札幌人」で豊水すすきの駅の近くにもあると知って、行ってみたいと思っていたのだが、今日はちょうど東豊線に乗ったので、初訪問となった。

ビルの2階の結構広い食堂に、先客はわずか1人。おい、大丈夫か? 疑問に思いながらもA定食ごはん普通(大盛、小盛ともに食券の自販機で購入できる。きめ細かい)を注文。

マンガを2冊用意していると、定食が出来上がった。そのお姿をみると、メインの鶏には野菜が添えられ、ミニロールキャベツまで付いているとは中々ではないか。早速鶏一切れに、ご飯を頬張る。うーむ、今出来立てではないものの、十分暖かい鶏肉は味付けがしっかりしている。そして皮目をきちんと焼いているのが今でもわかる状態なのだ。



ロールキャベツはトマトのあっさり味(中身なんだろう?)。ほうれん草胡麻和えとともに、野菜が結構あるのも嬉しいところだ。これは十分満足な定食といえるだろう(480円だし)。相変わらず誰も来ない食堂で、私はゆっくりお茶を飲んで、マンガを2冊読み終えた。

東京国立近代美術館セレクション

2009年08月09日 07時31分22秒 | ART
■青木茂「運命」
彼の作品には独特のモヤっと感がある。



■藤島武二「匂い」
上手い。ちょっとタイトルがやらしいかも。



■佐伯祐三「自画像」



■関根正二「三星」
「信仰の悲しみ」よりこっちのほうがずっと好きだ。



■中村彜「大島風景」



■三岸好太郎「雲の上を飛ぶ蝶」
この他に、確か「少年道化」も所蔵されているはず。



■松本竣介「工場付近」



■萬鉄五郎「裸婦(ほお杖のひと)」



■萬鉄五郎「裸体美人」



■萬鉄五郎「もたれて立つ人」
「寝るひと 立つひと もたれるひと」という小特集展示をしていたのだが、萬の作品ではこれが一番好きだ。



ごく適当に撮ってるので、下手だとか追及しないように。